2022/08/24カスケット別注メガネコレクション
昨日はベゼルグリップ(スピン)の販売会に参加の皆様、誠にありがとうございます。ベゼルシリーズは製作本数が少なくて僕も滅多に下ろすことできないグリップです。手に入れた方はどうか渓流で至福の時間を楽しんでください。トリプルCのご投稿もお待ちしています。
これまでにさんざん、パカパカメガネを勧めてきましたが、実は本体メガネのレンズは抜いて使う、いわゆる伊達眼鏡だった私が、ついに目が悪くなりました。数年前は左目やや遠視、右目やや近視という特異な両目補正で視力1.2〜1.5を確保していましたが、50歳を過ぎて老眼こないなと思っていたら今度は両目とも近視になっていました。つまり近くを見るに不便はなかったものの、遠くのものは日を追うごとに輪郭を曖昧に見ていたわけです。
きっかけは、先日の渓流釣りで、まずはサイトでイワナを見つけて釣る際、同行者の垣内さんはホイホイと見つけるのに、僕は全然見つけられなくて、完全に釣り負け。そして夜の運転でいよいよ目の悪さを確信。よし!っと人生初メガネを喜び勇んで作りに行きました。フレームはジャクーアをチョイス。彫金の施されたブリッジとテンプルは高級感があり、βチタンなので腐食にも強く、多少荒く曲げても折れません。カスケットセレクトのメガネは鯖江の老舗、谷口眼鏡と福岡の老舗「仲西眼鏡」さんがサポートしてくれています。どちらもメガネのプロフェッショナルに支えられているので安心です。度を入れる場合は一定の処方箋があれば出来ますが、フィッティングも大事な要素です。できれば度入りを希望の方は福岡にお越しの際に仲西眼鏡さんで作ることをお勧めします。
自分が本格的に作ったのもあって、現在メガネシリーズの補充ができています。相変わらずペトコも人気で補充しています。アサートンは完売が出ていますので現在補充分を製作中です。
【カスケット別注メガネコレクション】
ゲンズブールのお勧めレンズについては後日紹介します。








お名前:永森伸一
ロッド:RB52MS-4(Casket&Riverruns K collaboration Model) +ベゼルグリップ
リール:イグジスト2506
ルアー:CLEARWOOD、Balsa TRAD61HS
ランディングネット:コンクルージョンStreem30
ライン:トラウトブラッギン5lb
コメント:猛暑の時間帯を避けるため、川面に日が差すまでの2時間勝負でしたが5時入渓後しばらくして懐かしのロッドを尺ヤマメが曲げてくれました。
その後は前日届いたばかりバルサトラッド61HSにも尺ヤマメがアタックし、1キャッチ、1ばらしでした。
嬉しい応援団、本日は永森様からいただきました。いつもありがとうございます。ベゼルグリップは19時より30,000cマイル保有者対象に販売させていただきます。在庫が残りましたら後日販売させていただきます。本日中の追加販売はございません。
本日19時より販売開始のベゼルグリップをご紹介します。
一本目は、コーカサスオーク・極上カーリー。コーカサス地方、および北イラン(カスピ海の南の森林地域)の限られた地区に自生するオーク(楢)の一種。日本では全く流通しておらず、カスケットの銘木職人を持ってしても、これ程のカーリーを有するものは未だかつて他で見たことが無い、と言わしめるほどの超希少材。カーリー(縮み)による極めて鮮烈な濃淡と、道管の中が黒く染まったような、他に無い表情が非常に個性的です。別名ペルシャオーク、オリエンタルオークとも呼ばれ、ユーラシア西部で最も特徴的なオーク種の1つと言われています。現在まずカスケットでしか手に入らないウッドと言えます。
二本目は、黒柿。数万本に一本とも言われる確率でしか出現しない「墨流し」を纏う柿の木。その独特の模様は柿が地中のタンニンを吸い上げ、化学変化を起こしたものとも言われています。黒柿が見せる墨絵のような表情と凛とした佇まいは、瘤材とはまた違う静かな美しさ。古来より伝統工芸品や茶器等に使用されてきた日本が誇る銘木です。
三本目は、紅梅瘤。春先一番に花を付けることから縁起が良いとされ、食用の果実や観賞用の樹種として日本でも非常に馴染みのある「梅」。しかし木材となると、その流通は極めて少なく、瘤材ともなると職人ですら全く見た事が無いというほど。梅の木自体が材として出回るほど大きい径にならないうえ、虫害にも弱く、杢や瘤が取れるほどの高樹齢のものが無事に残る事がないからだそうです。また樹色に紅をまとう「紅梅」は「白梅」に比べてさらに希少とされます。材は桜にも似た質感を持っていますが、その濃淡や瘤目の出方はやはり独特であり、他のウッドには例えられない質感があります。
四本目は、ジャラ瘤。西オーストラリア固有のフトモモ科の広葉樹、ユーカリの一種です。並ならぬ耐腐敗性、耐久性、粘り、防虫性を持つとされオーストラリアでは建材としても有用ながら、瘤材はその美しさと希少性から家具や工芸品用の素材として高く評価され、世界中のクラフトマン達から珍重されています。緻密な瘤目と深い褐色、ひび割れたような表面の繊維感は他の材には無い個性的な表情。材はオーストラリアの政府により管理されており、政府が許可した業者でなくては伐採を行なうこと出来ないらしく、国内でほとんど流通がないのも納得できます。
明日販売のベゼルグリップをご紹介します。
一本目は黒柿孔雀杢・極上。古来より伝統工芸品や茶器等に使用されてきた日本が誇る銘木「黒柿」。中でも極稀に孔雀の羽のように優美な模様を有する物が存在します。その出現確率は数十万本に一本とも言われる、まさに幻の銘木。黒柿の凛とした美しさに、迫力を併せ持った超希少銘木です。
二本目は、リオグランデパリサンダー。またの名を「黄金檀」とも呼ぶ、南米が誇る銘木。「リオ・グランデ=大きな川」の通り、黄金の杢肌に浮かぶ独特の模様は、まさに夕日に染まる大河を彷彿とさせます。杢としては珍しい黄色系の色合い、複雑に刻まれた縞模様は、一度目にしたら決して忘れることが出来ないほどのインパクト。まさに自然が作り出す芸術です。
三本目は、クラロウォルナット瘤。ブラックウォルナットを台木に、ヨーロッパ産のイングリッシュウォルナットを接ぎ木して出来る非常に珍しい品種です。2つの異なるウォルナットの拒絶反応から生まれる激しい瘤模様と複雑な色彩は他のウッドでは出せない独特のものがあります。ただでさえ希少価値が高い樹種ですが、接ぎ木による樹種のため成長が極めて遅く、材は枯渇の一途。厳選し、カスケットのハンドルになるクオリティの物ともなると、その数がいかに極僅かであるかがご理解頂けるかと思います。
四本目は、屋久杉。日本が誇る世界遺産「屋久島」の標高500メートル以上の山地に自生する杉。その中でも樹齢1000年以上のものを「屋久杉」と呼びます。非常に多くの油分を含み、水との相性が良いことから、江戸時代以降には船材や屋根材など耐水性が必要とされる用途で良材とされてきましたが、1993年の世界遺産登録で伐採は全面禁止、2019年には競りにかけられる事も禁止され、いまや入手不可能、幻の材となりました。通常の杉の寿命が500年ほどであるのに対し、屋久杉は1000年を超え、かの有名な「縄文杉」にいたっては推定7200年とも言われます。まさに不滅の生命力を宿す、神秘の樹種です。