ホーム >>  ニュース(総合ブログ) >>  コーヘイのブログ   過去ニュース(2018/3以前)はこちら

【お知らせ】カレンダー(店頭営業日)を更新。平日は通販のみ対応。お問い合わせは「よくある質問」をご覧になってからお願いします。

NEW ITEM
トラウト
ソルトウォーター
フライ
ウエア
アウトドア
暮らし/雑貨
防災グッズ
カモフラージュ柄
Cマイル・アップ対象
特価セール品
メッシュ素材
夏アイテム
2025シムス新製品
ベスト小物
防水ギア
SIMMS廃番品
虫除け

取り扱いメーカー

取り扱いメーカー一覧

NEWS

営業カレンダー

2025/10/11店休日のお知らせ

スタッフ コーヘイ

10月12日(日)、10月13日(月)は店休日となります。ご注文やお問い合わせにつきましては14日(火)より順次ご対応させて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

2025/10/11カスケット・ボアフリースベスト

スタッフ コーヘイ

10月下旬のお届け予定で現在ご予約受付中のボアフリースベスト。暖かいのに軽快でこれからの時期にとても重宝する一枚です。 単体でアウターとして羽織るのはもちろん、ジャケットのインナーで着用しても、袖が無いことでゴワつきにくく快適。 MA-1のようなリブニットの襟は、重ね着をする際にどんなアウターやインナーとも干渉することが無いのも特徴。 縁取りを付けたハンドポケット、カスケットライオンワッペン、ラウンドさせた柔らかい雰囲気の裾カットも特徴です。シンプルながらよく見ると凝っている上品なデザインにしています。 通気性がありながら、通常の4倍とも言われる防風性を備えるポーラテック・ウインドプロ・フリース素材も自慢の一つ。ダウンと違って洗濯も容易なのも嬉しいところ。 品の良い光沢感のサテン生地を裏地に張っていますので、着用時に生地同士が全く引っかからないのも快適性に貢献しています。日常でも気軽に羽織れて、フィールドでも使える性能を持つカスケット・ボアフリースベスト、ぜひ秋冬のお供にどうぞ。

本日の道具

2025/10/10LLビーンのウェア&ギア

スタッフ コーヘイ

究極にシンプルで普遍的なアウトドア&デイリーウェア&ギア。LLビーンにはそんな言葉が似合います。僕も長らくこのブランドを愛用している一人。 同ブランドはメイン州で110年以上の歴史を持つ米国アウトドアメーカー東部の雄。ロゴに誇らしく描かれるのはアパラチア山脈系のカタディン山です。 話が逸れますが、僕の好きなNY州キャッツキル地方もアメリカ東部にあり、広域とはいえキャッツキル山地とカタディン山とは同じアパラチア山脈系に属していますので歴史が繋がる部分も多々あります。そんな地理的背景も、個人的にLLビーンを愛用している理由の一つです。 落ち着いたネイビーで、起毛感あるフランネル生地はまさにこれからの時期に着たい、肌触り抜群の一枚。 極めて普通なんですが、熟練の職人により両面に各8回も行われる起毛加工や、ポケットの部分は柄合わせなど、当たり前のように非常に拘って作られていることに驚きます。 シワになりにくく、洗濯も容易な長袖Tも本当に普遍的なデザインの一枚。 中肉のしっかりした生地はコットン100%で滑らかな肌触り。 色褪せや縮みに強く、首元はラベルがチクチクしないようプリント仕上げ。基本なんだけど衣類として本当に大切なところにしっかりと焦点を当てたモノ作りに、100年を超えるブランドとしての威厳を感じます。 あらゆるアウトドアはもちろん、入脱渓時の手の保護にも最適な肉厚レザーグローブは、なんと5900円(税抜)という価格。 フィールドでも見やすいイエローも良い色合い。デザイン、品質、価格、歴史、どれをとっても素晴らしいブランドです。

本日の道具

スコットの伝統そのものとも言えるファイバーグラスロッド「Fシリーズ」が再入荷しています。今回の入荷は下記3機種、いずれも全く違う性格で、結局どれも欲しくなってしまうのは困ったところ・・・(苦笑)。

■622/4:シリーズ中最も繊細なシャフトを持つ芸術肌。小さな山女や岩魚の躍動も全身で受け止める一振り。
■663/4:グラスロッドとして完璧なバランスとコントロール性を持ち、ショートレンジの全てをこなすバーサタイル。
■724/4:唯一の4番。風に強く、そのトルクで大きなドライフライやニンフの投射、遠投も出来るオールラウンダー。
クラシックで深いベンディングカーブを描くEグラス、最高品質のコルクグリップ、チタンSiCストリッピングガイドを用いてアメリカ・コロラド州で手作りされる極上のフライロッドです。
それから、残念なことにキャンセルが出てしまったf.dオーガナイザーを販売いたします。(予約品は本来キャンセル不可です) 必要な釣小物をコンパクトにまとめられるので、本当に使いやすいミニパックです。ルアーはもちろん、小物が多いフライにもピッタリ。スマートフォンも入るので、鍵やカード類も入れて普段使いしているというお客様もいらっしゃいます。

本日の道具

2025/10/08キャッツキル放浪記

スタッフ コーヘイ


コーヘイのキャッツキル放浪記・連載一覧はこちら
実は、、、未だ行ったことはないフライの聖地「キャッツキル」。彼の地を夢見て夜な夜なタイイングを続けるスタッフコーヘイの不定期連載コラムです。

🔳第四話 気になるラインアイ後ろの隙間
第四話は、キャッツキルスタイルのフライに見られるラインアイ後ろに見られる謎の隙間について 英国からの流れを組む東海岸キャッツキルのフライパターンはいずれも繊細&華奢で、メイフライの儚さを見事に表現しているものが多い思います。その特徴の一つが控えめなマテリアル使い。西海岸系のフライに見られるようなバルキーな獣毛などは用いず、鳥類の羽根をパラっと軽く巻いているだけなので、見た目に余裕があり非常にエレガント。 キャッツキルフライの特徴と呼べる構造はいくつかありますが、その中でも見落とされがちなディテールが、僅かに隙間を空けてありフック軸が剥き出しになった謎スペース。僕も初めは何となく軽やかに見せるデザインなのだろう・・・くらいに考えていましたがノンノン、実はちゃんと理由があります。 その理由の一つが、ナイロンやフロロなど開発以前、強度の無いシルク製リーダー(シルクガット)に負担を掛けないために用いられた「タールノット」で結ぶための隙間であったようです。(タールノットで結ぶと、キャッツキルフライでありがちな逆立ち浮きがほとんど無くなります)またウイングをよりフックシャンク中央(後方重心気味)に巻く事で水面でのバランスが良くなる事も理由の一つだったようで、本当に理にかなっているように思います。 後年のキャッツキル・レジェンド「アート・フリック氏」は、この部分をスレッドで砲弾型にまとめており、ほぼ隙間はありません。もしかするとナイロン開発後である時代的なことや、フックバランス、短めのテールなどでバランスを取っていたり独自の理論があったのかもしれません。そんな細かい点に思いを馳せアレコレ妄想するのもまた浪漫です。 この辺りの細か〜いディテールや歴史的背景、時代の移り変わりと繋がりなどは「ザ・ヒストリー・オブ・トラウトフライズ 鱒毛鉤の思想史」でも、非常にわかりやすくまとめてありますので、ご興味ある方には絶対にオススメします。 毛鉤一本に秘められた壮大な歴史と様々な人生。僕のキャッツキル放浪はまだまだ先が長そうです(笑)。

本日の道具