夜明けのアーバンな工業地帯。本日は珍しく小倉から出港です。誘導式の鯛ラバ
「セブンスライド」の生みの親である宮崎船長の船で角島へ出掛けてきました。鯛界では知らぬものはない宮崎船長ですが、釣りはもちろん、何事にもアイデア満載で、とても紳士的な方でした。
先日は
船長の2500CDLをチューニングさせていただきまして、ご縁のお礼も兼ねて、今回はセブンスライド勉強会というわけです。漁師あがりとばっかり思っていた船長は若い頃にはトラウトにも熱中し、フライロッド携えて単身ヘンリーズフォークにも行ったそう。道理で紳士を感じる方だと納得したのです。(水上くんはさすがの猛毒魚!!)
行ってみたかった角島大橋。よくCMにも出る、島へ一直線に伸びる橋です。ここを陸路で行く前に海から下をくぐるという希少な絶景体験に興奮しました。今回は久しぶりに「春日ドボン会」の大木くん、水上くんと僕のずっこけ三人組でセブン体験です。(*本田会長は相変わらず幼子の面倒で休会中です。)
とにかく暑い!汗かきの僕はこの
白地のグレーカモが使いやすい。今期の在庫もいよいよ数枚です。
サングラスは受付中のゲンズブール。目を紫外線からしっかり守ります。
落として巻くだけの鯛ラバ、癒しの釣りであります。宮崎船長とはトラウトの話や、昔は魚捌きのバイトもして職人肌だったこと、根魚のエア抜き道具、FGノット補助具、水洗いできるスプール作りなど、製品開発の話をしつつ、超絶美人な娘さんの話を根掘り葉掘り聞きながら、僕ら思う存分は根魚を釣りました。
船長がこれは天日干しを作ってあげようと、僕の釣った魚を三刀くらいで捌く見事な腕前で、あっという間に帰ってすぐに食べれるお土産を作ってくれました。本当に見事な包丁さばきで、セブンに通う釣り人の奥様はセブン以外に行っちゃダメだと言うらしい。(納得)
50歳になった我らが春日ドボン会。体力も落ちて、仕事も厳しいですが、久しぶりにメンバーがのんびり話しながらできる釣りに癒されました。宮崎船長、貴重な話に体験をありがとうございました。またお世話になります。しかし次は船長には申し訳ありませんが、
超絶美人な娘さんの船に乗りたいと思っています。
昨日の販売会にご参加頂きありがとうございます。
つきましては25日より発送を開始しますので、それまでに各自のマイページでおまとめ頂きますようお願いいたします。
19時よりミノーが販売開始です。トップページからご覧ください。
本日の18時からの購入制限のないベゼルグリップの販売がございます。まだ残っている樹種をスタッフの康平も紹介していますが、私からはクラロウオルナットを推します。もちろん写真の現物の販売があります。
クラロウオルナットは一見の派手さはないので、「映え」を重視される方は手を出されません。しかしリールを装着し、その手に取ってみると濃淡グラデーションの複雑な模様に気がつきます。
それは瘤と杢を併せ持つ美しさでクラロウオルナット独特の濃淡の根源は褐色のブラックウオルナットと灰褐色のイングリッシュウオルナットを掛け合わせた樹種であること。この二つの遺伝子が混ざり合った証なのです。
手に取られた方には、このクラロウオルナット生出と濃淡に秘められた遺伝子の重なりに樹木の浪漫を感じていただけること請け合いです。
それにもう一つ、ブラックウオルナットは輸入がほとんどです。現在円安により輸入材が高騰しています。(ウッドスタンドも次回の製作より値上げします。)スマホの画面で見る切り抜き画像では分かりにくく人気がないのが残念ですが、ただでさえ高価なクラロウオルナットがこの先、釣具として、そしてオールウッドな姿を見るのは稀になることは間違いありません。
2500Cもかつては10,000円以下で取引されていたので、私が目を付けたのです。すでに人気のあるものよりも、真価を見る方にクラロウオルナットなどの秘やかな希少木が届きますように。
18時販売開始のベゼルグリップより、商品ページの画像だけでは伝えきれない銘木の表情を深掘りしてご紹介。まずは「リグナムバイタ」。日本名は緑檀。世界で最も重い木として知られ、なんと水に沈むほどの高密度を誇る強靭な樹種です。反面その仕上がりは、鳥の羽をマクロレンズで覗いたような繊細な模様と、他に類を見ないほどの豊かな色彩を纏い、数多のクラフトマンや銘木通を虜にしてきました。
材を切り出した直後はもっと褐色の杢肌ですが、紫外線に反応することでたちまちこの滲み出るような緑味を発色するそうです。
また摩擦などを受け、100℃以上の高温になると樹脂分が滲み出すことから、古くは船舶のスクリューシャフトのベアリング材としても使われていた面白い歴史を持っています。
続いては「朴-ホオノキ」。実は私たち日本人とは歴史的にも結び付きの強い銘木で、古来より武士が持つ日本刀の「柄:つか」や「鞘:さや」には「朴」しか使われなかったとも言われるほど。つまりサムライ御用達のウッドであったわけです。
オリーブゴールド色とも言える杢肌と繊細な杢目、導管のウネリによる輝きは、直射日光下で見ると文句の付けられない美しさ。決して派手ではありませんが、実に品があり奥ゆかしく日本的な美を感じる一本です。
最後は「インドローズ」。非常に高い密度と耐久性がある上に狂いが少なく、美しい濃色の筋模様を有することから、ギターなど楽器、高級家具などの良材としても知られるインド産のローズウッド。「ローズ」の名前は材を削った際に放たれるバラのうような芳香が由来とされています。
これぞ銘木!と言わんばかりの密度、重厚感。深い褐色の中に浮かぶ上品で繊細な杢目は派手さこそありませんが、瘤材や縮み杢に勝るとも劣らない個性と深い味わいを持っています。