2023年、無波動、ナチュラルドリフト、水面をコンセプトに企画したのがファルコンの「デビー&ヴァンプ」です。フライフィッシングの経験から着想を得たこのルアーはいくつかの試作を経ながら思惑通りの結果を出すことができました。
トラウトを興奮、発見させるミノートウイッチングは言うならば攻撃的な釣り。泳ぐ速度を適正に調整して、ただ巻きなどで釣る、待ち伏せを狙う釣り。さらにこれの波動に反応しない、あるいは波動で見破ってしまうトラウトに有効なのがデビー&ヴァンプの釣りなのです。これは間違いなく別の魚を連れてきます。
デビーのヒットシーンは10回以上撮れていますので、少しづつヒットシーンを公開していきます。フライをしたことがない方でも勘の良い方はどこに流せば鱒が出るのかが分かると思います。
これまで大雑把に投げて、ミノーで寄せてくる釣りよりもシビアなコース取りが必要です。このコースが瞬時に分かると通常のミノーイングもヒット率が上がります。ぜひ研究したい課題です。

渓流ミノーイング・グローブとして、最高の使い心地を自負する「アマーラレザー・ハーフフィンガーグローブ」
新色2024チャコールの予約を始めます。カラーはあれこれ検討した結果、手甲はやはりグレー(虫対策)、掌部分をブラックに、前作から少しだけ色を変えました。

つまるところ、手はモノトーンで決めた方があらゆる服にも合わせやすいわけで、印象がぐっと引き締まった感じになりそうです。掌部分が違うので、前回グレーと左右を間違って持っていくことは、きっと、たぶん、ないはず・・・。*製作原価が上がっておりますが、予約品は価格上昇を抑え予約価格としています。皆さん、早めに来年の準備よろしくお願いします。
現在の予約品は10月30日で締め切ります。以降は在庫を作れるものとそうでないものがあります。特にサングラスはリピート製作ができない(納期、価格が変更)可能性が高いです。

ランディングネットを作る上で、両面の樹種が違うネットを作ってみよう。そう思ったことがある方は多いでしょう。事実、前ビルダーである土屋さん時代から、それは僕らの中で常にテーマとして掲げてきて、何度も試作をしました。しかしヤマギシトモヒロは納得がいかなかったんです。時が流れて10数年、にわかなブームで銘木の枯渇と希少木の収集競争が本格し、以前のように贅沢な樹種を贅沢に使うことが難しくなった。そしてもう一度、両面が違うネットを再考したのです。

分かりますか、この二つの写真はひとつのランディングネットです。片面である桑杢が内側のフレームにまで回り込み、もう片面である黒柿孔雀杢と段差、隙間なく合体しています。

この技術は「象(かたど)って嵌(は)める」ことから象嵌と呼びます。これまでの試作で組木や寄木と言われる技法で作ってきましたが、どうしても納得のいかなかったヤマギシトモヒロがついに身に付けた卓越した象嵌技術で完成させました。

おとなしい樹種と派手な性格を持つ樹種の二面を楽しめる、新たなコンクルージョンの登場です。ヤマギシとは「ジキルとハイド」なんて呼んでいたことから、そのままコンクルージョン”J&H”としておきます。非常に手間のかかる技術ゆえにたくさん数量は作れませんが、希少な樹種を多くの方に楽しんでもらえる技術になります。今回のSTREAM23から登場です。

先だって受注したコスミックマイカに刻印をしました。イメージ画像だけでしたので、ご注文いただいた方にも見ていただきたくて紹介です。これから組み立てに入ります。これはあえてイメージに近くなるように私の方で墨入れをしました。
これに合わせたカスタムの多色巻き仕様を作ったらさぞ異彩を放つロッドになるだろうな・・・と妄想しますが、今は製作の余裕がありません。(汗)所有する方はいつかの(遠いいつかの)楽しみにしてください。(当分カスタムは出来ません。)