2024/01/16デビー32F・昼の部販売
ANGLER:NAKAGAWA
デビー、昼の部が販売開始します。早朝の販売にご参加いただいた方にお礼申し上げるとともに、とても早い完売でしたので買えなかったという方もあります。製作の野木さんに相談しまして、できるだけ早い受注生産の対応を検討します。
ANGLER:SAWADA
まずは完成版のDebby32F、昼の部はホワイトバック・オレンジスポットを12時30分より販売します。
【お知らせ】カレンダー(店頭営業日)を更新。平日は通販のみ対応。お問い合わせは「よくある質問」をご覧になってからお願いします。







この後、まだ未入荷ですが37mmも販売予定です。次回の37mm完成品も即売品として販売しますが、ご期待いただく声も多く、受注生産を納期確約でなければ野木さんに製作依頼できそうです。まずは明日の32mmの即売会にご参加いただければと思います。
昨年のMOKS企画で一部の方だけに販売したデビー。いよいよ一般販売へと漕ぎ着けました。わずかですがウエイト位置など細かな点を調整し、飛びはそのままに、浮きやすく、絶妙に半沈みな、「鱒が食いやすい」を向上させています。
この形状は先日、古和が巻いたラフォンテーンのフライ、モホークにも似ていますね。後で分かったことですが、このモホークは大型のドライフライながら飛びやすいと好評だったらしい。確かにデビーは1.9gしかありませんが、32mmと小粒でこのVフラット形状が効いているのか、とても安定して飛びやすいのです。
ご存知、ファルコンはオールセルロース仕上げ。通常のウッドルアーと比べて圧倒的に強く、少々岩にぶつけても傷や凹みを起こしません。カラーは実績と視認性を考慮にオレオレ、チャートブラウン、ホワイトオレンジスポットの三種類を企画。シーズンオフなので受注生産も考えましたが、製作の野木さんはご家族の介護などで多忙を極めてあるので、今回は出来た数のみ、少しづつ販売していきます。
このパターンで釣れることが分かってから、待った後の回収に注力し、駆け上がりのレインボーを浮上させて食わせるパターンが成立。止まって見ていたものが急に動き出すことで補食スイッチが入るトラウトがいることを確信します。これはバスやナマズ、雷魚でもビッグベイトパターンにも見られる反応と似ている気もして、面白い結果でした。
約3年もコソコソとフライで釣っていたのにフライフィッシングを薦めることを僕がしなかったのは、ルアーマンに、この(ナチュラルで無波動にしか反応しないトラウトが大胆にも水面を破る)楽しさをまずはルアーで知ってほしいと思ったからです。実際、フライを初めてするには多くの「?」の壁があります。まずはルアーでこの素晴らしい釣りのノウハウが分かると、フライへの扉は意外にもすんなりと開くのではないかと考えました。
ミノー・トウイッチで釣るのは面白い。しかしこの無波動にしか反応しない鱒を知ることはトラウトルアーマンに新たな気づきを与えます。このフライ要素をルアーに転化させようと思った時、僕はレイクショアジギング・ジャックガウディを考案していた時を思い出していました。これはあの時の興奮に似ています。
擬態を好まず、あくまでトラウトルアーとしての愉楽なデフォルメ要素を盛り込み、飛ばしやすく、そして釣れるものにする。苦手意識を持っていた管理釣り場にも足を運び、ようやく完成させたデビー&ヴァンプシリーズ。我ながらこうした目的をカスケット独特な味付けで表現できたと思っています。