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2023/01/24ディスプレイ&ツールスタンドDECO凸

スタッフ コーヘイ

DECO凸は、ベゼル&ボロンハンドルのディスプレイスタンドであると共に、フライタイイングのツールスタンドとしても機能します。銘杢の表用を活かしたデザインを眺めていると、まるで渓流に佇む流木のよう。「っシャ!いっちょ巻きますか!!」とタイイング気分を一層盛り上げてくれます。 アレコレ出して、カオス状態に散らかってしまったデスクもDECO凸ならスッゴク絵になる。ついついパシャリと写真に収めたくなってしまいます。今回は種類&サイズ共に様々なものが入荷していますので、明日はその一部をご紹介予定です。ご期待ください。 販売スケジュールはこちらをご覧ください。

2022/12/29ゲーリー・ラフォンテーン「The Dry Fly」

スタッフ コーヘイ

年の瀬に心躍る荷物が届きました。つり人社さんのクラウドファンディングによる翻訳プロジェクトによって実現し、東知憲さんが和訳されたゲーリー・ラフォンテーン氏の大書「The Dry Fly」。この重厚で濃密な文章を日本語で読めるなんて、嗚呼なんてシアワセ。早速、氏のフライ「フレームスローワー」を巻きながら一人悦に入っております。 なんてったって嬉しかったのは、この記念すべき名著の日本語版に、支援者として自分達の名前が刻まれたこと。恐縮ながらテシマと僕の名前もデカデカと載っております(笑)。 こんな素晴らしい企画がもっともっと広がって続いてくれることを願いながら、年末年始は読書にフライタイイング三昧、こりゃ大忙しになりそうです。

2022/10/13C.F.O.リール復刻

スタッフ コーヘイ

オービス創業者Charles Frederick Orvisの頭文字を冠した名機「C.F.O.リール」が、販売50周年を記念して復刻されました。C.F.Oと言えば、オリジナルは70年代に伝説的リールデザイナー「スタン・ボグダン氏」によってデザインされ、ハーディ社によって製造されていた名品中の名品。 当時は鋳造で作られていたため、落下などで割れてしまうことも多く、予期せぬ最後に涙された往年のファンも多いかと思います。改めて今復刻は高強度を実現する「バーストック・マシンカット」で製造。さらに「MADE IN USA」。カラーは、オリジナルのガンメタに比べ、ブラックでより精悍さを増したように感じます。スコット等、黒金具を採用しているロッドとの相性はいわずもがな抜群です。 アウトスプールであることや内部のシンプルなチェック機構も基本的には変わっていません。(メタルのプレートパーツが増えてややメカニカル感が増しています。) リールフットは現代的に肉抜きが大きくなされ、軽量化に一役買っています。この辺りはオリジナルに忠実というより、進化を優先するトコロにアメリカらしい合理性を感じます。 付属品はネオプレンのオリジナルポーチ。画像では見えませんが、水気が抜けやすい穴開きネオプレンを使用しているのはとても実用的。伝統を守りながらも進化も見せるMADE IN USA。サイズは日本渓流で最も多用する3-5番ラインに対応し、価格もお手頃。熟練の毛鉤釣り師も、これから始める方も手放しで喜べる素晴らしい復刻です。

本日の道具

メーカー発注してから2年近くの時を経て、ようやくスコットのバンブーロッド「SC」が入荷しました。スペックは7フィート2インチ・3番・3ピース(2ティップ)。日本が誇る山女魚、岩魚に最高な1本です。 バンブーロッドというと、どうしても工芸的仕上げ、所有感、釣り味といった趣味性の方向にばかり話が向きますが、スコットはあくまで釣竿としての実用性に目を向けています。 伝統や仕立ての美しさは大切だけど、スコット社にとっては道具として真に優れていなければ意味がないのです。 たしかに高弾性カーボンに比べ、ロッドの自重だけでも十分に曲がり、反発速度が遅いバンブーロッドは、キャストスピードをスローに出来ます。ゆっくり投げられる結果、コントロールしやすいうえ、水面、魚へのインパクトも最小限に留めることができるなど、実釣において機能的なメリットも多いと思います。 フライラインがほとんど出ていないような超至近距離だって実に得意。小渓流などでは実際よく直面しますが、これを難なくスムーズに行うのは高反発なグラファイトにはとても真似できない芸当です。 もちろんスコットSCは、その造りも超一級。濃いフレーミングに美しいバーニッシュを施したブランク、芸術的なスレッドワーク、瑪瑙リングのストリッピングガイド、酸化処理を施した金具、特別なキャップ&リング、最高級コルクを使い職人技で成形されたグリップ、アンボイナバールのシートフィラーなど、考えうる最高に贅沢な仕上げを凝縮。さらには付属のロッドソックスや磨き上げられた真鍮製キャップをつけたロッドチューブまで、全てがスペシャルなのです。 またバンブーロッドは繊細な道具ですが、間違った使い方をしなければ決して脆いものではありません。状況によってはカーボンより耐久性があると言える場合もありますし、破損時も完全に破断していなければ繊維を束ねて修復することが可能な場合も有ります。永きにわたって使っていけることは、100年前のバンブーロッドが現役で使われている事からもよく分かります。 大切に使えば次世代に受け継ぐことさえ可能なスコットSC。現在価格は税別450,000円。しかしながら11月01日より価格改訂により税別530,000円へ。この価格で購入出来るのは今月中が最後のチャンスです。 10月10日(月曜日)は店頭営業日です。皆様のご来店お待ちしております。

本日の道具

2022/03/15フライ関連の嬉しいニュース2つ。

スタッフ コーヘイ

フライフィッシング関連で嬉しいニュースが飛び込んで参りました。一つ目は英国ハーディー社より「Light Weightリール」の限定復刻。それもモチーフとしたのは巷で「ヘビーU」や「ラージU」と呼ばれる初期型の「2スクリューラインガード」タイプ。もちろん英国・アニック製。(待ってました!!) おまけに伝統の「ロッドインハンド」マークも刻印されて、あら素敵。国内では一番人気の「Featherweight 3/4番」はもちろん、最小サイズの「Flyweight 2/3番」から最大の「St Andrew 8/9番」まで目白押し。これは予約しない手はありません。

もう一つは、現在つり人社が行なっている、クラウドファンディングによる、鬼才ゲーリー・ラフォンテーン氏の名著「The Dry Fly」の翻訳出版プロジェクト! (なんとマニアックな!笑) 翻訳者は、FFIのマスターインストラクターであり、数々のフライ書籍を翻訳されてきた東 知憲さん。掲載するフライ作例は、日本屈指のプロフライタイヤー備前 貢さんという超豪華な内容です。 僕も先輩からお借りしているラフォンテーン氏の書籍(原書)を読んでいますが、先人達の凄さを痛感すると同時に「英語」という言葉の壁によって、微妙なニュアンスまでは掴みにくかったのも事実でした。だからこそ今回の企画を知った時は、それはもう歓喜の涙(大げさ)、すぐに支援したのであります! もちろん達成すれば書籍を送ってもらえますし、何と言っても「支援者」として巻末クレジットに自分の名前が掲載されるのですって!また今後の海外名著の翻訳出版にも繋がるとの事ですから、ご興味のある方は是非一度ご覧になって下さいまし!!

ゲーリー・ラフォンテーン「The Dry Fly」翻訳プロジェクトページはこちら

「The Dry Fly」特設サイトはこちら

本日の道具