2020/03/11フック考
【フック考・早掛け形状と伸ばされない線径】
「掛けたらバラしたくない。」そうは思っていても無情に渓魚は僕らに一瞬だけ重みを味わせて、流れの中へ消え入ってしまう。どうすればよかったか?幾度となく妄想と実践を繰り返し、自分の選択に自己満足と落胆の日々を過ごしてきました。そうしたの試行錯誤の末、僕らが作るプラッギンアシストフックは絶妙なバランスを保っています。今日はこの針について。
この針は線径0.64mm、触れたらどこにでも刺さる掛け調子の形状です。あゆの掛け針にも少し形が似ていますね。フトコロまで入れば口も破れにくい太さを確保し、掛けた人はわかると思いますが、がっつり刺さると非常に抜けにくい構造をしています。
またPEラインの低伸度でも伸びにくく、繰り返し使っても曲がりにくい(つまりは線径)。
熟練の職人により最小のアシストフックを巻き上げて5cmミノーの前後に装着も可能。(これが結構作るのが難しいのです。)取り付けが簡単な管付きの針と違うのは針の耳部分に依るテコ原理で、より早く貫通させる体勢にセットするのが特徴です。
ここでこの針のワンポイントアドバイス。
僕はこの針を使うときは先端の黒い塗装が剥がれるまで磨きます。さらに今日のヤマメは喰いが浅いなと思ったら、カエシくらいまでの線径を全体に細くするくらいまで研ぎあげます。これでずいぶん獲れる魚が増えますよ。ミノーを触ると、針がの先端が指に拾って困るくらいがベスト。研ぎ方が悪いと逆に刺さりにくくなります。研ぎあげチェックは親指の爪の上に軽く乗せて、横に滑らなければOKです。滑るなら研ぎ直し。
何度も研いでチビてしまったり、曲がったり、セキ糸がほどけてきたら即交換してください。針はラインと同じくらい消耗品と思って思い切って交換すると、絶対に釣果が変わります。PEラインも使う方はこの針、オススメです。
(つづく)
「掛けたらバラしたくない。」そうは思っていても無情に渓魚は僕らに一瞬だけ重みを味わせて、流れの中へ消え入ってしまう。どうすればよかったか?幾度となく妄想と実践を繰り返し、自分の選択に自己満足と落胆の日々を過ごしてきました。そうしたの試行錯誤の末、僕らが作るプラッギンアシストフックは絶妙なバランスを保っています。今日はこの針について。
この針は線径0.64mm、触れたらどこにでも刺さる掛け調子の形状です。あゆの掛け針にも少し形が似ていますね。フトコロまで入れば口も破れにくい太さを確保し、掛けた人はわかると思いますが、がっつり刺さると非常に抜けにくい構造をしています。
またPEラインの低伸度でも伸びにくく、繰り返し使っても曲がりにくい(つまりは線径)。
熟練の職人により最小のアシストフックを巻き上げて5cmミノーの前後に装着も可能。(これが結構作るのが難しいのです。)取り付けが簡単な管付きの針と違うのは針の耳部分に依るテコ原理で、より早く貫通させる体勢にセットするのが特徴です。
ここでこの針のワンポイントアドバイス。僕はこの針を使うときは先端の黒い塗装が剥がれるまで磨きます。さらに今日のヤマメは喰いが浅いなと思ったら、カエシくらいまでの線径を全体に細くするくらいまで研ぎあげます。これでずいぶん獲れる魚が増えますよ。ミノーを触ると、針がの先端が指に拾って困るくらいがベスト。研ぎ方が悪いと逆に刺さりにくくなります。研ぎあげチェックは親指の爪の上に軽く乗せて、横に滑らなければOKです。滑るなら研ぎ直し。
何度も研いでチビてしまったり、曲がったり、セキ糸がほどけてきたら即交換してください。針はラインと同じくらい消耗品と思って思い切って交換すると、絶対に釣果が変わります。PEラインも使う方はこの針、オススメです。(つづく)









3月13日販売のコンクルージョンより、サクラカーブ・神代欅のご紹介です。「神代」とは地中千年の眠りから覚めた太古の銘木を指しています。本来、欅材は橙系の明るい赤褐色ですが、地殻変動などにより埋没、酸素が遮断された地中で風化する事無く千年以上もの時間を掛けてその繊維を染色することで、この暗色のグラデーションへと変化します。
また地中で火山灰の成分などを吸い込み半化石化しているとも言われる特殊な存在。そんな人知を超えた素材ゆえに、祭具、神社仏閣の装飾などにも使用される神秘的な希少杢です。
人間の一生よりも遙か永い時を刻んできたウッドですから、眺めるたびにロマンを感じずにはいられません。神の御代より時を超え、ここに釣道具として存在すること自体が奇跡としか言いようのない一本です。
昨年の投稿掲載者の方へ景品を配布しています。内容に応じてステッカーだけであったり、ピンバッチもライオンタイプ、フィッシュタイプであったりと様々です。
3/13(金)にコンクルージョンの販売を予定しています。今回の販売サイズはMonster(内径52cm)、Sakura curve(内径45cm)、Big Trout(内径40cm)の3種類となります。ご期待ください。
画像の銘木は、日本の象徴とも言われる野生種「山桜」。一見地味にも見える杢肌ですが、目を凝らすとその色彩が実に豊かであることに気づきます。
見た目の華やかさだけでなく、そのものが持つ歴史や背景を重んじる私たち日本人には語りかけてくるものがある樹種です。
また、ハンドルを幹に見立て、ネットカラーで桜の木を表現した職人の粋な遊び心。これはまるで景石を組んで滝を表現し、白砂を敷いて水を表現する日本庭園における「枯山水:かれさんすい」のよう。職人ヤマギシトモヒロ氏の繊細な美意識を見事に体現した一本です。