2020/03/13コンクルージョン販売予告
本日のコンクルージョン販売開始は18時頃を予定しています。また今回は優先時間などは設けておらず、一斉販売とさせて頂きます。世界各地から集められる選りすぐりの希少材を使用したマニアックさ溢れるラインナップ。ご期待ください。【お知らせ】カレンダー(店頭営業日)を更新。平日は通販のみ対応。お問い合わせは「よくある質問」をご覧になってからお願いします。







本日のコンクルージョン販売開始は18時頃を予定しています。また今回は優先時間などは設けておらず、一斉販売とさせて頂きます。世界各地から集められる選りすぐりの希少材を使用したマニアックさ溢れるラインナップ。ご期待ください。
3月13日販売のコンクルージョンより、サクラカーブ・朴杢のご紹介です。この「朴=ホウ」という樹種、名は聞いたことがあっても、パッと見た目まで連想できる方は意外と多くはないのではないかと思います。しかし実は私たち日本人とは歴史的にも結び付きの強い銘木で、古来より武士が持つ日本刀の「鞘:さや」には「朴」しか使われなかったとも言われるほど。つまりサムライ御用達のウッドであったわけです。コンクルージョンに刀を納める事はできませんが、代わりに美しい鱒を納める事には非常に長けています(笑)
オリーブゴールド色とも言える杢肌と繊細な杢目、導管のウネリによる輝きは、直射日光下で見ると文句の付けられない美しさ。決して派手ではありませんが、実に品があり奥ゆかしく日本的な美を感じる一本です。
まず先に、「祝・復活のループノットフック!」そしてこの写真はフックを処分する前に撮ったのでニッパー(後述)で摘んでおりますが、使用前はもちろんNGです。この写真の理由とは・・・さて昨日の続きです。
喰った瞬間なのか、喰う直前なのかは分かりませんが、ヤマメは違和感を感じると飲み込もうとせず、口を閉じずに顔を左右に揺すってもがきます。よく見る光景です。この時、大抵針が外れてしまうのですが、それを許さず貫通してしまう針があります。それがこのループノットフックに採用している針です。秘密は0.48mmという0.5mmを割る線径です。これまでにいくつも試して0.5mmを割ると極端に刺さりの貫通率が上がります。
特に秋ヤマメの鼻先だけの威嚇喰いでも一気に刺さり込んで獲れたことが何度もあります。しかしこの絡みつくように粘ってバラさないこのフックにも弱点があります。それが折れることです。
線径が細いゆえ二本掛けするようにダブル仕様にしているのですが、一本しか掛かっていない時は焦ってください。僕は40cm近くのヤマメをランディング寸前で3度ほど折られて逃げられ、このフックの使用を一時期やめていました。
分かりづらいかもしれませんが、この時も折られていましたが、もう一本でかろうじてランディング。
この魚も一本折れたけどかろうじてランディング。(この時の模様は鱒の森連載時代にも掲載されました。)
使うのをやめていたのに復活しようと思ったのは、お客様のリピートの声が多かったからです。それに改めて使用すると、まあホントにバレない。よく掛かるんです。
そこで自己責任で使用してくださいと前置きをして、以下のことに注意して使ってください。
(1)この針は消耗品と認識ください。数匹(経験的には1〜3匹)釣ったら交換する。これくらいの気構えが必要です。
3月13日販売のコンクルージョンより、モンスター・クラロウォルナット杢・極上のご紹介です。ジャガーやマセラティなど名だたる名車のインパネにも採用されるほど上品で美しいこの樹種は、ブラックウォルナットを台木に、ヨーロッパ産のイングリッシュウォルナットを接ぎ木して出来る非常に珍しい品種。2つの異なるウォルナットの拒絶反応から生まれる激しい模様と複雑な色彩は独特でこの上なくドラマチックです。また、個体によって全く別の樹種かのように表情がバリエーションに富んでいるのも特徴。ただでさえ希少価値が高い樹種ですが、接ぎ木により成長が極めて遅く、材は枯渇の一途。「Monster」コンクルージョンのグリップ部分に必要な面積を考えると、これはもう鳥肌モノなのです。
「掛けたらバラしたくない。」そうは思っていても無情に渓魚は僕らに一瞬だけ重みを味わせて、流れの中へ消え入ってしまう。どうすればよかったか?幾度となく妄想と実践を繰り返し、自分の選択に自己満足と落胆の日々を過ごしてきました。そうしたの試行錯誤の末、僕らが作るプラッギンアシストフックは絶妙なバランスを保っています。今日はこの針について。
この針は線径0.64mm、触れたらどこにでも刺さる掛け調子の形状です。あゆの掛け針にも少し形が似ていますね。フトコロまで入れば口も破れにくい太さを確保し、掛けた人はわかると思いますが、がっつり刺さると非常に抜けにくい構造をしています。
またPEラインの低伸度でも伸びにくく、繰り返し使っても曲がりにくい(つまりは線径)。
熟練の職人により最小のアシストフックを巻き上げて5cmミノーの前後に装着も可能。(これが結構作るのが難しいのです。)取り付けが簡単な管付きの針と違うのは針の耳部分に依るテコ原理で、より早く貫通させる体勢にセットするのが特徴です。
ここでこの針のワンポイントアドバイス。
何度も研いでチビてしまったり、曲がったり、セキ糸がほどけてきたら即交換してください。針はラインと同じくらい消耗品と思って思い切って交換すると、絶対に釣果が変わります。PEラインも使う方はこの針、オススメです。