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2026/08/28SCOTT|スコット GT773/4 ジャパンスペシャル

スタッフ コーヘイ

スコット社が誇る伝統の「G」シリーズの最新モデル「GT」にジャパンスペシャルが登場しました。 初代から数えて「G」の日本別注となるジャパンスペシャルモデルは今作で4本目。 日本の渓流魚、山女魚、岩魚を狙うことを念頭に、より深くベンディングするシャフトを持たせ、繊細なティップはより細いティペット操り、保護します。 従来のジャパンスペシャルに与えられた「8フィート」という枠を破った、わずかに短い7フィート7インチというレングスにも注目。 しっとりと美しいベンディングの中に”刀”のような鋭さがある、絶妙なアクションに仕上がっています。 フィニッシュドコルクのグリップ+キャップ&リングの軽量仕上げ、グリップエンドから計測して約30cmのバットブランク部分に「尺」の文字とメジャリングラップが入った特別仕様です。

10月1日よりGTシリーズが価格改定となり、162,000円(税抜)から180,000円(税抜)になります。ジャパンスペシャルを含むいくつかの新スペックは、新価格での受付となります。従来モデルの在庫がある商品は9月30日までが旧価格となりますので、ご検討中だった方は是非お早めにご注文ください。

本日の道具

2026/08/20「フライの源流・伝統のハーディ」

スタッフ コーヘイ

創業から150年以上の歴史を誇り、現存する最も古いフライ用品メーカーのひとつである英国ハーディー社。現代フライリールの基礎を作り上げたと言っても過言ではなく、フライリールの源流にして最高峰、フライフィッシャーなら必ず1台は所有したいリールです。 そのシンプルにして完成された設計は、とにかく壊れ知らず。緻密で美しいチェック音(クリック音)はハーディサウンドとも呼ばれる独特の響きを持っています。カスケットで取り扱っているのは今もイングランド製を貫いているクラシックシリーズの下記4モデル。正直、機能はどれも大して変わりませんから(笑)、見た目やラインナップされているサイズ、ラインキャパシティで選べばOKです。 現代主流のラージアーバー(大口径スプール)リールと比べると、同じ番手のラインを巻く際に、小さい直径のリールを選ぶ事ができ、日本渓流で多用される8ftからそれ以下の短いロッドとの相性(見た目のバランス)が良いのはメリットです。反面巻き取りが遅い点、糸グセが付きやすいデメリットはあります。 【パーフェクト】
”完璧”という名を持つハーディーの代名詞的な一台。130年以上前から存在し、その姿形を大きく変えていないという事実が完成度の高さを物語っています。比較的重量感のあるリールですので、グラスやバンブー、長めのグラファイトロッドなどとも相性が良いです。独特の3ピース構造、緻密なチェック機構、抜きん出た耐久性はまさに一つの到達点と呼ぶにふさわしい憧れのフライリールと言えます。もはや単なるリールでは無く、ハーディー社の歴史、ひいてはフライフィッシングの歴史の一部そのものといえる存在かもしれません。 【ブグレ】
フランス人のトーナメントキャスター「ルイ・ブグレ氏」からの要請で誕生した、パーフェクトの派生モデル。ラインキャパシティを決めるフレーム支柱は外側に残し、ボディサイズを一回り小さくする事で実質的な軽量化を図った結果、”レイズドピラー”と呼ばれる独特な構造が完成。回転式のラインガードを備え、ハンドル左右も自在に切り替え可能。パーフェクトシリーズとは異なる刻みでサイズ展開されておりベイビーブグレと呼ばれる、極小サイズまであるのも特徴です。上品な響きのチェック音は個人的にハーディー内でも一番美しい音色と感じます。 【ライトウエイト】
パーフェクトから45年後の1936年に、当時革命的な軽さを纏って誕生した軽量特化モデル。その軽量感は現代でも色褪せることなく、ロッドの主流素材がバンブー、グラス、グラファイトへと移り変わっても全てにマッチする汎用性の高さを持つ名品です。軽量ながら高級感もあるアルミボディ、耐久性の高いインスプール構造、ハーディらしい緻密で美しい音色のチェック機構を搭載した永遠の定番モデルとして今も君臨し続けています。ハーディーで迷ったらまずはこのモデルが間違いありません。 【マーキス】
クラシックシリーズの中では最も新顔(とはいえ初登場は1969年)。価格もお手頃な普及モデルとして登場しましたが、調整幅の大きなチェック機構に加え、手で直接スプール回転にブレーキをかけられるアウトスプール構造を唯一搭載し、ビギナーからエキスパートまでがこぞって愛用するほどの人気機種となりました。名称のマーキスとは侯爵の意。旧型は名前の割に質素なデザインでしたが、現行モデルのLWTでは高級感のある見た目になりました。威厳あふれるハーディーの中でも一番親みやすく気取らずに使えるのがこのマーキスで、ある意味特殊な存在かもしれません。

本日の道具

焼け付く様な暑さの街を抜け、冷たく透明な水が流れる源流へやってきました。至近距離でその全てを目にできて、濃密な反応が得られる源流部。ぜひフライフィッシングを始めたばかりの方にこそおすすめしたい釣りです。 ここは小さな住人たちが主役の世界。虫も、魚も、鳥も、植物も全てが繋がっている事を感じられる豊かな森の中。 この釣りを始めてからというもの、あれだけ苦手だった昆虫にだって興味が湧くのだから本当に不思議です。(とはいえ、やはり触れないのですけれど・・・笑) 大きな陸生昆虫でその気になって、ボリューミーなドライフライ。ヒットフライはニンジン(笑)・・・じゃなくてBomber(ボマー)という本来サーモン用のドライフライを小さくトラウト用にしたもの。 いわゆるアトラクターフライ(派手で魅せる毛鉤)ですが、トラウトで使っている人は見たことがないので実験中。 こんな細かいアレコレを楽しめるのもフライフィッシングの面白いところ。効果が有ればこのフライもいつか販売したいと思っています。 深みから急浮上してボマーを襲った30cmの虹鱒。源流域でこのサイズなら個人的に大満足です。 ロッドはスコットのFシリーズ、7フィート2インチ・3番・5ピース。適度な長さで曲がりも最大限楽しめるグラス製。5ピースで持ち運びも便利。毎回完売してしまうこの時期ですが、今ならまだ在庫がございます。 この日の同行者は兄。シムスの麦わら帽で気分はアメリカ西部シエラネバダ山脈!パンツはシムスのワナカパンツ。速乾性に優れ伸縮性も抜群。何より適度にスリムでシルエットが綺麗、ウェットスタイルにも完璧な一枚です。 僕がドライで攻め尽くした後にニンフであっさり釣れた一尾。なんだかゴールデントラウトの血でも引いてるかのような濃厚で美しい色合いでした。ロッドはニンフも使いやすい適度な長さがあるGシリーズ、7フィート7インチ。 色が綺麗、顔つきが格好良い、出方が良かった、狙い通りの釣りが出来た、良い写真が撮れた。そのどれか一つでもトラウトフィッシングは十分に楽しい。大きさだけでなく、数だけでなく、誰と競うこともなく、その一尾に自分だけの価値を見つけられるような釣りができたらと、いつもそう思っています。

本日の道具

2026/08/05異端児伝説・スコット③」

スタッフ コーヘイ

釣り人のリアルに寄り添って、現場で本当に”使える”ロッドを手作りし続けるロッドメーカー「SCOTT」。ここでは、渓流で始めるフライフィッシングに焦点を当てて、ロッドシリーズをご紹介します。きっとあなたに合うロッドが見つかるはずです。
【Fシリーズ】スローアクション(グラス-柔らかめ)源流〜小渓流向け
スコット創業当時(グラファイト素材登場以前)から存在する同社の歴史そのものと言ってよいグラスロッドシリーズ。現在も生産されるグラスフライロッドの中では、最も長い歴史を持つ製品です。見た目も鮮やかな昔ながらのEグラス素材で、クラシカルな深い曲がりをもつブランクは小さな魚が掛かっても大変面白く、近距離を丁寧に狙っていく釣りに向いています。

【Gシリーズ】ミディアムアクション(カーボン-適度に張りがある)小渓流〜中規模渓流向け
スコットの名を世に知らしめた伝統のシリーズ。市場で最も長く続く同社のアイコン的存在のカーボンフライロッドです。中空印籠継ぎや、コルクグリップ先端にコーティングした圧縮コルクを装着するフィニッシュドコルクなど、昔から続く伝統的なディテールを備えます。適度な張りの中に柔らかさがあり、実際の釣り(近〜中距離)で使いやすい万能的なロッドです。

【セントリック】ファストアクション(カーボン-張りがある)中規模渓流〜本流向け
設計、パーツの全てに最新技術を盛り込んだハイスペックシリーズ。非常に軽量ながら、向かい風を打ち破り、最低限の労力で正確に遠距離も狙えるカーボンロッドです。入力に応じて簡単に曲がるティップと大物をいなす強靭なバットを備え、使い手の要望に鋭く呼応する”極限までカスタムされたレーシングカー”のようなマニュアル仕様ロッド。使い心地(フィーリング)が乏しいと言われてきた最先端系ロッド界に「豊かな感触」という新風を与えたスコットの次世代モデルです。


それぞれのシリーズの中で、さらにロッド長と、番手(パワー)が細分化されています。細かな仕様は各ロッドページ内をご覧いただき、ピッタリな一本を見つけてください。

本日の道具

2026/08/03「異端児伝説・スコット①」

スタッフ コーヘイ

何せ道具が大好き。正直なところ、僕の釣りは道具を所有し、愛でる事でそのほとんどが完結していると言っても良いかもしれません。
そんな偏愛できる道具に出会えたならば、たとえ魚が釣れなくたって、いや釣りに行けなくたって幸せな時間を過ごすことが可能なのです。ここでは、そんな独断と偏見によるスタッフコーヘイの偏愛的道具紹介をしていきたいと思います。 まずはフライフィッシング道具の主役と言っても良いフライロッドから。今回は、独自の哲学を貫き世界中にファンを持つScott社をご紹介。僕自身も愛用している大好きなロッドメーカーであり、世界最高峰の一角。どんなメーカーなのか?何が魅力なのか?これを読めば、あなたも明日から語れます! 【Scott Fly Rodsとは?】
大企業の役員を辞め、”世界最高のフライロッドを作る”という情熱を追いかけることを決めた一人の敏腕釣り師ハリー・ウィルソン氏によって1974年にアメリカ・サンフランシスコの自宅で始められたロッドメーカーScott社。バックパッキング・アングラー達のために設計した世界初の本格的5ピース・グラスロッドによって、徐々にその名が知られるようになっていきます。 そして翌年1975年、当時「使い物になるわけがない」と周囲に笑われ、これまで存在しなかった”ライトライン&ロングレングス”コンセプトのロッド「G904(9フィート4番)」を発表、業界に革命をもたらしました。フライロッド界の異端児スコットが伝説となった瞬間です。今では世界中のフライロッドメーカーがこぞって製作する、必要不可欠なスペックとして認知されています。 以降、常にフィールドでその性能を磨き上げ、釣り人のリアルに寄り添ったロッドを作り続ける事で世界中のハードコアなアングラー達から厚い信頼を得続けているのです。

つづく

本日の道具