海外からのお問い合わせも増えているカスケットのトラウトロッドのブランク受注について。
カスケットのロッド(ブランク)は現在年に1度の予約会で受付をすることが続いております。ボロンハンドル、ベゼルグリップは出来上がった時に都度販売をしております。
ブランクは2027年度の制作分まで予約が埋まっており、次回の受付時期は未定です。今回数本出ているものは予約をいただいてたものの残念ながら連絡がつかなくなった理由でどれも各1本ですが一般販売いたします。
We’re receiving an increasing number of inquiries from overseas regarding orders for Casket trout rod blanks.
Casket rods (blanks) are currently accepted through a once-yearly reservation event. Boron handles and bezel grips are sold as they are completed.
Blanks production schedule is fully booked through fiscal year 2027, and the next booking period is undetermined. We are urgently releasing a few items that were reserved but became available because the customers could not be contacted. Each item is available for purchase individually.

27日販売アイテムの第4弾は「ランディングネット・スタッグモデル」。今回は、本流や湖で銀鱗のトロフィーサイズを狙う大物釣師へ贈る35〜50cm内径の極上スタッグネットが入荷しています。

当店のお客様の中では、本流の大山女魚や大型桜鱒に狙いを絞っているコアなアングラーの方にスタッグネットご愛用者が多いように感じます。

古くは日本古事記で「神の使い・アメノカク」として登場する鹿。実力だけでなく時に運をも味方に付けなければ手にすることの出来ない魚達が相手だからこそ、人事を尽くして天命を待つ。もしかすると最後にはそんなゲン担ぎが効いてくるのかもしれません(笑)。
スタッグモデル各種の商品ページを公開しました。いずれも唯一無二、極上の一本。特に大型サイズの生産数は極めて少なく希少です。じっくり品定めしてくださいませ。

福岡は九州場所の季節。街にはいたることろで力士を見かけます。そんな頃、モノクロームの滝くんが秋のヒラマサに挑戦に来ました。きっかけは九州場所じゃなくて・・・笑。僕の顔を見に来ることだったのですが、僕の状況はすこぶる良いし、せっかくなら「秋のヒラマサに挑戦しようよ」という話になったのです。

昔からの友人、モノクローム臨時スタッフのBu~uさんも来てくれました。「いざ、関取みたいなオオマサよ来い!」「30kgが釣れれば死んでもいい!」と荒れる海の中ひたすら挑みましたが、玄界灘は沈黙しました。「まだ釣らせん!死なせん!」ってことかな?笑。岐阜から来てくれた二人には申し訳ないけれど、こうなったらまた来年挑戦に来てくださいね。僕も頑張って生きておきます。

魚好きな二人にヒラマサを食べてほしくて、ジグでお土産を確保。もちろんサンダーストラックです。魚探には映っているけど、上でも下にも大きなヒラマサはこの日動かなかった。

ジグで当たってもこのサイズ止まり。写真にはないけどスマガツオの良型もジグで釣れました。気温は冷えたけど海はまだ暖かいのかもしれません。さて、懐かしいカーペンターのロッドがセミカスタムで再入荷しています。

ベゼルグリップ(あと縮み杢)の商品ページを公開しました。

僕自身に11月は特別な目標を持っていました。妻の誕生月である11月は癌治療から半年を経過した時期で、治療を開始した時から「なんとかこの月までは元気でいるぞ」と妻と旅行の計画を立てたのです。

釣りは二の次の気持ちでしたが場所は支笏湖に決めました。ここ最近、温泉が好きな妻が宿からどこにも行かなくていいのでゆっくり温泉と時間を楽しみたいという希望からです。露天風呂は熊に襲われるのが嫌だから部屋内の風呂付き宿に宿泊。老舗らしく雰囲気のいいお宿でした。

僕の治療は奇跡的にうまく進んでおり、医者に言われた最悪の場合の余命も越えました。体調もすこぶる良く、味覚がおかしいですが、それでも食事はモリモリ食べて体重も維持しています。

そうしてスーツケースにはコンパクトになる4分割+ボロンハンドルのレッドフォードを入れて、1日だけ支笏湖の湖畔に立つことにしたのです。つづく