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スコットの伝統そのものとも言えるファイバーグラスロッド「Fシリーズ」が再入荷しています。今回の入荷は下記3機種、いずれも全く違う性格で、結局どれも欲しくなってしまうのは困ったところ・・・(苦笑)。

■622/4:シリーズ中最も繊細なシャフトを持つ芸術肌。小さな山女や岩魚の躍動も全身で受け止める一振り。
■663/4:グラスロッドとして完璧なバランスとコントロール性を持ち、ショートレンジの全てをこなすバーサタイル。
■724/4:唯一の4番。風に強く、そのトルクで大きなドライフライやニンフの投射、遠投も出来るオールラウンダー。
クラシックで深いベンディングカーブを描くEグラス、最高品質のコルクグリップ、チタンSiCストリッピングガイドを用いてアメリカ・コロラド州で手作りされる極上のフライロッドです。
それから、残念なことにキャンセルが出てしまったf.dオーガナイザーを販売いたします。(予約品は本来キャンセル不可です) 必要な釣小物をコンパクトにまとめられるので、本当に使いやすいミニパックです。ルアーはもちろん、小物が多いフライにもピッタリ。スマートフォンも入るので、鍵やカード類も入れて普段使いしているというお客様もいらっしゃいます。

本日の道具

2025/10/09ケンダルベスト経年比較

H.teshima

先日から受付のケンダルベストの余談(1)です。 ネイチャーアンドアート(カスケット別名ウッドワーズ)のヤマギシトモヒロからマグネットリリーサーのお守りを貰いました。変哲のない樹肌ですが、コレがとんでもない木でした。材木は、[木曽檜]なんと伊勢神宮の式年遷宮の社殿の建て替えの際の古材だそうです。釣りの安全と僕の病気回復が込められたネットリリーサー、大事にします。ちなみにこれと同時にネットリリーサー販売品の製作も進んでおり、今月末には販売できる見通しです。
ポケット部分、写真左:使用品、写真右:未使用品

さて、画像は僕が2年ほど使用したベストとの経年比較。まずはポケット部分です。
余談(2)
3回目の製作となった今回、僕のおすすめはプラスサイズです。前回、体格の大きな方から「レギュラーサイズではフロントポケットが左右の横に行き過ぎて少々使いづらい。」という意見を参考にプラスサイズは急遽作られました。2回目の製作真っ最中でプラスサイズの製作数量は少量しか間に合いませんでした。それに夏はレギュラーサイズで大丈夫な方も早春は着込みます。フリースやダウン、アウターの上からレギュラーサイズを着込むと、体格の大きな方同様にポケットが横に行きすぎるかもしれません。ぜひ参考にしてください。

背面パックの大きさはレギュラーとラージは変わりません。(ポケットも)サイド部分の長さが違うのみです。
ストラップ部分、写真左:使用品、写真右:未使用品

今回掲載はしていませんが、余談(3)おすすめは色違い購入もありです。渓流用、本流用、湖用。ルアー用、フライ用と分けておくと、「いざ出掛けよう!」という時に入れ替えていると忘れ物します。僕が何度もしているのできっと皆さんも忘れ物経験あるはずです。

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2025/10/08キャッツキル放浪記

スタッフ コーヘイ


コーヘイのキャッツキル放浪記・連載一覧はこちら
実は、、、未だ行ったことはないフライの聖地「キャッツキル」。彼の地を夢見て夜な夜なタイイングを続けるスタッフコーヘイの不定期連載コラムです。

🔳第四話 気になるラインアイ後ろの隙間
第四話は、キャッツキルスタイルのフライに見られるラインアイ後ろに見られる謎の隙間について 英国からの流れを組む東海岸キャッツキルのフライパターンはいずれも繊細&華奢で、メイフライの儚さを見事に表現しているものが多い思います。その特徴の一つが控えめなマテリアル使い。西海岸系のフライに見られるようなバルキーな獣毛などは用いず、鳥類の羽根をパラっと軽く巻いているだけなので、見た目に余裕があり非常にエレガント。 キャッツキルフライの特徴と呼べる構造はいくつかありますが、その中でも見落とされがちなディテールが、僅かに隙間を空けてありフック軸が剥き出しになった謎スペース。僕も初めは何となく軽やかに見せるデザインなのだろう・・・くらいに考えていましたがノンノン、実はちゃんと理由があります。 その理由の一つが、ナイロンやフロロなど開発以前、強度の無いシルク製リーダー(シルクガット)に負担を掛けないために用いられた「タールノット」で結ぶための隙間であったようです。(タールノットで結ぶと、キャッツキルフライでありがちな逆立ち浮きがほとんど無くなります)またウイングをよりフックシャンク中央(後方重心気味)に巻く事で水面でのバランスが良くなる事も理由の一つだったようで、本当に理にかなっているように思います。 後年のキャッツキル・レジェンド「アート・フリック氏」は、この部分をスレッドで砲弾型にまとめており、ほぼ隙間はありません。もしかするとナイロン開発後である時代的なことや、フックバランス、短めのテールなどでバランスを取っていたり独自の理論があったのかもしれません。そんな細かい点に思いを馳せアレコレ妄想するのもまた浪漫です。 この辺りの細か〜いディテールや歴史的背景、時代の移り変わりと繋がりなどは「ザ・ヒストリー・オブ・トラウトフライズ 鱒毛鉤の思想史」でも、非常にわかりやすくまとめてありますので、ご興味ある方には絶対にオススメします。 毛鉤一本に秘められた壮大な歴史と様々な人生。僕のキャッツキル放浪はまだまだ先が長そうです(笑)。

本日の道具

【BULLET110DRFご予約のお礼とご注意】
昨日はモノクロームの新作予約会を行い、早々に製作数を超えて完売となってしまいました。サーバー混雑により私たちも管理サーバーに入ることが難しい状況で、滝くんと約束していた予定数よりも「5月以降納品」枠で多くの受注が入ってしまいました。この5月以降のご予約の納期は入荷次第となります。お申し込みのタイミングはわずかな時間差ですが最後尾の方は5月よりもずいぶん遅くなるかもしれません。どうか寛容にお待ちくだされば有り難いです。*先行納品分は3月を予定しています。 さて、上写真は今年度納品を完了した「モノクローム110MDF」です。残念なことにキャンセルが出てしまいました。納期に時間が掛かるのは大変申し訳ないのですが、「予約は キャンセル不可」を了承の上でご注文いただいております。連絡なくキャンセルの方はアカウントを停止させていただいておりますので、これから予約をされる方はどうか慎重にご注文をお願いします。というわけで急遽、「モノクローム110MDF」を販売。予想外な発売にきっと喜ぶ方も多いはずです。すでにページを公開していますが、12:30より販売を開始します。少量につきお一人様2個までとさせていただきます。

本日の道具

コンパクションネットも即売となり、私、スタッフ、職人も励みになります。皆様に感謝申し上げます。 モノクローム・イチイチマルエムディエフは本流サクラマス、サツキマス、湖のランドロックにも有効です。
このあと18:00よりウッドワーズ・コンパクションネットの販売会を開始いたします。従来の張り合わせ構造から脱却したコンパクションネットだからこそ可能なこの鋭利で繊細なシェイプ。美しい希少グリップ材の数々。日本の可憐な渓流魚たちに相応しい折り畳みランディングネットです。

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