2020/03/12フック考
【フック考・逃れられない線径と細くても破らない形状】
まず先に、「祝・復活のループノットフック!」そしてこの写真はフックを処分する前に撮ったのでニッパー(後述)で摘んでおりますが、使用前はもちろんNGです。この写真の理由とは・・・さて昨日の続きです。
喰った瞬間なのか、喰う直前なのかは分かりませんが、ヤマメは違和感を感じると飲み込もうとせず、口を閉じずに顔を左右に揺すってもがきます。よく見る光景です。この時、大抵針が外れてしまうのですが、それを許さず貫通してしまう針があります。それがこのループノットフックに採用している針です。秘密は0.48mmという0.5mmを割る線径です。これまでにいくつも試して0.5mmを割ると極端に刺さりの貫通率が上がります。
特に秋ヤマメの鼻先だけの威嚇喰いでも一気に刺さり込んで獲れたことが何度もあります。しかしこの絡みつくように粘ってバラさないこのフックにも弱点があります。それが折れることです。
線径が細いゆえ二本掛けするようにダブル仕様にしているのですが、一本しか掛かっていない時は焦ってください。僕は40cm近くのヤマメをランディング寸前で3度ほど折られて逃げられ、このフックの使用を一時期やめていました。
分かりづらいかもしれませんが、この時も折られていましたが、もう一本でかろうじてランディング。
この魚も一本折れたけどかろうじてランディング。(この時の模様は鱒の森連載時代にも掲載されました。)
使うのをやめていたのに復活しようと思ったのは、お客様のリピートの声が多かったからです。それに改めて使用すると、まあホントにバレない。よく掛かるんです。
そこで自己責任で使用してくださいと前置きをして、以下のことに注意して使ってください。
(1)この針は消耗品と認識ください。数匹(経験的には1〜3匹)釣ったら交換する。これくらいの気構えが必要です。
(2)30cm以上がかかった場合、ゆっくり獲るつもりでいてください。無茶に暴れさせず、掛かりの状態確認してから無理に引いたり、ズリあげたりしない。(コンクルージョン・ネット必需)
(3)使い易い(最高の緩いテンション)ドラグ値を自分で把握、模索してください。
以上のことに気をつけてもらえれば、この針のシステムは信頼性が高いです。また個人的に、ハッスルトラッド502で使用する場合は「T-setting」と名付けているシステムを僕はよく使います。すでに写真で見えていますが、長くなったので、これまた後日書きますね。
まず先に、「祝・復活のループノットフック!」そしてこの写真はフックを処分する前に撮ったのでニッパー(後述)で摘んでおりますが、使用前はもちろんNGです。この写真の理由とは・・・さて昨日の続きです。
喰った瞬間なのか、喰う直前なのかは分かりませんが、ヤマメは違和感を感じると飲み込もうとせず、口を閉じずに顔を左右に揺すってもがきます。よく見る光景です。この時、大抵針が外れてしまうのですが、それを許さず貫通してしまう針があります。それがこのループノットフックに採用している針です。秘密は0.48mmという0.5mmを割る線径です。これまでにいくつも試して0.5mmを割ると極端に刺さりの貫通率が上がります。
特に秋ヤマメの鼻先だけの威嚇喰いでも一気に刺さり込んで獲れたことが何度もあります。しかしこの絡みつくように粘ってバラさないこのフックにも弱点があります。それが折れることです。
線径が細いゆえ二本掛けするようにダブル仕様にしているのですが、一本しか掛かっていない時は焦ってください。僕は40cm近くのヤマメをランディング寸前で3度ほど折られて逃げられ、このフックの使用を一時期やめていました。
分かりづらいかもしれませんが、この時も折られていましたが、もう一本でかろうじてランディング。
この魚も一本折れたけどかろうじてランディング。(この時の模様は鱒の森連載時代にも掲載されました。)
使うのをやめていたのに復活しようと思ったのは、お客様のリピートの声が多かったからです。それに改めて使用すると、まあホントにバレない。よく掛かるんです。
そこで自己責任で使用してくださいと前置きをして、以下のことに注意して使ってください。
(1)この針は消耗品と認識ください。数匹(経験的には1〜3匹)釣ったら交換する。これくらいの気構えが必要です。(2)30cm以上がかかった場合、ゆっくり獲るつもりでいてください。無茶に暴れさせず、掛かりの状態確認してから無理に引いたり、ズリあげたりしない。(コンクルージョン・ネット必需)
(3)使い易い(最高の緩いテンション)ドラグ値を自分で把握、模索してください。
以上のことに気をつけてもらえれば、この針のシステムは信頼性が高いです。また個人的に、ハッスルトラッド502で使用する場合は「T-setting」と名付けているシステムを僕はよく使います。すでに写真で見えていますが、長くなったので、これまた後日書きますね。









3月13日販売のコンクルージョンより、モンスター・クラロウォルナット杢・極上のご紹介です。ジャガーやマセラティなど名だたる名車のインパネにも採用されるほど上品で美しいこの樹種は、ブラックウォルナットを台木に、ヨーロッパ産のイングリッシュウォルナットを接ぎ木して出来る非常に珍しい品種。2つの異なるウォルナットの拒絶反応から生まれる激しい模様と複雑な色彩は独特でこの上なくドラマチックです。また、個体によって全く別の樹種かのように表情がバリエーションに富んでいるのも特徴。ただでさえ希少価値が高い樹種ですが、接ぎ木により成長が極めて遅く、材は枯渇の一途。「Monster」コンクルージョンのグリップ部分に必要な面積を考えると、これはもう鳥肌モノなのです。
「掛けたらバラしたくない。」そうは思っていても無情に渓魚は僕らに一瞬だけ重みを味わせて、流れの中へ消え入ってしまう。どうすればよかったか?幾度となく妄想と実践を繰り返し、自分の選択に自己満足と落胆の日々を過ごしてきました。そうしたの試行錯誤の末、僕らが作るプラッギンアシストフックは絶妙なバランスを保っています。今日はこの針について。
この針は線径0.64mm、触れたらどこにでも刺さる掛け調子の形状です。あゆの掛け針にも少し形が似ていますね。フトコロまで入れば口も破れにくい太さを確保し、掛けた人はわかると思いますが、がっつり刺さると非常に抜けにくい構造をしています。
またPEラインの低伸度でも伸びにくく、繰り返し使っても曲がりにくい(つまりは線径)。
熟練の職人により最小のアシストフックを巻き上げて5cmミノーの前後に装着も可能。(これが結構作るのが難しいのです。)取り付けが簡単な管付きの針と違うのは針の耳部分に依るテコ原理で、より早く貫通させる体勢にセットするのが特徴です。
ここでこの針のワンポイントアドバイス。
何度も研いでチビてしまったり、曲がったり、セキ糸がほどけてきたら即交換してください。針はラインと同じくらい消耗品と思って思い切って交換すると、絶対に釣果が変わります。PEラインも使う方はこの針、オススメです。
3月13日販売のコンクルージョンより、サクラカーブ・神代欅のご紹介です。「神代」とは地中千年の眠りから覚めた太古の銘木を指しています。本来、欅材は橙系の明るい赤褐色ですが、地殻変動などにより埋没、酸素が遮断された地中で風化する事無く千年以上もの時間を掛けてその繊維を染色することで、この暗色のグラデーションへと変化します。
また地中で火山灰の成分などを吸い込み半化石化しているとも言われる特殊な存在。そんな人知を超えた素材ゆえに、祭具、神社仏閣の装飾などにも使用される神秘的な希少杢です。
人間の一生よりも遙か永い時を刻んできたウッドですから、眺めるたびにロマンを感じずにはいられません。神の御代より時を超え、ここに釣道具として存在すること自体が奇跡としか言いようのない一本です。
昨年の投稿掲載者の方へ景品を配布しています。内容に応じてステッカーだけであったり、ピンバッチもライオンタイプ、フィッシュタイプであったりと様々です。