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2025/05/055月8日販売コンクルージョンST26樹種紹介1

スタッフ コーヘイ

花梨瘤葡萄杢/白・超極上×黒柿(黒檀×極上栃×紫檀フレーム)価格:89600円(税別)消費cマイル4000 こちらは職人ヤマギシトモヒロ氏の卓越した象嵌技術によって実現した、コンクルージョンJ&H(ジキル&ハイド)。両面で「陰」と「陽」の異なる樹種を楽しめるコンクルージョンです。 表面は「花梨瘤葡萄杢/白・超極上】」。辺材だけあって取れる面積が極めて少ないうえ菌などの影響を受けやすい希少部位です。中でもこちらは、瘤材の中でも特に瘤目が密集した「葡萄杢」と呼ばれる最高グレード。そこからさらに極めて瘤目の密度が高く模様が美しいため「超極上」の名が与えられた個体です。昨今ここまで緻密で上質な白瘤はそう見られないと思います。 反対面は「黒柿」。数万本に一本とも言われる確率でしか出現しない「墨流し」を纏う柿の木。その独特の模様は、近年の論文によると地中成分と微生物によって内部が珪化木(木の化石)に変質したものと言われています。黒柿が見せる墨絵のような表情と凛とした佇まいは、瘤材とはまた違う静かな美しさ。古来より伝統工芸品や茶器等に使用されてきた日本が誇る銘木です。 フレームは森の黒ダイヤにも例えられる「黒檀」による黒縁仕様。中間層には恐ろしいほどのピッチとコントラストを刻む、東洋縮杢界の横綱「栃縮み杢」の極上をサンド。 フレーム裏面は銘木界の王様「紫檀=ローズウッド」。年々枯渇傾向にあり、一時期はワシントン条約によって制限が掛かっていたほど。こちらもいつ入手出来なくなるかわかりません。 その接合面に微塵の歪みも感じさせない極めて優れた「象嵌技術」。言わば黒柿の一部をくり抜き、花梨瘤葡萄杢・白をはめ込んでいる状態。こんな手間の掛かる作りのランディングネット、見たことありません。


花梨瘤/橙白・極上×クラロウォルナット(花梨瘤×カーリーメイプル×黒檀フレーム)価格:102800円(税別)消費cマイル5000 こちらは職人ヤマギシトモヒロ氏の卓越した象嵌技術によって実現した、コンクルージョンJ&H(ジキル&ハイド)。両面で「陰」と「陽」の異なる樹種を楽しめるコンクルージョンです。 表面は「花梨瘤/橙白・極上】」。花梨瘤の中でも芯材(中央付近の赤瘤)と辺材(周辺の白瘤)の境目部分のみを贅沢に木取りしたのが、この「花梨瘤/橙白」です。一般的に言う「紅白花梨」であり、紅=赤色は赤ちゃん、白=死装束、人の誕生から死の姿までを意味することから人生そのものを表す縁起物とされます。 裏面は希少種「クラロウォルナット」を使用。異なる品種を接ぎ木することでのみ出来る非常に珍しい品種です。 拒絶反応によって生まれるドラマチックかつ甘美な色彩はまさしくキング・オブ・ウォルナットと言いたくなる美しさ。 接ぎ木による樹種のため成長が極めて遅く、材は枯渇の一途。世界三大銘木の一角を担う、名樹種ウォルナットの中でも一際希少な品種です。 そして驚くべきは、この花梨瘤フレーム。異なる硬さが入り混じる節の塊のような瘤材をグルリ一周ワンピースでフレームに使用しています。素材、時間、技術を惜しげもなく注ぎ込んだネットフレームにおける一つの究極がここにあります。 中間層には美しいコントラストのカーリーメイプル、フレーム裏面には森の黒ダイヤ「黒檀」を用いた贅沢極まる仕様。 「象嵌技術」が光る表面では、花梨瘤/橙白、クラロウォルナット、花梨瘤、カーリーメイプル、黒檀を全て眺めることができます。まさに銘木オールスター、これ以上無いほど豪華絢爛です。


黒柿孔雀杢×桑(黒檀×極上栃×紫檀フレーム)価格:90500円(税別)消費cマイル3000 こちらは職人ヤマギシトモヒロ氏の卓越した象嵌技術によって実現した、コンクルージョンJ&H(ジキル&ハイド)。両面で「陰」と「陽」の異なる樹種を楽しめるコンクルージョンです。 表面は、幻のデッドストック材「黒柿孔雀杢」。通常の黒柿と異なり、孔雀の羽が描かれたかのような楕円模様状に墨流しが広がるのが特徴、柿の木の中でも数万本〜数十万本に一本とも言われる確率でしか出現しない超希少杢です。こちらはこの小さな面積の中に孔雀模様が大きく、はっきりと見て取れる個体。まさに孔雀が住まう一本です。 裏面は「桑」。職人の技を存分に発揮することができる材と言われ、数々の木工家を虜にしてきた素材です。独特の黄金色は経年と共に艶やかな飴色へと変化するのも乙。シンプル極まる杢ですが、相手(渓魚)を敬い、引き立たせるような質素な佇まいに、茶道にも通づる「おもてなしの心」すら感じてしまいます。 フレームは森の黒ダイヤにも例えられる「黒檀」による黒縁仕様。中間層には恐ろしいほどのピッチとコントラストを刻む、東洋縮杢界の横綱「栃縮み杢」の極上をサンドし、孔雀杢の色調へ完全に合わせてあります。 フレーム裏面は銘木界の王様「紫檀=ローズウッド」。美しい赤褐色が見事なアクセントとなって全体を引き締めます。 「象嵌技術」が光る表面では、黒柿孔雀杢、桑、黒檀、栃、紫檀が一面に結集。銘木通なら震え上がりそうなほどの面構え。ランディングネットでありながら、もはやこれは工芸の域に達している一本です。

つづく

2025/05/04コンクルージョン Stream26とは

スタッフ コーヘイ

 SHINYA様よりご投稿

5月8日販売コンクルージョンのサイズは、渓流のスタンダードとも言える内寸26cmの「Stream26」です。 アベレージサイズを美しくフレーミングするサイズ感でありながら、実は千載一遇の大物にも十分に対応してくれるキャパシティも持ち合わせています。(最大40cm程度までの魚推奨) それを可能にしているのが、フレームサイズに対して通常より深めに設定された網部分。職人が丁寧に手編みして染め上げたクレモナネットを贅沢にたっぷりと使用しているのです。 とは言え、SHINYA様からご投稿頂いたこの大岩魚のサイズは45cm!(自己記録更新おめでとうございます!)さすがのStream26でも、さぞかし手に汗握るランディングだった事と思います(笑)。アベレージサイズから予想を超える大物との出会いまでカバーできる汎用性こそStream26の魅力なのです。
来たる5月8日(木)にコンクルージョン販売会を行います。今回入荷したサイズは渓流域において最も汎用性の高いStream26(内寸26cm)。厳選されたグリップ樹種はもちろん、極上なフレーム素材、鮮やかな網色に至るまで全てに拘り抜いたコレクションです。

5月08日(木曜日)コンクルージョン販売会スケジュール
【夕の部】 PM18:00〜
Stream26(即売会)
 ■入場制限対象:【なし】
 ■消費Cマイル:【2000〜5000】


今販売会では、職人ヤマギシトモヒロ氏の卓越した象嵌技術によって実現した、コンクルージョンJ&H(ジキル&ハイド)もランナップ。両面で「陰」と「陽」の異なる樹種を楽しめるコンクルージョンです。ご期待ください。
見るだけじゃなく釣れた。(笑)コンクルージョンに納まった時は、とにかくほっとした。62cmというサイズにもじわじわと達成感と安堵を感じた。 レッドフォードRFB894HSに新しい刻印のボロンハンドル、そしてモノクローム、バレット。 この一匹にすっかり満足した僕は河原でゴロンと休憩。サボリではなく至福の休憩である。 しかし釣れる時ってこんなものですね。それから3時間ほど休憩して投げ始めて、15分後にまたもドン!今度はもっとでかい。「これはでかい、太い!てしまさん!」取り込んでくれた滝くんも興奮気味に祝福してくれる。 胴回りは手測りしようにも指いっぱい伸ばして22cmの僕では回らないほど太い。66cm、4kg。立派な雄のサクラマス。これもなんの予感も、直感も、確信もなくいきなり釣れた。(笑)「サクラってそんなものだよね!」「散々投げた場所で人が変わったり、ルアーや攻め方を変えただけでいきなり出ちゃう。」「だからやめられないんだ。」地元のお兄さんが教えてくれた通りだった。 頭の大きさに対して目が小さくて格好良い。バレットは丸呑みだった。フックの曲がったこのバレットはもう使わないでおこう・・・。(笑) 遠征のサクラマス、「見る」だけでなく「釣れた」。(笑)次回は見るだけで終わるかもしれないし、釣れないこともある。それでもこうして春の川に立つ時間が取れることに満足を得ながら、歳いく釣りの愉しみを見つけたい。 動画もなんとか撮れていたのでまたの機会にご報告します。そしてモノクローム・バレットやレッドフォード新作は納期が遠くても構わないという方を対象に受付を準備してみようと考えています。新作RFB834MH発表も含め、受付はもう少し先になります。引き続きブログチェックでお付き合いいただければ幸いです。
「サクラマスを見る会’2025」おわり
20歳近く歳の離れた滝くんの眩しい姿に「若者の時代だな・・・。」夜更けにそんな慰めを言いながら。サクラマスは根性と忍耐、閃きと決断力、そしてそれらが引き寄せる強運がなければ釣れないのだとつくづく思う。明ける朝4:30。目が覚めると滝くんはすでにウエーダーに着替えていて、準備万端であった。 僕はまだ寝袋の中で上下スウエット。「先に行ってて〜。」と交わして「若者の時代だな。」とまた寝袋に入る。 増水の川にあって、ヒットするのは岸際。そこにはブッシュ、テトラが潜んでいる。サクラマスの最高のエネルギーをまずは、その危険地帯で受けなけらばならない。リーダーを16から20lbに上げて、いつもより長めに組み替えた。ドラグはぎゃーっと出ていくのが好きだが、キツめに設定。増水の流れに乗られたらこっちは身動きができない。今回の増水と滝くんのサイズを見てそんなことを考えていた。 結局、滝くんに早朝の好機は来なかった。その後、朝飯を買いに出掛け、コーヒーを淹れ、午前9時過ぎ。雑談も途切れ途切れになってきた。休みなく投げ続ける滝くんが、「少し上流に行きますね。」と言って僕は立て掛けたロッドを手に腰を上げた。 そして、それは不意に突然に、猛然とやってきた。特別な予兆も、気配もなく。朝からずっと誰かが投げていたポイントで、少し上流に投げ入れ、トウイッチで潜航。下流でターン後、ゆっくりとリーリング、10m手前付近で少しタナを上げつつ回収しながら誘うと、ドンと音がしたように62cmのサクラマスが眼前でモノクロームのバレットを奪い去ったのだ。つづく