シューティングゲームのラスボス感漂う、ギミックリーなこのアイテム。その正体は、ベストとパックが一体化したSIMMSの新作「
FLYWEIGHT PACK VEST」です。
ウェアの延長線上として設計されており、バックパック部分はフレームなどの「芯」がいっさい入っておらず非常に柔軟で軽量。逆に重いものを入れるには不向きと言えますが、このアイテムの用途、容量を考えれば、この仕様は大正解だと思います。
着用者から見て左胸上段にはこのシリーズの特徴である「5.11ヘックスグリッド・システム」。昨日ご紹介の「
スモールポッド」などの専用アクセサリーをはじめ、カラビナやリングを使って自由に小物を装着することも可能です。下段にはiPhoneがスッポリ入るサイズのストレッチポケットを搭載。
右胸上段の縦長ストレッチポケットはサングラスが入ります。フレームカーブの大きい物でも入りましたので、大抵のサングラスは収納可能だと思います。下段は左側と同じストレッチポケットを搭載しています。
サイドには、ロッドベルトを通す為のループがありますので別売の「
シムス Tightlines Strap」を使えばロッドチューブを装着する事も出来ます。また、パック背面には伸縮コードが張り巡らされており、
レインシェルなどを外側に挟んでおく事が出来ます。つまりパックの容量を圧迫させずに持ち運べるのです。
パックの中には2L容量の「ハイドレーションパック」が付属しており、肩から出したチューブでいつでも水分補給。左右使いやすい方でセッティング可能です。ちなみに肩ストラップはナイロンメッシュですが高密度で硬質な物を採用していますので耐久性に問題はありません。(サンプルの時はココの素材が弱そうで心配してましたが、見事に改善してきました!!)
12Lの容量を持つパックの中は非常にシンプル。光が透けるほどの生地ですが、TPUコーティングが施されておりパリッと硬質で強靭、さらに高耐水&超軽量。良く出来ています。
このアイテムはパッカブル仕様をうたっているわけではありませんが、中のハイドレーションパックさえ抜けば、この通り!いかに無駄を徹底排除している設計であるかが伺えます。
こちらの動画でもその軽快感が伝わってきます。渓流を1日楽しむのに十分とも言える容量を持ち、かつ使用頻度の高い小物の取り出しはフロントベストで自由自在。まさにバックパックとベストのいいとこ取りをしたオイシイ1着なのです。