サイズ#14
世界で最も知られているニンフの傑作として挙げられるのがフランク・ソーヤー氏の「フェザントテイルニンフ」ですが、そのインスピレーションの元になったと言われるのが、ペイン・コリアー氏が考案したこの「フェザントテール」ドライフライです。
このフライはソーヤー氏が生まれる10年以上前の1895年に誕生しており、少なくとも文献上ではフェザントテールをボディに纏った世界で最初のフライであるとされています。
当時最も影響力のあったアングラーの一人であったG.E.M.スキューズ氏は誌面でこのフライを絶賛し、その文学的な影響によって20世紀初頭に大流行したそうです。
その後フランク・ソーヤー氏はこの釣り文献を研究、実践し後の伝説的なフェザントテイルニンフに繋がったとされています。
フェザントテイル(雉の尾羽)を使いワイヤーで補強されたボディ、ハニーダン色のテールとハックルの繊細なシルエットが特徴で、ライズ狙いやスレたフィールドでのパイロットフライとして重宝されたと言います。