2019/12/09コンクルージョン
コンクルージョンの販売は明日の19時を予定しております。販売方法については先日のニュース内の告知ですがこちらを参照ください。
諸事情により販売日になって細かな条件が変わる場合もありますので、慌てて注文せずに注意事項を確認の上、ご発注くださいませ。
コンクルージョンはこれまでに何度か形状を見直しては微調整を繰り返してきています。初めは刻印なし、そして片面のみ。永井文雄さんの彫魚ブローチもインサートできるよう、贅沢なまでにグリップを大きく取っていた時もありました。STREAM30の想定がない時には、STREAM26が本流ヤマメやサツキマス用も兼ねるようにと形状設定した時もありましたね。
現在は2014年のリニューアルで姿形の美しさを追求しながら、掬い易さ、そして贅沢でありながら無駄の極力出ないグリップ形状に行き着いています。僕は最後のこの形状が最も気に入っています。そして特に今回、亜種というわけではないのですが、LW(ライトウエイト)というものが出来てしまいました。
出来てしまいましたと言うのも変ですが、要は材料の厚さが少し規定よりも足らないけど、「使える薄さのコンクルージョン」であろうという代物です。源流釣行で数グラムでも軽くしたいミニマリストには喜んでいただけそうです。と言うわけで、今回はConclusion-LW-というモデルも登場します。
あら、握り易いかも!そして尾びれの出る魚を撮影の時、尾が必要以上に曲がらなそうですよ!







お名前: 伊藤遼太様
てしまより:伊藤様、トラウトオフいかがお過ごしですか?ご投稿ありがとうございます。重量感伝わってくるイワナですね。イワナはグネグネとするので写真を撮る時、なかなか構図が整わないですよね。(苦笑)トリプル Cどころかオールカスケットタックル!ありがとうございます。来季もどうぞよろしくお願いします!
本日販売のコンクルージョンはビッグトラウト以上のサイズとなります。大型ですから見栄えもします。釣りに行かない時は部屋に飾って欲しい。そんな風に思いながら職人ヤマギシトモヒロともデザインや木取りをして製作を進めています。
どうせ飾るなら、新品状態よりもターゲットの鱗が不意に付いたものが雰囲気かと・・・。販売開始までお待ちください。
これまでコンクルージョンはサイズを問わず、一斉販売をしておりましたが、今回は「ボロンハンドル、ベゼルグリップ優先クーポン」をお持ちの方へ向けて優先時間を設けさせていただきます。
・販売開始時間は11月26日の19時より開催します。
・当日の19:15以降に在庫がある場合は一般販売となります。
昨日に引き続き、近日販売予定のコンクルージョンよりビッグトラウトカーブ(内径:縦40/横30cm)の数点をご紹介。まずは「クラロウォルナット瘤」。接木による拒絶反応で出来る瘤の表情は、それだけでも極めて独特なもの。しかしコチラは更にフレームにも個性的な「パープルハート」を採用した、あまりに尖った一本です。
世界で唯一、天然の紫色を放つこの艶やかなフレームを加え、その存在感はまさしく唯一無二。ちょっと他のランディングネットでは味わえない工芸品のような仕上がりは、古今東西の銘木を知り尽くす職人だからこそ。スポットアイテム的な珍しいコンクルージョンです。
【ビッグトラウトカーブ:ハワイアンコア・カーリー】
熱狂的なファンを持つのがハワイ諸島にしか生息しないこの銘木。あらゆる縮み杢の中でも、その輝きの深さ、美しさは随一。しかしながら輸出制限によりその流通は非常に少なく、目にする機会はそう多いものではありません。そのハワイアンコア・カーリーをこのビッグトラウトというサイズで仕立てた贅沢さ。
職人が組み合わせたフレームは世界三大銘木の一つであるウォルナット。この杢の表情をたっぷり楽しんで頂くためのシンプルにして王道的なコンビネーションです。個人的にも非常に好きなこのウッド、ぜひともボロンハンドルとお揃いで持ってみたいものです。
【ビッグトラウトカーブ:ブラックマイカ】
最後はカスケットが誇る、鉱石色を纏う特殊な樹脂含浸杢「ブラックマイカ」。これは瘤材に樹脂浸透させて防水化する通常の行程に加え、加色したオイルを真空状態で浸透、さらに色がまだら模様になって表れる特殊な技術を用いる事によって初めて完成します。
実際のところ、色合いや染まり方などはウッドの個体性質による所が多く、天然だけでも、人の手だけでも造り出す事は出来ないウッドです。「杢」の美しさを最も理解する職人が、一つ一つの表情を見極め、技を加える事でより浮き立つ個性こそ、このブラックマイカの魅力なのだと思います。
コンクルージョンは準備が整い次第販売させて頂きます。誠に恐れ入りますが、入荷本数、樹種、価格についての事前のお問い合わせはご遠慮ください。