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スコットの伝統そのものとも言えるファイバーグラスロッド「Fシリーズ」が再入荷しています。今回の入荷は下記3機種、いずれも全く違う性格で、結局どれも欲しくなってしまうのは困ったところ・・・(苦笑)。

■622/4:シリーズ中最も繊細なシャフトを持つ芸術肌。小さな山女や岩魚の躍動も全身で受け止める一振り。
■663/4:グラスロッドとして完璧なバランスとコントロール性を持ち、ショートレンジの全てをこなすバーサタイル。
■724/4:唯一の4番。風に強く、そのトルクで大きなドライフライやニンフの投射、遠投も出来るオールラウンダー。
クラシックで深いベンディングカーブを描くEグラス、最高品質のコルクグリップ、チタンSiCストリッピングガイドを用いてアメリカ・コロラド州で手作りされる極上のフライロッドです。
それから、残念なことにキャンセルが出てしまったf.dオーガナイザーを販売いたします。(予約品は本来キャンセル不可です) 必要な釣小物をコンパクトにまとめられるので、本当に使いやすいミニパックです。ルアーはもちろん、小物が多いフライにもピッタリ。スマートフォンも入るので、鍵やカード類も入れて普段使いしているというお客様もいらっしゃいます。

本日の道具

2025/10/08キャッツキル放浪記

スタッフ コーヘイ


コーヘイのキャッツキル放浪記・連載一覧はこちら
実は、、、未だ行ったことはないフライの聖地「キャッツキル」。彼の地を夢見て夜な夜なタイイングを続けるスタッフコーヘイの不定期連載コラムです。

🔳第四話 気になるラインアイ後ろの隙間
第四話は、キャッツキルスタイルのフライに見られるラインアイ後ろに見られる謎の隙間について 英国からの流れを組む東海岸キャッツキルのフライパターンはいずれも繊細&華奢で、メイフライの儚さを見事に表現しているものが多い思います。その特徴の一つが控えめなマテリアル使い。西海岸系のフライに見られるようなバルキーな獣毛などは用いず、鳥類の羽根をパラっと軽く巻いているだけなので、見た目に余裕があり非常にエレガント。 キャッツキルフライの特徴と呼べる構造はいくつかありますが、その中でも見落とされがちなディテールが、僅かに隙間を空けてありフック軸が剥き出しになった謎スペース。僕も初めは何となく軽やかに見せるデザインなのだろう・・・くらいに考えていましたがノンノン、実はちゃんと理由があります。 その理由の一つが、ナイロンやフロロなど開発以前、強度の無いシルク製リーダー(シルクガット)に負担を掛けないために用いられた「タールノット」で結ぶための隙間であったようです。(タールノットで結ぶと、キャッツキルフライでありがちな逆立ち浮きがほとんど無くなります)またウイングをよりフックシャンク中央(後方重心気味)に巻く事で水面でのバランスが良くなる事も理由の一つだったようで、本当に理にかなっているように思います。 後年のキャッツキル・レジェンド「アート・フリック氏」は、この部分をスレッドで砲弾型にまとめており、ほぼ隙間はありません。もしかするとナイロン開発後である時代的なことや、フックバランス、短めのテールなどでバランスを取っていたり独自の理論があったのかもしれません。そんな細かい点に思いを馳せアレコレ妄想するのもまた浪漫です。 この辺りの細か〜いディテールや歴史的背景、時代の移り変わりと繋がりなどは「ザ・ヒストリー・オブ・トラウトフライズ 鱒毛鉤の思想史」でも、非常にわかりやすくまとめてありますので、ご興味ある方には絶対にオススメします。 毛鉤一本に秘められた壮大な歴史と様々な人生。僕のキャッツキル放浪はまだまだ先が長そうです(笑)。

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このあと18:00よりウッドワーズ・コンパクションネットの販売会を開始いたします。従来の張り合わせ構造から脱却したコンパクションネットだからこそ可能なこの鋭利で繊細なシェイプ。美しい希少グリップ材の数々。日本の可憐な渓流魚たちに相応しい折り畳みランディングネットです。

本日の道具

2025/10/06明日販売のコンパクションネット樹種紹介

スタッフ コーヘイ

明日18時より販売開始のコンパクションネット。本日はそのラインナップをご紹介します。 画像上は「花梨瘤/紅白・極上」。深く濃密な色合いと緻密極まる瘤模様は他を圧倒する華やかさ。画像下は「花梨瘤/橙白」。複雑かつダイナミックな模様は花梨瘤の醍醐味、その面白さを堪能できる1本です。。 画像上は「インプレグネイテッド瘤/オリーブ」。染色樹脂含浸によって瘤材持つ美しさと迫力を最大限まで引き出した芸術的な1本です。画像下は日本が誇る銘木の最高峰「黒柿極上杢」。この模様の出かた、通常なら「孔雀杢」と呼んでも差し支えないほどこの上無く素晴らしいものです。 画像上は「ポプラ瘤/青白」。瘤材になると荒れ狂う様に全体に現れる模様は躍動的で生命感に溢れています。濃密な青が刻まれた希少な青白個体です。画像下は「ピンクアイボリー」。これが天然色なのかと疑いたくなるほど鮮やかな桃色を纏い、象牙のような滑らかな杢肌をもつ希少材です。 最後は水辺の守り神とも呼ばれる鹿の角「スタッグ」です。荒々しい模様とカーブ形状は、まさに全ての個体が唯一無二の個性を持ちます。コンパクションネットとして職人ヤマギシトモヒロが納得できるだけの材を見つけるのは困難を極めるだけに、極めて生産数は少なくなってしまいます。 また、各種銘木グリップモデルでは、ぜひコア材にもご注目ください。都度折り畳まれるフレームを支える耐久性を持ちながらも美しく、さらにメインとなる樹種を引き立てる樹種セレクトは、どんな銘木通をも唸らせるものがあります。 ちなみにこちらはピンクアイボリーとインドローズのコンビネーション。このコントラストの美しさと、そこに潜む各樹種の複雑で味わい深い表情。ウッドグリップかスタッググリップか・・・どちらも甲乙つけ難いラインナップです!!
10月07日販売のコンパクションネット・全商品ページを公開しました。販売日までじっくり品定めしてくださいませ。
さて、わたくしスタッフ・コーヘイの2025ラスト釣行は源流虹鱒のフライフィッシングに行ってきました。小さく折り畳めるコンパクションネットは、藪漕ぎや高巻きが多い源流域で特にその恩恵を感じます。その他、遠征時のパッキングにも破損の心配が無く、荷物も小さく本当に便利なのです。

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