2021/12/04ベゼルトリガーについて
プロトタイプで印字文字ほか、やや変更になっていますが、ベゼルトリガーの姿を動画にて公開しました。
【お知らせ】カレンダー(店頭営業日)を更新。平日は通販のみ対応。お問い合わせは「よくある質問」をご覧になってからお願いします。







時計のガラス蓋を留めるベゼルをイメージして作られた脱着式渓流用グリップ「BEZEL|ベゼルグリップ」
このベゼルグリップについに、トリガーバージョンの発売をいたします。フロントの重量増にならないよう、内部構造もスピニングとは異なる設計で、スピニング版のシングルグリップよりもリアの長さを変更してバランスを調整しています。
各部、ミリ単位の調整ですが、見た目のバランスと使いやすさを、何度も調整してきましたので、どこから見ても隙のない美しさと気品が漂います。アンバサダー2500Cとのコンビネーションもご覧の通り。販売スケジュールは以下の通りです。
お名前: 鹿沼様
コメント: 秋迫る小渓、天候は本降りの雨。水嵩が増した深瀬を前に選択したミノーはRの50SHS。初投、ボトムキープからターンを入れた直後に鈍い手応えが・・・落ち葉を含んだ濁りのある流れの中からゆっくりと反転し、姿を現してくれた初秋のヤマメ。秋色に移行する過程の個体でしたが、思い描いた釣法の展開に心満意足し、足早に渓を後にしました。
鹿沼様、ご投稿いつもありがとうございます。「思い描いた釣法〜足早に・・・」というのが鹿沼様らしい。大きさよりも、美しさ、潔さが言葉に滲み出ています。木片小魚(ウッドミノウ)で釣るということは、そう、粋なんです。
11月18日販売のベゼルグリップより2点ご紹介します。1本目は「花梨瘤/白・極上」。東南アジアを中心に自生するマメ科シタン属の広葉樹「花梨」の瘤材です。
赤系が有名な花梨ですが、いわゆる赤身の部分は「心材」と呼ばれる中心部分。こちらのように「白」と呼ばれる部分は周辺部分であり、取れる面積は「赤身」と比べてもずっと少ない希少部位。
辺材だけあって菌などの影響を受けやすく、その激しい変化に飛んだ表情は時としてドラマチックですらあります。こちらは激しい濃淡に加え、腐朽菌による変色「青」も入り混じる豊かな表情。もはや単に「白」と呼ぶには惜しいほどの存在感を放つ一本です。
2本目は、ブラジル原産、マメ科・ツルサイカチ属の銘木「チューリップウッド」。その美しさからヨーロッパでは「木の宝石」とも呼ばれます。フランス王朝ではルイ15世・16世のご用達の銘木とされ、かのベルサイユ宮殿の家具調度品にも使われているのだとか。
やや黄みを帯びた杢色に入る鮮紅色は一度見たら忘れられないインパクトですが、現在はその数が激減。ワシントン条約によって伐採や輸出に規制を掛けた保護下にあり、その希少度は日に日に増すばかりです。
日本から遥か遠く、地球の反対側とも称されるブラジルで生まれた銘木が、こうして海を越えベゼルグリップになっていること自体が奇跡のようなストーリー。是非この一本を手に、その物語の続きを描いてください。
お名前:大江博之様
大江様、ご投稿ありがとうございます。1&Halfのブランクはテーパーの自由度と強度に思った通りの設計ができる1ピースに近い理想的なブランクです。進む渓流は広いのか?深いのか?規模に不釣り合いな大型も潜むのか?一発でフッキングを決めたいなど、迷ったらRB55Mを選び、頼りにしているブランクです。しかしながら輸送面が悪いのが難点。現在このブランクの4ピース版のテストにも入っています。小継となるため、正確な再現は難しいところですが、僕の来年の課題です。