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2022/03/16千年の埋れ木・神代

スタッフ コーヘイ

本日は、3月24日販売の5ft用ボロンハンドルの中から、千年以上地中に埋まっていた杢「神代」の2種をご紹介します。 1本目は「神代欅(ケヤキ)」。強靭で狂いが少ないうえ耐朽性にも優れ、漆器や和箪笥、和太鼓、お寺の建築材など、まさに日本を象徴する物には必ずと言って良いほど使用される国内有数の素材。通常のケヤキはキツネ色とも言える橙色ですが、こちらは千年以上ものあいだ地中の成分で染め上げられることにより、えも言われぬ濃淡を纏った暗褐色へと変化しています。少し乾燥してくると色味がやや明るくなり、杢模様が浮かび上がってくる変化も銘木好きにはたまりません。 2本目は「神代楡(ニレ)」。野生では谷地や川辺など湿潤な場所に自生し、その昔ヨーロッパでは水道管に使われていたというほど、水との相性が良い樹種。実は1本目にご紹介したケヤキとは同科で似た特徴を持っているとも言われますが、地中での染まり方は全く異なるのが面白いところ。通常杢は薄橙色をしていますが、こちらは複雑な緑灰色の濃淡と縮み模様が現れており、杢の持つ面白さを存分に味わえる一本です。

2022/03/15フライ関連の嬉しいニュース2つ。

スタッフ コーヘイ

フライフィッシング関連で嬉しいニュースが飛び込んで参りました。一つ目は英国ハーディー社より「Light Weightリール」の限定復刻。それもモチーフとしたのは巷で「ヘビーU」や「ラージU」と呼ばれる初期型の「2スクリューラインガード」タイプ。もちろん英国・アニック製。(待ってました!!) おまけに伝統の「ロッドインハンド」マークも刻印されて、あら素敵。国内では一番人気の「Featherweight 3/4番」はもちろん、最小サイズの「Flyweight 2/3番」から最大の「St Andrew 8/9番」まで目白押し。これは予約しない手はありません。

もう一つは、現在つり人社が行なっている、クラウドファンディングによる、鬼才ゲーリー・ラフォンテーン氏の名著「The Dry Fly」の翻訳出版プロジェクト! (なんとマニアックな!笑) 翻訳者は、FFIのマスターインストラクターであり、数々のフライ書籍を翻訳されてきた東 知憲さん。掲載するフライ作例は、日本屈指のプロフライタイヤー備前 貢さんという超豪華な内容です。 僕も先輩からお借りしているラフォンテーン氏の書籍(原書)を読んでいますが、先人達の凄さを痛感すると同時に「英語」という言葉の壁によって、微妙なニュアンスまでは掴みにくかったのも事実でした。だからこそ今回の企画を知った時は、それはもう歓喜の涙(大げさ)、すぐに支援したのであります! もちろん達成すれば書籍を送ってもらえますし、何と言っても「支援者」として巻末クレジットに自分の名前が掲載されるのですって!また今後の海外名著の翻訳出版にも繋がるとの事ですから、ご興味のある方は是非一度ご覧になって下さいまし!!

ゲーリー・ラフォンテーン「The Dry Fly」翻訳プロジェクトページはこちら

「The Dry Fly」特設サイトはこちら

本日の道具

2022/03/145ft用ボロンハンドル販売会のお知らせ

スタッフ コーヘイ

ボロンを内包し、希少銘木とジュラルミン金具、良質なコルクで包んだハンドル。使い込まれ、大切に引き継がれてきたアンバサダー。 美しい渓流魚たちの傍に添えるのなら、道具もそれに恥じぬよう美しいものであってほしいと、いつもそう思います。 カスケットの情熱が詰まったボロンハンドル&トラウトロッドブランクなら、思い出も写真もきっと、特別なものになるはずです。本日、5ft用ボロンハンドル・トリガーモデルが入荷いたしました。現在公開の準備を進めており、2022年3月24日(木曜日)に販売を開始する予定です。ご期待下さい。

【3月24日(木曜日)】販売会・詳細

(0):【12:00〜12:30】商品ページ閲覧のみ可能 

(1):【12:30〜12:40】会員向け優先販売 5000〜12000Cマイル必要

(2):【12:40〜12:50】会員向け優先販売 3500〜10000Cマイル必要
 
(3):【12:50〜】一般販売 Cマイル不要

※優先販売時間内(12:30〜12:50)にボロンハンドルを購入する場合には、「Cマイル」が必要となります。
テイク&サンズ・2022秋冬のご予約受付は明日で締め切りとなります。国内のアトリエ工房で少数しか作らないからこそ、世間に数多あるアウトドアウェアとは一線を画す作品的な仕上がりを楽しむことが出来る稀有なウェア達。
(着用画像はカスケットのT藤 賢一ことスタッフ・ジュン。178cm、53kgでサイズ3を着用。) 本日は、私コーヘイの個人的なオススメを数点。まずは「W・L・C BAND COLLAR SHIRT」。まずは生地がいい!良質なウール・リネン・コットンを混えることで柔らかさとシャリ感を併せ持つ独特の質感が着ていて気持ち良い一枚。 また織りで表現された繊細なチェック柄、エリ無しのバンドカラーも今の気分です。巻き伏せ本縫いや貝ボタンなどディテールの素晴らしさ、袖口にドレープを寄せたエレガントな仕立ても最高。クルッと袖をロールアップして春秋の渓流にも羽織りたい一枚です。 続いて、珍しいボアフリースのエリ無しプルオーバー。もはや定番のフルジップは見飽きた感すらありますが、これは新しい。ややルーズなサイジングでガボッと被れば、有りそうでなかったスタイルの完成です。 さらに前立て、ポケット、袖口はコーデュロイを組み合わせているのも面白い。パンツタイプのウェーダーと組み合わせてフィールドに立ったなら、それはもうオシャレなこと請け合いです。

本日の道具