渓流ロッドを作るブランドが増えて、希少な木をめぐる争奪戦が激しくなっており、職人も頭を悩ませます。しかし装飾的な釣具は日本発祥の文化であり、特に「銘木釣具」はTクラフトの土屋さんと山岸友宏、そして私で仕掛けた新たな釣具の世界観として、一歩先を進んでいきたいと思っています。
ブラックマイカは黒系の染色ウッドの総称として名付けましたが、マイカは雲母、輝く石の意味です。(木ですが鉱物のように見える)そして今後は多色系の染色にも挑戦していきます。一般的にはスタビライズドウッドとも言えますが、少し手法が違うので、せっかくならば我々は多色染色系をコズミックマイカ(宇宙の輝き)とでも名付けましょうか。
現在、製品テスト、実釣を繰り返し、10月以降には販売を開始したいと思っています。ピンバッチも追加生産を始めています。トラウトオフの愉しみ、仕込んでおります。
トラウトオフの楽しみとして、ライオンピンバッチを仕込んでおきます。新色に旧色の復活もありです。
なんでもかんでも値上げで頭が痛い今日この頃ですが、シムスの値上げも迫っております。シムスも推したいものばかりですが、僕は旅でも普段でもよく使うロッドアンドリールバウルトをお薦めしたい。R &R Vault。Vaultとは金庫の意です。まさにこのキャリーバッグはロッドとリール、小物まで一括で収納できる優れものです。金庫を名乗りながら鍵はありませんが、飛行機などに預ける際は旅行用のチェーン式の施錠を使っています。
特にカスケットのブランクはボロンハンドルを脱着し、上部のブランクが3〜4等分に分割する「第三世代ブランク構想」となっているため、渓流パックロッドはもちろん、最も長いルイノスヒューチェンのRH964まで収納できます。偶然ではありません、実はRH964開発時に、R&R Vaultの内寸を確認して製作したのですから。また写真の左端にご注目。ラインを巻き替えの小道具まで収納しております。
カスケットのブランクを裸で入れれば全てのラインナップ(スピニング、トリガーのいずれかを選択の上)が入るのではないかと思います。そのくらいブランク部分の容量は大きいです。なお、ボロンハンドルは最下部にベルトで止めれば中で動きません。
僕はスピニングリール2台、(ナイロン用、PE用)、アンバサダーは共にナイロンで号数違いで2台を収納。フライリールならばもっとたくさん入ります。少し分かりづらいですがリールの両端にはルアーボックスの大きなものを2個にリール応急処置セットなどを収納しています。
天板裏のメッシュ部分は意外とマチがあってトラウトプラッギンを4、5、6lbと3種類に真ん中はラインストリッパーにショックリーダー、虫除けまで。右端はスプリットリングに交換フック、プライヤー、ラインカッターなどを入れています。
天板表の長いポケットもマチが十分あるので、遊魚券は余裕、コンクルージョンのSTREAM23まで入りますので、予備でマイランの薄型ボックスをいくつも入れたりしています。あとはウエーディングブーツにウエーダー、またはレッグゲーター一式をコンテナに積めば忘れ物なし!というわけですが、、、、僕はショートパンツを忘れたことが一度、二度ではありません。仕方なくスパッツのままゲーターつけて釣りを貫徹。誰にも会わないことをあれほど願ったことはありません。
「釣りのある暮らし」を提案する我々が自分の部屋にロッドを置く時、いかにすれば家具に馴染むかを考えて作ったのがこの格子型のシンプルなウッドスタンドです。このデザインは最初に図面を引いた時から少しも変わっていません。
WOOD STAND」。ようやく次の生産予定を立てて受注を開始しますが、円安影響が強く、輸入材と兼ねて職人から施工費の値上げの要望も重なり、今回大幅な値上げとなりました。シムスもそうですが、価格上昇は終息するのか?いや、どこまで行くのか?
ウッドスタンドはとにかくがサッと入れられるのがウリです。開口部は130mmX130mm。オフショアロッドはもちろん。細身のトラウトブランクなら何本入るのやら、フライのアルミケースもご覧の通りです。
ウオルナット、オーク(楢)、チェリー(さくら)
今回、ベゼルトリガーをご購入の方に「ベゼルアダプタ(即納分)」の販売を行います。現在受付ページを準備中です。明日にはご案内できると思いますのでもう少しお待ちください。