
お客様よりお預かりしたウェーダーが修理を終え、戻ってきました。今や米国SIMMSの職人と同じ技術を習得したマーヴェリック社の修理職人のお陰で、アメリカまで送られる事はほとんどありません。そのため修理対応の速度は何倍にも早くなっています。

戻ってきたウェーダーを見ると、裏面にはいくつもの漏水箇所の確認、マーキングが見られました。細部にわたって検査を行い、その全箇所を丁寧に修理している事がすぐに分かりました。

画像で見える濃い色のシームテープ部分は張り替えが行われた箇所。今回、全体の約8割にも及ぶシームテープが張り替えられています。そして個人的な意見ですが、むしろ元のシームテーピングよりも綺麗になっていると思う・・・(驚)

これほどの修理に掛かる時間や手間を考えれば、本当は交換品を出したり、修理をアメリカへ投げたりすればメーカーとして楽かもしれません。だけど責任を持って難しい修理を国内で難なくやってのける、この技術と熱意。

日本国内でも多くの釣り人が「やっぱりウェーダーはSIMMS一択」と言うのはまさにこういう魂のこもった対応があってこそ。そして僕もまたそんな想いに魅せられている一人なのです。