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もうすでに暑さが恋しい、なんて聞かれますが、僕は今年の渓流を振り返りながら、今は水位計から風速計をチェックする日々に移りました。(苦笑) さて、温暖化を通り越して沸騰化と言われる近年、ウエットスタイルで過ごす渓流時間が増えました。今年は好評の防水ネオプレンソックスの新作として、肉厚モデルを比較、検討してきました。 これまでは着脱のしやすさを意識して3mm厚でしたが、ウエーダーと同じブーツを履くにはもう一枚オーバーソックスを重ねる必要がありました。これはこれで防水ネオプレンソックスを保護する機能があるのでオススメであります。 以前、これよりも分厚いソックスを作ったことがありますが、着脱がしづらくて、ネオプレンを破りそうになって3mmに落ち着いていたのですが、分厚くても柔らかく耐久性のあるネオプレン素材が見つかりました。これならばオーバーソックスを履かずに短丈ウールソックスとこの5mm厚の新しいネオプレンソックスだけでウエーダーと同じサイズのブーツを履くことができます。 今年のシーズン中はずっとこのソックスを履き続けました。防水部分をフラットスキンに変更し、防水性を高め、なお耐久性はあり、破れるトラブルもありませんでしたので、製品化します。なお防水性を保つ、カスケット独自のこのシンプルな構造はそのまま継承です。この部分は素肌で着用してください。なお足首が細くて白色ワセリンを塗っていた方は、このソックスにすればワセリン塗布が必要なくなるかもしれません。(僕は必要なくなりました。) 3mm厚も人気で、オーバーソックスでの調整が気に入っている方もあるかと思いますので、3mm、5mmはトラウトオフ期間はどちらも受注を取ります。来年のシーズンが始まりましたら、5mmだけの生産体制を考えています。ご予約は12月末まで、商品のお渡しは2024年4月ごろから開始予定です。

本日の道具

もう9月、峠のワインディングロードを越える渓流までのドライブもあと僅かになってきましたね。 来季、防水ネオプレンソックスをリニューアル、または追加しようと考えています。実は今シーズンから試作で5mm厚に改良し、若干のデザインも変えた防水ソックスがすこぶる良好でした。このソックスを使えば、オーバーソックスの必要がなくなり、一枚で使用できます。 また足首の細い方は白色ワセリンを塗ることなく防水性能が発揮されやすくなります。今季6月からの約3ヶ月延べ80時間以上の使用にも耐え、使い心地も良いので来季にリリースを決定しました。新作防水ソックスの受注はトラウトオフに企画いたします。 お盆過ぎから使用を始めたセラミックスキンも良い感じです。冷たく感じず、ウエーダーの中にも履けそうなので期待しています。僕はあぶみ付きが苦手なのでカットしてみました。ライターでカットした部分を炙ると解けずに使えています。脱ぐ時にも便利です。 元来、ダイビングのウエット、ドライスーツどちらのアンダーにも使えるというセラミックスキン。裏面はフリース素材で肌触りが良く、表面は補強のしっかりしたナイロン素材。濡れても冷たくなりにくいので、早くウエーダーの中に履いて試してみたいが、九州はまだ暑いな・・・
昨日の続き。深瀬を泳いだり、岩をよじ登ったり、草むらを掻き分けたりするエクストリームなフィールドで、この時期もう一つ厄介だったのが、皆様お馴染みアブやブユ(ブヨ)などの吸血昆虫たち。ところがどっこい、白いシャツって本当に寄り付きにくいんですね。 皆んなに比べて僕だけ明らかに虫が寄ってなかったのは恐らく白シャツのおかげ。僕はSIMMSチャレンジャーシャツをちょっと大きめにガバッと羽織ってます。 真夏のテレストリアル(陸生昆虫)全盛シーズン、相手は虹鱒ということで、フライはバッタ1本。九州渓流らしからぬフックサイズ8番(ロングシャンク)。本来このサイズのフライなら5番ロッドの仕事だと思いますが、河川規模と魚のサイズを考えて8ft以下の4番ロッドで勝負に挑みました。 フライがデカくて目立つからなのか、浮かせても沈ませても反応はとっても良好。しかして割に乗らない事が多かったのもデカさのせいか!?(笑)ともあれ深場から急上昇する鱒を見ると、やっぱりカロリーのある餌なら出てくるんだなーと実感しました。 こちら悠々と浅場を泳いでいた一尾。浮かせた状態では何度投げてもフライを完全無視。それならば!とフライを無理やり沈めてウェットフライのスイング宜しく、目の前を横切らせながらピクピクさせると耐えきれずに食らいつきました。見えてる魚って手強くていつも釣れませんが、今回は僕の作戦勝ち。一部始終が見えるって最高にエキサイティング! 僕の兄は、全員が攻めたあとの最後尾から、ニンフィングで応戦。まったく何事も無かったかのように、次々と魚の反応が出ることに、みんなビックリ。(あれ?さっきそこ横を歩いて通ってきた場所だけど!?)
ロッドはウィンストンAir8ft4番。 仕掛けはホントに簡単。14番くらいのビーズヘッドニンフの上、60cm〜100cmくらいのところに粘土タイプのマーカー(浮き)を付けて上流から流す、いわゆるルースニングスタイル。シンプルだけど本当によく釣れます。テンカラシンプリーでも出来ますのでぜひ試してみて下さい。 今回ルアー、フライ、スタイルも様々な僕たちでしたが、全員共通のアイテムが防水ネオプレンソックス、レッグゲーター。過酷なフィールドであればあるほど、しっかり体に合った信頼のおけるウェットウェーディングギアが1日を助けてくれます。 それから、僕が防水パックでなかったにも関わらず、深瀬を泳いだり出来たのは、このディフェンダーがあったからこそ。今回も本当に助けられました。(というか無かったら行けなかった・・・) そして最後に。今回泳いだ渓谷はその水の冷たさも過激で、もはや痛いレベル。この真夏に贅沢な事ではありますが、途中から全員寒い寒いと、暖かい日なたを探すほどでした。 その後日、世界最高峰のダイビング器材ブランド「アクアラング社」より、抜群の保温性能を誇る肉厚アンダーウェアが到着。(釣行時にこれがあれば・・・無念。涙) 火山岩由来混合物をベースとするセラミックテクノロジーで、体から出た熱を内側に跳ね返すという高性能ウェア。冷水で体を冷やしたくないウェットウェーディングにはもちろん、冬季にウェーダー内に着用するアンダーウェアとしてもその性能を発揮します。適度に厚みもあり防御力も高い、頼もしいNEWアイテム。ぜひ皆様の冒険ギアに加えて下さい。

本日の道具

先日お休み中の一コマ。煮えたぎるような暑さの街を抜けて、古和兄弟(僕、兄)と佐藤兄弟(スタッフジュン、弟のユウさん)の4人組で、ウェーダーでは行けないエクストリームな渓谷へ。背丈を遥かに超える草藪を掻き分け、ドン深&激流プールを泳ぎ、ロープで岩をよじ登るハードコースに、のっけから全員ヘロヘロ、さてどうなることやら・・・(笑) 渓流でも絶対にお洒落を忘れないスタッフジュン。本日のコーディネートはアルセドクライマーのスレッドカラーに合わせたのか!?と思いきや、本人曰く”ゴッホの絵画アイリス”のイメージらしい。マニアック過ぎる内容は置いといて(苦笑)、彩色を上手く合わせると、渓流にとても良く映えますね! 弟のユウさんへ積極的にポイントを譲りながら自身は後発の釣り。それでもジャックガウディスプーンでコンスタントに魚を掛ける姿に、普段カスケットでは見ないお兄さんとしての姿と兄弟愛を感じたのでありました。 こちらスタッフジュンの弟ユウさん。フィルソンやミステリーランチなどのタフなギア、そして何よりカスケットスタイルを愛するナイスガイです。僕と同じ39歳、2児のパパという境遇も似ていて、とっても親近感。 この日、お兄さんのスタッフジュンに習って初めてジャックガウディスプーンを体験。 ロッド:アルセドクライマー514MLS(ベゼル)
リール:ダイワ 12イグジズト 2506
ライン:トラウトプラッギン5lb
ルアー:ジャックガウディスプーン
ランディングネット:コンクルージョン26
今回、流速がかなり速いポイントも多かったのですが、流れにドリフトさせるだけで半自動でヒラヒラ舞ってくれるこのスプーンが大活躍。ミノーでは中々反応しなかった中で、サクッと釣れた結果にとても驚いていました。 背中にはMAXでビチョ濡れのミステリーランチ。流石に今日の渓流では完全防水パックが必須でしたね・・・(苦笑)

明日の「古和兄弟フライ編」つづく

本日の道具

梅雨が開ければいよいよ夏本番。ウェットウェーディングスタイル一択の季節がやってきます。 人里離れた山塊の奥深く。大地に磨かれた豊かな水が悠々と流れ、時に泳がなければならないような冒険の先。 そんなところにこそ、宝石のような渓流魚たちが待っています。 小さくとも、その森を凝縮したような渓の住人達。会いにゆくなら、まさに今から。 そんな夏の冒険では、濡れながら自在に遡行できるウェットウェーディングスタイルの独壇場です。 先駆けてウェットスタイルを提唱してきた当店の「防水ネオプレンソックス」と「レッグゲーター」の快適さ、機能性は数多くのお客様によって証明され、もはや折り紙付きと言えます。 そこに最高性能を誇るSIMMSのウェーディングブーツが加われば鬼に金棒。夏のウェットウェーディングギアはカスケットにお任せください。
ウェットスタイルの履く手順はコチラをご覧ください。

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