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一匹目をリリースして次の淵へ向かう。今度はアップで攻めたいレイアウトの淵だった。 今年、もう一つの試作がFOR60S。このミノーはFOR50Sをベースに60mmの拡大バージョンを目指す。50mm同様に直アップの釣りに強く、押される乱流でも絡みが少なく、横向くサイドステップが見ていてこちらがドキッとするくらい光る、それだけダートが激しい。 この雄のヤマメは猛然と淵の下からミノーに浮上してくるのが見えた。左右に飛ぶミノーのダートをグネグネと猛追し、あと一息の距離になったところで、一瞬のただ巻きを入れてやると、ヤマメはさらに速度を速めて、一気に反転喰いした。僕の得意パターン。 ガツンとした衝撃にまたもアウトバックがバットから曲がる。先ほどよりも激しいローリング、本日2回目の頭が真っ白。さっきよりも強い。一気に2-3mほどラインを引き出し、突進が止まるとヒヤヒヤのローリング開始。心の中はやめてくれ〜。(情けないけど) 今年はファルコンの60mmのラインナップを完成することに執心しました。この初回プロトはややアクションが激し過ぎて硬いブランクだと扱いづらさがあります。低弾性カーボンのトラディションを使うとしっくりくるのですが、あらゆる使い方、合わせるブランクを考慮すると、あと少しだけ手を加えようと思っています。
いつもの場所に柿がなっている。暑かろうが、雨が降らなくても季節は巡ってくるのですね。僕はつりができる幸せを、人生を噛み締めています。また来年会えるとといいな。頑張ります。 【ファルコンの新作60mmについて】
すでにテスト終了のFOR60SHSと合わせて、FOR60Sは今年のトラウトオフには受付できるよう準備を進めます。ではまた!

本日の道具

2026/09/28The moment of Fish on(1)

H.teshima

癌がわかって一年と少しが経ちました。 改めて魚が掛かった瞬間というのは、一切のなにも考えられない時間だと思うのです。 その昔、父とよく一緒に行った渓流で、「ああ、親父が死んでも僕はここに来て、ヤマメが釣れた瞬間だけはそれを忘れることができるだろうな」と思ったことがある。 今では親より先のまさに親不孝をしそうになっている自分がいるのだが、この魚が掛かった瞬間、僕は無心になっていた。そうしてコンクルージョンに納まった後で、こんな一瞬のおかげで僕は自分が癌であることを刹那忘れていられるのだなと思う。 アウトバックビリーバーOBB604MSにコンクルージョンSTREAM30、ミノーはファルコンのFOR70F。水の落ちた活性のなさそうな流れに心が折られつつ、ダウンで岩の沈む深みにFOR70Fを長く定位させた。 しかし狙いの岩組みからアタリはなく、ゆっくりと回収に入ったところでズドンとアウトバックビリーバーのティップが曲がった。そうしてバットをミシミシと言わせながらビカビカと銀色のローリングが始まる。僕の頭の中は真っ白になった。 何度釣っても何を釣っても、この瞬間だけは一切の考え事ができない。釣りが生む素晴らしい時間なのだ。(つづく)

2026/09/04勢野 誠 様のご投稿

H.teshima

川に着くと予想に反して、濁りが残り厳しいそうとは思ったのですが、 遠いところ来たのだからと諦め切れず、ロッドを振りました。 瀬尻で良い山女魚が応えてくれました。 このネットを持っていっている時には良いのが釣れる気がしますし、 このサイズの魚にも対応してくれるstream26は最高です。 ロッド アウトバックビリーバー OBB604M ルアー その他(kumaso70s) ランディングネット コンクルージョン STREAM26 ライン その他 勢野様、大きな本流ヤマメおめでとうございます。縦径26cmをベースに構成するSTREAM26はコンクルージョンで最初に取り掛かったサイズです。当初は30と兼ねる形状でしたが、その後ラインナップ拡大に伴って26が26たるその外形とカーブの具合は薄皮を削るように何度も描きなおしながら作り上げました。美しさと実用性を兼ねたランディングネット、コンクルージョンは20年の時を経ても輝きを失いません。
先日のアップでの使い方編に続き、渓流ダウンでの使い方です。
使い方は簡単、要はゆっくり巻く。流れを突き破るような波動を出す巻き方ではなくソフトに誘った方がこの釣りはミノーに食わなかった魚をフォローできるので覚えて損はないのです。
【ジャックガウディスプーンの使い方】
(1)まずは立ち位置。流れを横切るコース(クロス)だと通過が早いのでできるだけ食わせたい場所に止まるよう立ち位置を入れるだけ上流に持ってくる。
(2)自分が狙いたいやや上流に投げ入れる。
(3)1〜2秒以上、水深と流速に合わせてテンションフリーで沈める時間を作る。
(4)ゆっくりとリーリングまたはロッドティップにテンションを感じるだけで巻かずに流れを感じながら少しづつ巻き取りを開始。流れが早いと止めてても良い。そのくらいゆっくりと、焦らずに。
(5)魚の目の前に来ると、あむっと噛んで、ロッドにはズ、(前当たり)ズドン(本当たり)と乗るので、すかさず横向きにフックアップ!
(6)レッツファイト!
撮影:ミヤザワユタカ

本日の道具

撮影:ミヤザワユタカ
これまで何度かジャックガウディスプーンが本流のダウンのデッドスローで使用して良い釣果を上げることを紹介してきました。本日はアップでのアプローチでも使える場面をご覧ください。この釣り方はミノーを積極的に追わない場面で特に有効です。
ジャックガウディスプーンは亜鉛鋳造の軽比重、そして断面に多くの起伏を持たせることで水の表面張力の剥がれの良さから左右のウオブリングがわずかな水流でも起こります。またバランスがいいので、デッドスローリトリーブでも極端に根掛かりしないと評判です。 【ジャックガウディスプーンの使い方】
(1)上流に投げ入れる。できればバブル(スカム)ラインを意識して直アップに位置させる。

(2)着水直後、2〜3秒ほど沈めることを意識して巻き、ロッドをティップを上向きにラインを水中に入れずにラインが戻ってくる分だけを巻き取る。

(3)この時、流速よりも速くブルブルとさせてはいけない。はじめは「動いているかな?」と思うくらいでも大丈夫。ミノー派はトウイッチして動かしたくなる衝動をどうか抑えてください。

(4)当たりはぐっと重たくなります。理想的には魚は上流を向いたまま、そっと食い込みます。追いかけて食うのはトレースコースがややずれていた証拠。グッと重たくなると魚は上流を向いて咥えているのであとはそのまま下流に向けてフッキング!

(5)レッツファイト!
ロッドは試作のアウトバックビリーバー。後ほど紹介します。 ルアーロッド、フライロッドと二刀流。ケンダルベストの機能が生きました。 撮影:ミヤザワユタカ

本日の道具

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