
先日、久しぶりに人里離れた源流部へ山女魚を釣りに出かけました。

こんな崖を何度も登ったり降ったり・・・(笑)水中よりもはるかに陸上を歩く事が多いこの様なシチュエーションでは、ビブラムソールの歩行力が結構心強いと感じます。僕はG3ガイドブーツのビブラムを愛用。軽さやグリップ力ではフライウェイトシリーズに譲りますが、過酷な遡行を物ともしない耐久性はG3ならでと感じます。

この日は、旧カスケットスタッフ「シゲ」こと椎葉さんと一緒に超源流部を釣り上がりました。僕らには壁のように見える崖を、相変わらずトントントンっと簡単に駆け上がる様子はさすが。さながら鹿の様なのです(笑)

そんな彼は新しくなった「フライウェイトブーツ」のビブラムを愛用。変わらない軽さと向上した剛性感に「なかなかイイよこれ!」と太鼓判を押していました。

岩陰に隠れながら、ポケットウォーターを丁寧に探っていきます。こんなリーダーから先しか出ていない様な至近距離をコントロールしながらポンポン打っていく釣りには、スコット社が誇るファイバーグラスロッド「Fシリーズ」が本当に使いやすいです。

この時期のこのポイント、例年ならコカゲロウ系が吹雪のように舞っているハズ・・・だったのですがこの時まだ気温が低い事もあってか全く不在。わずかにカディスが飛んでいる様だったのでエルクヘアカディスに変えると見事に反応してくれました。ロッドはFS723/5。

傷一つない魚体、ビッシリと入ったパーマークや黒点、濃密な色合い。この日、最も美しい一尾は椎葉さんが仕留めました。ロッドはスコット50周年モデル「F703/4(完売)」。源流山女魚の琥珀色の胸鰭に、ハニーカラーのブランクが見事にマッチしていました。

椎葉さんの毛鉤はテラシマフライの「レトートホッパー」。もとはバッタのイミテーションとされますが、そのシルエットはまさしく大きめのカディスにも通じてます。この日はとにかくカディス系が大正解。(不思議なくらいそれ以外に魚が無反応・・・)

ひと通り釣り上がったところで、お腹がグゥ〜。実は今日、釣れた山女魚はキープしてあるのだ!さーてこの後は待ちに待ったランチターイム!!
つづく