2026/09/11リールメンテの季節
色づく秋、渓流禁漁まであと2週間。川の中に立って自由に歩けるのもあと数回になりました。少し気が早いですがオフの楽しみといえば道具の手入れ、新調、更新ですね。ABU2500Cシリーズのチューニング依頼がこれから多くなります。上はうちのチューニングマスター・赤間慶太氏です。ご存知クルーズの船長(東浜)でもあります。
この日はちょうど74年製の2500Cをオーバーホールメンテしているところでした。アベイルのパーツ組み込み依頼も多いのですが、この方はブラックバスに使用する上でオリジナルパーツでまずはOH調整で調子の悪い部分を直してもらいたい依頼でした。
調べるとブレーキプレートのジュラコンがに割れていてクラッチに不具合が出ていました。ここはアベイルのブレーキプレートに交換して回転調整。謎のハンドパワーで調整をしております。(笑)
ブレーキプレートをアベイル製に変えた場合、多く発生しているのが遠心ブレーキユニットとの干渉です。ここを0.01mm単位で少しづつ薄く調整して干渉をなくしていきます。*アベイルの遠心ユニットであれば問題なし。
何度もはめて回し、はめては回し、研磨、回し・・・を繰り返して地球駒のように回転するようになりました。オリジナルの状態でもおそらく5〜6gくらいからは快適に投げられるはずで、バスフィッシングでは相当快適なリールに仕上がったと思います。
アベイル サイドカップナットマイナスドライバー ABU Ambassadeur用も入荷。メカに強くない人もブレーキ調整やベアリングの注油で開ける方も多いはず。なにより市販のマイナスドライバーではガタついて滑りそうなサイドカップやレベルワインダーのネジが快適に開け閉めできるのが便利ですよ。【アブ、アベイルリールの調整、メンテについてはこちらをご覧ください。】








昨日、約2年ぶりに受付を再開したフライリール・ゴードン。早速ご予約を頂きました皆様ありがとうございます。ご用意していた台数分の付属スウェードリール袋が無くなったため、以降のご注文分は布製またはフリース素材のリール袋のいずれかを付属させて頂く予定です。
アメリカンクラシック・スタイルを踏襲しつつ、各部を日本渓流魚に似合うバランスへモディファイしたデザイン、金属パーツによる趣のあるチェックサウンド、傷が入るほどに格好良いハンドポリッシュによる仕上げ。小粒な中に、手作りならではの魅力が凝縮されたフライリールです。
往年の名機達のような風格を持ちながら、現代のグラスロッドやグラファイトロッドにも合わせられるようカスタマイズされたカスケットオリジナルのフライリール「GORDON:ゴードン」。
こちらは先日、調整でお預かりしたお客様の一台。大切に使い込まれてリムは傷だらけでしたが、沢山の思い出を共にしたであろうその表情は本当に格好良い雰囲気に育っていました。
丁寧な手仕事で作り上げられたリールにしか出ない独特の雰囲気。僕はそれが好きです。
ぜひともこのリールを、小渓の宝石のような鱒達の傍に添えて下さいませ。
今年の釣りはもう少しありますが、メンテナンスの準備に取り掛かります。
ウエーディングブーツはソールが減ります。シムスのブーツは
【ワンポイントアドバイス】
源流のシャワークライマーには一般的なウールフェルトはアクリルフェルトと比較して滑りにくいです。その差は歴然です。その秘密は素材の柔軟性に富み、それが最後まで持続するためです。わずかな突起の岩や凹みにもフィティングします。上図のように足元の岩の形状にぴったりと密着するためにフリクション(摩擦力)が向上し滑りにくくなるのです。
50過ぎると川を渡るのが怖い・・・そんな方も多いのではないか?
いくつかの軽量なステッキを使って試していますが、この柔らかなケースに入れていると腰にないみたいに軽いです。ここ数回、ケースもステッキも数種類を自分で試しており、ケース完成の折にはおすすめステッキも紹介しますね。
ケースは軽量で濡れても大丈夫なネオプレンで作ります。形状はシンプルでオーソドクスですが脱落防止のリングを付属したり、
水抜きの穴を配したりと細部を煮詰めて、トラウトオフに予約会→製作をする予定です。
新作ミノーも最終プロトに向けて調整中。アウトバックビリーバーやしなやかなトラディションでも動きをチェックしています。とても良いものができています。これも皆様へオフの楽しみにしていただきます。今月もあと少し、川に行きましょ!