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2019/07/132019イトウレポ3

H.teshima

次の日、小笠原さんの友人でもある足立さんとも一緒に釣りをしました。琵琶湖の岸釣り記録バスとアカメ、イトウがメインターゲットで世界の怪魚も釣る氏は、ツララのテスターでもあり、後で「ジュラシック足立」と恐れられていることを知りました。が、僕の前では花粉症にノックダウン。鼻水タラタラ飛ばしながらも爽やかに笑う愉快なおじさん(コホン、お兄さん)でした。(足立さん、小笠原さん、テキトーなこと言ってスミマセン。いつか福岡のヒラマサ釣りに来てくださいね。) これは先に紹介したジャックガウディで釣れたイトウです。二人は三日ぶりの風呂から帰って、さっぱりしてきたところでしたが、僕が目の前で釣れるといそいそとウエーダー履いて撮影を手伝ってくれました。とても記念になったイトウでした。(後日、海編につづく) この時もネットはマクリーンで一人ランディング。とにかくネットインしやすかった。マグネットリリーサーも紹介しました。

本日の道具

対イトウへの戦闘服姿の小笠原さん。至近距離戦のイトウ釣りでは片岡さんも迷彩服しか着ませんね。(訳あって彼は毎日そうだけど・・・)両氏にはアメリカで研究された水中から最も見えにくくなると言うシムスのG3ウエーダー(RIVER CAMO)をオススメしておきました。
完売すると探す人が必至のウエーダーがこのRIVER CAMO G3です。 MP145がなかなか買えなくて入手できなかったという小笠原さんにMPの一通りの使い方を説明すると、「わかりました、ならば〇〇へ行きましょう!」そうハキハキと言うと車を走らせ、川の見えない原野からクマの出そうな林をマクリーンのネットを背負って入って行きました。 ほどなく「ここでどうかな?」そういってネットを伸ばしてランディング予定位置でスタンバイ。1投、2投、3投、、、、、20回以上経っても何も起こらない。「気配はあるのにな。」僕には何も感じませんでしたが「来るならここなんです。」そう言ってMPでゆっくりと誘いながら浮かせた瞬間。ウワンと水面が盛り上がって、人の頭ほどあるイトウがMPをかっさらいました。直後、バンッと音を立ててラインブレイク。 呆気にとられる僕の目の前には大きな波紋が残り、下流でポコンと写真のMPが浮きました。「35LBでは細すぎましたか、あいつは昨年友人が釣った115です。」たしかにそんな大きさでした。スッパリと切れたライン。すべてが計算済みだったような小笠原さんの、マジックのような一部始終でした。 その後、ポイントを変え、「イトウが来る気配」というのが何なのか、僕にも少しづつ分かりかけたところでこのイトウが水面を割ってMP145を食ってきました。ジャーク&ダイブ、ストップの瞬間、背後からゴポン!この1匹で僕にも以前からMPを使う片岡さんが教えてくれた「止めて喰わせる」釣り方が手の中に感覚として入りました。これまでバイトはあってもフックアップに持ち込めなかった謎も解けた気がします。しかし、しかしですよ。ここからまた10バラシ。頭で分かっていてもまだまだ技術と経験が不足しています。とりあえず、水面まで食って来るのはヒラマサと同じですが、捕食の仕方が違うことはわかりました。いずれ極めましょう。(つづく)

本日の道具

同じ頃、片岡さんは今年も順調にMP145でイトウ釣っていました。。。(さすが)
そしてやっぱりカモ柄・・・・(笑)
今日はようやくこの写真の方の話ができますよ。北海道のイトウ釣りで知る人ぞ知る(知らない人は知らない)小笠原さん。シムスのG4ウエーダーとジャケットのことを作業服と呼び、迷彩服をイトウへの戦闘服と呼ぶ小笠原さん。先の遠征で彼と数日過ごしたイトウ釣りは僕にとって驚きと発見の連続でした。 イトウ探求のために地形図から水系チェック、水深、水温データ取り、ドローンも使っての個体数探査など。語る姿はメンタリストDaigoのようで、とにかく隙のない方と思いきや、父親からお前の顔は三角定規だけで描けそうだと言われましたとか話し出して、僕はへえと思いながら顔を見やるとその後は笑いをこらえるのに必死でした。 そんな飄々とした彼が求めるのは北海道のイトウ釣師達の悲願、130cm超えの完全なるキャッチです。完全なるキャッチとはフォトランディングも含めて、リリースまでの文句なしの完璧なる釣果です。彼がこの成功のために選び出したランディングネットはシートラウト、サーモン用。僕も使ってみて一目惚れしました。それがニュージランド生まれのマクリーンのサーモンネットです。特徴は以下の通り。 (1)大型で取り込みやすく、携帯性よし、かつ軽量。
(2)汽水を狙うこともあるイトウ、塩害など腐食に強い素材。
(3)キャッチ後、活かしやすいネットの形状、大きさ。
(4)細かい網目のラバーネット採用。
(5)即時に簡易計測できるメジャーと測りを備える。
氏が使うのは最も大型の3XL。130cm、30kgオーバーを狙っているのですからね。僕も120cmクラスのランディングに失敗した経験から選ぶならこのサイズです。岸にずり上げるのはよほど条件が良くないとほぼ無理でした。きっとイトウ釣りでこのくらい大きなネットを持ち歩く人は130cmクラスの遭遇経験がある方でしょう。 サイズなど詳細はこちらの販売ページをご覧ください。イトウを大事に、そして大物への情熱のある釣り師に、このネットをお届けします。 遠征から帰って以来、ずっと交渉を重ねてようやくニュージーランドからこのネットが入荷しました。ついに販売開始をいたします。

本日の道具

その他のギア関連 梅雨の晴れ間、増水の渓流。
渓相が変わり、浅くも深くもなれば、渡れるはずの場所が通れなくなっている場合もありますね。
そうして思わない場所で脱渓を迫られる場面もあります。こういう不確定要素の多い渓流探索はパックロッド、アルセドクライマーの出番だと思うのです。
|フィルソン・フォウルウエザーベスト|防水カメラケースDEFENDER| 仕舞寸法40cm。いざとなればベストの背面バックにロッドとリールを収納して両手を開けられる。これってかなり安全に貢献します。コンクルージョンは最小のSTREAM23。 *アルセドクライマーの受付は現在休止中、ボロンハンドルは予約不可です。
装備品を軽くご紹介。ラインカッター、フックシャープナーの他にホイッスル。つい先日も登山で滑落した方が通りかかった登山客にホイッスルを吹いて数週間後に助かったケースがあったそうです。 プライヤーは相変わらずのフィッシャーマン。これまでクニペックスやレザーマン、いくつかの名品と呼ばれるものを使ってきましたが、この日本製ケイバの別注品以降はそれ以上のものを見付けられません。10年以上使用して刃の切れ味も堅牢性も申し分なし。現在は完売ですが、7月末に入荷の予定があります。ペルフェさんに専用で作ってもらったレザーケースも長年使用してへたらない、最高の品質です。 続いて虫除け。もう少しするとメマトイにアブが渓流に出現します。アブは噛まれると一週間は痒いので侮れません。レッグゲーターの膝裏の隙間からも刺してくるので要注意です。スプレーして一時は来ませんが、水に濡れて薬液が流れるとまた来ます。もっとひどい場合は背中に蚊取り線香を下げて、ネットはコンパクションにしたいところです。
ウエア・レポ・この日着ていたものはご覧の通り。*商品の青文字クリックで購入ページへ。 1:カスケット・レッグゲーター
2:フィルソン・アウトドアマンズショーツ
このショーツは休日のリラックスも釣りの時にも愛用です。生地の風合いがスポーツっぽくないのに機能性がいい。

3:ラッシュガードタイツ
4:シムス・ネックゲーター(バグストッパー・インセクトシールド付き)
5:シムス・バグストッッパーLSシャツ(インセクトシールド付き)
どんだけ虫が嫌なのってセレクトですが、はい、イヤなんです。

6:ドゴールキャップ*現在在庫なし。企画検討中です。
7:シムス・ネオプレンウエーディングソックス
8:カスケット・防水ネオプレンソックス
9:シムス・ウオータープルーフライセンス
少量入荷、面ファスナーはなくてもいいのですが、丈夫なのが気に入っています。

もう一つ、靴紐の予備をいつもタックルに持っていて、この日も救われました。現場で切れたら歩けませんから、早めの交換が必要ですが、、、、切れてからしか交換しないものです。(笑)は〜助かりました。ブーツはシムス・ヘッドウオーター(フェルト+スパイク) さて、ルアーはトラッド50SHS。この他、HSシリーズを中心に流れに応じて最適なミノーを使います。このアマゴも素敵でございましたが、大バラシはバルサトラッドでした。うまくスイッチ入れて、あと一息だったのに・・・(涙)明日のギア編につづく。