2021/11/11ベゼルグリップご紹介-その1
11月18日販売のベゼルグリップより、本日は「御蔵島黄楊」をご紹介します。”神様が宝の隠し蔵を置いた島”がその名の由来とも言われる伊豆七島の一つ「御蔵島」産の黄楊(ツゲ)です。
驚くほど高密度で滑らかな杢肌を持つ日本の固有変種であり、材として使用するまでには最低でも100年掛かると言われる極めて希少な材でもあります。
特に御蔵島産は潮風にもまれる険しい山地に自生するため年輪が非常に緻密、その杢肌は絹のように滑らかで色艶も一際美しい事から「つげ櫛」などの伝統細工に使われています。江戸時代にはその櫛が大奥女中たちを魅了したことから、女神「弁財天」の名を取り「弁天黄楊」と呼ばれ、他の黄楊とは区別されたそうです。
また数十年以上の使用にも耐える耐久性、使い込むほど飴色へと変化する経年の美しさから、将棋駒材の最高峰としても高名。日本古来の伝統細工の他に相撲や歌舞伎など古典芸能にも深い関わりを持つ、まさに日本が誇る銘木です。







スコットの伝統息づくグラスロッド「Fシリーズ」の723/5(7ft2inc3番/5ピース)が再入荷しました。Sグラス全盛の時代にあえて用いたEグラスは、深いパーシモン色のアンサンド・ナチュラルフィニッシュ。
ちなみにこのブランクカラーは塗装ではなく特注したレジンによるものらしく、素材そのものの色合いだそう。その他にも、1点1点擦り合わせで作られる中空の印籠継ぎ、フロールグレードの最上級コルク、チタンSic製ストリッピングガイド、レモンイエロー&カーマイン色の美しいティッピングスレッドなど、仕上げ&性能ともに一切の妥協を廃した造り込み。これぞクラシックな最先端、極上の一振りです。
約120年前の1903年に発表され、2021年の現在もこうして購入することが出来るHARDY社の名機「Bouglé」。生産国は英国アニック。今も変わらず熟練の職人により組み上げられています。実釣での使用はもちろん、美しく響き渡るクリックチェックに耳を傾けながら、先人達や鱒釣りの歴史に思いを馳せる時間もまた至福のもの。この古典的リールは道具でありながら、歴史の一部でもある希少な存在なのです。
ハッチのNEWリール「ICONIC 4+、7+のグレー/ブラック」と欠品していたティペット各種が入荷しました。近頃特に一度欠品するとなかなか再入荷しない舶来品たち。このペースだとアイテムや品番によっては次回入荷が解禁までに間に合わないことも十分に予想されますので、在庫がある時にご購入頂くことをお勧めいたします。僕も、欲しい時が買い時!思い立ったが吉日!と言い聞かせて「チャンスは今しかないんだ!」と妻を説得する毎日です(笑)
欠品していたフィルソンのウールハットが再入荷しました。オレゴン州で採取された上質な羊毛を更に厳選したヴァージンウールのみを使用する贅沢なハット。何より何年被り倒してもヘタらない耐久性には只々感心するばかりです。
4連の真鍮製ハトメ、レザーリボンに加え、単色ではない極めて複雑な色合いのヴァージンウール生地、その全てがアイコニック。同社ティンパッカーハットと並んで、恐らくこれから先もずっと変わらず存在し続けるであろう、アウトドアーマンズ・ハットの傑作です。