2025/11/25ベゼルグリップ(あと縮み杢)のラインナップ公開
ベゼルグリップ(あと縮み杢)の商品ページを公開しました。
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ベゼルグリップ(あと縮み杢)の商品ページを公開しました。
僕自身に11月は特別な目標を持っていました。妻の誕生月である11月は癌治療から半年を経過した時期で、治療を開始した時から「なんとかこの月までは元気でいるぞ」と妻と旅行の計画を立てたのです。
釣りは二の次の気持ちでしたが場所は支笏湖に決めました。ここ最近、温泉が好きな妻が宿からどこにも行かなくていいのでゆっくり温泉と時間を楽しみたいという希望からです。露天風呂は熊に襲われるのが嫌だから部屋内の風呂付き宿に宿泊。老舗らしく雰囲気のいいお宿でした。
僕の治療は奇跡的にうまく進んでおり、医者に言われた最悪の場合の余命も越えました。体調もすこぶる良く、味覚がおかしいですが、それでも食事はモリモリ食べて体重も維持しています。
そうしてスーツケースにはコンパクトになる4分割+ボロンハンドルのレッドフォードを入れて、1日だけ支笏湖の湖畔に立つことにしたのです。つづく
27日販売アイテムの第3弾は「訳ありベゼルグリップ」。何が訳ありなのかと申しますと・・・
私たちが勝手に「あと縮み杢」と呼んでいる変形現象が起こった個体達です。カスケットのボロンハンドルやベゼルグリップは通常、製作される工程で真空樹脂含浸などを施し、釣具としての防水性を持たせると同時に杢が変形などを起こさないよう徹底的に処理してあります。
しかし特に極上の杢や瘤であればあるほど繊維構造が激しく変化しているものが多々あり、ごく稀に変形防止の処理を突き破って木が動く、つまり製品になった後に縮んだり変形したりする個体が現れることがあるのです。
繊維構造に合わせて表面が隆起するもの、陥没するもの、ヒビ割れるもの、収縮するものなど、その変形症状は様々です。
本当に極上クラスの杢ばかりで、いずれも道具として使用するのには全く問ありません。しかし金具との間に僅かながら隙間が出来たりしている物もあるため今回「訳あり品」として販売させて頂くことにしました。
その荒々しい表情は、製品的に本来マイナス要素なのですが、極めて生命力に溢れており、杢好きとしては非常に興味深い個体達です。銘木製品を、元は生きていた一つの生命として、その個性や背景も含め愛して頂ける方達にお届けできればと願っています。
商品ページは明日夕方公開予定です。ご期待ください。
27日販売アイテムの第2弾は「チューニングフォークボロンハンドル各種」。こちらはサンプルで製作したものや、残念ながらお客様とご連絡が取れなくなった物などの販売となります。
タイプは5ft〜7ftクラスのスピニングまたはトリガー、リールシートも極上の瘤杢からエンブレム刻印まで。今回様々な仕様の完成品ハンドルを販売させて頂きますので、お探しだった方も、初めての方もぜひこの機会にご注文頂けますと幸いです。
商品ページを公開いたしましたので、下記よりじっくりご覧ください。
27日販売アイテムの第1弾は「ボロンハンドル用トラウトブランク」各種。こちらは残念ながらお客様とご連絡が取れなくなった商品達です。数は少ないですが、渓流用のマークスパイダーから中本流用のレッドフォードまでございますので、ぜひこの即売会の機会にご入手頂けますと幸いです。
商品ページを公開しましたので、スペックなどをご覧頂きながらじっくりご検討下さいませ。