2020/10/08ファイブポケッツトート
明日はランディングネット、コンクルージョンの発売と同日に、上写真の「ファイブポケッツトート」の予約開始も予定しています。このトートバッグは春の企画立ち上げから材料吟味、縫製など多くの試作を経て、製作開始までずいぶん時間を要しました。今年の5月、おおよそ形になったところから、さらに縫製方法の追加変更などで、職人を困らせながらも完成への道のりを短縮することはしませんでした。(お待たせしました。)
結果、その苦労の甲斐あって私たちは自信を持って、この「ファイブポケッツトート」の予約開始を迎えています。このトートの特徴はなんと言っても縦横左右の4つの側面に内ポケットを配している点です。スマホや財布、鍵といった細々としたものを4箇所、別々の場所に収納できます。最後は中央のメイン部分を含めて「ファイブポケッツ」となります。
拘りは続き、ショルダーストラップの金具は革に合わせて重めの真鍮製。取手の革ハンドルも縫い合わせで丈夫にしています。布部分は麻混合帆布で表情を出しながら内ポケットの二重張り効果も相あって丈夫で自立させやすい。
最終サンプルとして完成した「ファイブポケッツトート」はシンプルな形状で良質な素材ばかりを使用しているので、ビジネスシーンでも使えると思います。最も広い側面にはA4ノートやiPad、ノートPCなど薄型で面積のあるものを収納、保護もできます。価格は¥29,800(税抜)もちろん日本製。仕上がりはあとひと月ほどの11月初旬の納品予定となります。ご予約をお待ちしています。(受付開始は予定どおり明日10月9日です。)








10月09日販売予定のコンクルージョンの中から内径23cmの「シャム柿・極上」をご紹介します。その名前から「黒柿」と比べられますが、魅力は全くの別物。黒柿が東洋の水墨画なら、こちら「シャム柿」は西洋のドローイングのような美しさ。意思を持って描かれたような模様は、見れば見るほど摩訶不思議なものです。
別名バイオレットウッドとも呼ばれ、世界で唯一天然で紫を発色する銘木。その美しいスミレ色と導管のきらめきは、ウッドでありながら鉱石アメジストのよう。 面白い事に、削りたての時は「茶褐色」をしているのに表面が空気に触れる事で変化し、この紫色を発色するのだそう。経年で色は更に変化してゆき、パープル→ダークパープル→パープルブラウン→ダークブラウンへ。 一見しただけではその魅力の全てが分からないのが奥深き銘木の世界。これを手にした方はすでに、銘木沼の入り口に立っているのです。
ペルフェットよりスナップケースが入荷しました。前回、限定作成した際にあまりに反響と再生産の要望があったそうで、今回、新たなカラーをまとって登場です。重量感から真鍮製と思われ、ロック機構が付いていたりと小さいながら凝った作り。価格も1800円(税抜)とお手頃です。少量入荷となりますので前回買い逃された方はお早めにどうぞ。
ロッド:アウトバックビリーバーOBB67MS+6ftBORON HANDLE
昨日に引き続き、10月09日に販売のコンクルージョンより内径26cmの2本をご紹介します。1本目は「クラロウォルナット瘤」。ブラックウォルナットを台木に、ヨーロッパ産のイングリッシュウォルナットを接ぎ木して出来る非常に珍しい品種です。2つの異なるウォルナットの拒絶反応から生まれる激しい瘤模様と複雑な色彩は他のウッドでは出せない独特のものがあります。ただでさえ希少価値が高い樹種ですが、接ぎ木により成長が極めて遅く、材は枯渇の一途なのです。
2本目は「クラロウォルナット杢」。先ほどの瘤とは部位違いとはいえ、全く別種のよう。そう、この樹種の面白いところは、この個体差にあります。「ブラックウォルナット」の部分が強いか、はたまた「イングリッシュウォルナット」の部分が強いか。同じ樹種内でありながら全く異なる表情を見せる様は、さながらロバート・ルイス・スティーヴンソンの小説「ジキル博士とハイド氏」のよう。銘木通にクラロ好きが多いのも納得です。