ホーム >>  ニュース(総合ブログ) >>  カスケットブランド/page/57   過去ニュース(2018/3以前)はこちら

【お知らせ】カレンダー(店頭営業日)を更新。平日は通販のみ対応。お問い合わせは「よくある質問」をご覧になってからお願いします。

NEW ITEM
トラウト
ソルトウォーター
フライ
ウエア
アウトドア
暮らし/雑貨
防災グッズ
カモフラージュ柄
Cマイル・アップ対象
特価セール品
メッシュ素材
夏アイテム

取り扱いメーカー

取り扱いメーカー一覧

NEWS

営業カレンダー

2021/06/18コンクルージョンご紹介8

スタッフ コーヘイ

本日は今月の第4週に販売のコンクルージョンからST26(26cm内径)の「花梨瘤/紅」をご紹介します。東南アジアを中心に自生するマメ科シタン属の広葉樹。杢、瘤共にその華やかさはまさに銘木界の花形的存在と言えます。中でも濃い赤みを持つ「紅」は実は非常に希少度が高い樹種であり入手は年々難しくなる一方です。 その変化に富んだ表情に魅せられる人は数知れず。材は緻密で、手に取った瞬間ズッシリとした重みが有り、これぞ銘木!と納得させられる質感を持っています。 花梨は遣唐使によって唐より伝来した「唐木」の中に数えられる一種。今回フレームには、同じ唐木の中でも三大銘木と謳われる「黒檀」を使用。「朽ちることが無い」と言われるほどの高い密度とその漆黒の杢肌から「森のブラックダイヤモンド」とも称される銘木です。 一見すると真っ黒な杢肌ですが、よく観察するとその中に茶や赤の絶妙なトーンが隠れていることに気がつきます。黒檀は黒いものほど高級とされますが、個人的にはこういった色変化が見える部分も黒檀の旨味であり面白い部分であると感じます。 中間材には、厳選された強い明滅を放つ「栃縮み杢」を使用。いやはやこのコントラスト、美しいの一言です。 数ある銘木の中でも熱狂的な人気を誇る銘木「花梨瘤」。初めての方は勿論、通な方でもやっぱり欲しくなる銘木中の銘木です。

2021/06/17コンクルージョンご紹介7

スタッフ コーヘイ

本日は今月の第4週に販売のコンクルージョンからST26(26cm内径)の「INPブラック・キルテッド」をご紹介します。「INP=インプレスウッド」とはカスケットが皆様に提供する特殊な染色オイルフィニッシュウッドの総称です。 それは瘤や杢材に樹脂浸透させて防水化する通常の行程に加え、 加色したオイルを混ぜ真空状態で樹脂浸透、さらに特殊な手法によって色をまだら模様入れる事によりようやく完成します。色合いや染まり方などはウッドの個体性質による所が多く、天然だけでも、人の手だけでも造り出す事は出来ないウッドなのです。 こちらの個体はダークで複雑な色合いも魅力ですが、迷宮のように刻み込まれた導管が描く模様がまた素晴らしい。見た目だけでなく実際に凹凸があるため、グリップを握った感触も独特のものがあります。 フレームには3層全てに「鉄刀木=タガヤサン」を使用した重厚な漆黒仕様。インプレスウッドをさらに精悍な印象に仕立てており、その存在感はかなりのものです。 ネットカラーは初となる色「エメラルド〜ブルーブラック」のグラデーション。全体を黒で統一しているためエメラルドの網色が一際美しく目に映ります。グリーンのアイシャドウを纏う渓魚たちの瞳と共に、是非とも写真に収めてみたい一本です。

2021/06/16コンクルージョンご紹介6

スタッフ コーヘイ

本日は今月の第4週に販売のコンクルージョンからST23(23cm内径)の「楡玉杢」をご紹介します。同じ「玉杢」でも、タモのそれと比べると随分模様の出方が不規則で変化に富んでいるのが特徴的。 その模様は、ジャカードの絹織物、はたまたマンダリンダック・フェザーのようでもあり、見れば見るほど摩訶不思議。王道的な瘤や縮み杢をすでにお持ちの方にも強くオススメしたい非常にマニアックな一本です。 そしてフレーム材も強烈な個性派が揃っています。両面には西アフリカの熱帯雨林に自生する銘木「ゼブラウッド」を、中間層には一千年の眠りから覚めた埋れ木「神代欅」を組み合わせており、銘木好きにはたまらない仕様。 しかし、これだけクセが強い素材を組み合わせながら、一体感のある雰囲気に仕上がっているのは驚き。色味や木目はもちろん、膨張収縮率など樹種同士の相性も熟知しているからこそ可能なアソビ心でございます。いつもの王道的組み合わせもモチロン素敵ですが、こういったマニアックで通を唸らせる仕様もコンクルージョンのオモシロイところなのです。

2021/06/15コンクルージョンご紹介5

スタッフ コーヘイ

本日は今月の第4週に販売のコンクルージョンからST26(26cm内径)の「タモ瘤」をご紹介します。河川や渓谷沿いなどの湿地帯に自生する、モクセイ科の広葉樹です。太い導管をもつワイルドな杢目が美しく、耐久性にも優れていることから、ボートのオールや野球のバット材、家具材としても非常に有名な樹種ですが、これが瘤となると非常に珍しい。 同じモクセイ科で親戚同士の材でもある、北米産の銘木ブラックアッシュの瘤とよく似た表情を持っており、実に味わい深い樹種です。 何より、全体が「瘤」ではないのがこの個体の面白い所。タモ独特の杢目から突如として一部分だけ現れている瘤目を眺めていると、この個体の生涯に思いを馳せてしまいます。 そしてフレームにも、ドラマを持った素材をまた一つ。この「神代欅」は千年以上もの間、土や火山灰によって圧縮され、地下で朽ちる事なく存在していたウッド。つまり本来であれば化石になっていたであろうものが、山林開発や河川改修などによって偶然眠りから覚めたというロマンに満ちた樹種なのです。 ネットカラーは大変美しいターコイズブルーからココアブラウンへのグラデーション。コーヘイ的考察では、沢沿いに多く自生すると言われるタモに合わせて清流のようなブルーを、地中深くに眠っていた神代欅に合わせてココアブラウンを組み合わせているのではないかと勝手に深読み!(笑)真実はさておき、そんな想像を膨らませてくれるこのコンクルージョンに乾杯であります。

2021/06/14コンクルージョンご紹介4

スタッフ コーヘイ

本日は今月の第4週に販売のコンクルージョンからST23(23cm内径)の「花梨瘤/白・橙斑」をご紹介します。こちらグリップのベースは花梨の白瘤ですが、所々に「橙」の斑模様が入った個性的な一本。これだけでも凄いインパクトを放っていますが、コチラそれだけにあらず。 フレームには、天然木として世界で唯一”紫色”を発色するパープルハートを採用。通常の花梨瘤/白ならばフレームが浮いて見えてしまいそうですが、グリップの”橙斑”が見事に効いており、この一本をまとめ上げていると思います。樹種と言うよりも、この個体だからこそ成せる組み合わせ。いやはや恐れ入りました。 そして何よりこのネットカラーの組み合わせ、その鮮やかさを見て頂きたいのです。このグリップ&フレームに完璧にアジャストさせたビスポーク・カラーと言えます。そしてマスタードとパープルが交わる中間部のサテンゴールド色の何と美しいことか・・・ゴクリ。 一本を通して総合で成すこのストーリー性もまた、コンクルージョンならではの極上な仕様。また一つ、写真に収めたくなるネットが出来上がっております。