
今月はアルセドクライマーとマークスパイダーの新作ブランクの調整に取り掛かっています。
今季はマークスパイダー(1&Half)をはじめとした他ブランクやボロンハンドルも製作が追いつかず、皆様にはご迷惑をおかけしています。
人気だったMSB51MLT(1&Half)のおかげで様々な意見の吸い上げも出来て、パックロッド、センターカット2ピースの設計にも活かしています。使う方の好みや用途に合わせてお選べいただけるようになるはずです。詳細についてはもう少し煮詰めてから発表いたします。

さて実は、8月の福岡地方は雨が少なく渇水になるところでした。今日は稲にとっても恵みの雨が降っています。明日も雨、渓流には出掛けられそうにありませんが、これから朝は肌寒くなりますのでウエーダーの準備もしますか。皆様もいい週末を。

BALSATRAD51HS・テストでの良型ヤマメ。Type1となっていますが、合計の試作品は6型目で微細な調整を行なっています。リップの角度や大きさを調整し、レスポンスはSクラスのプリプリ感はそのままに、分厚い急流でも一段下をキープして泳げるようにウエイトを増しています。(TRAD50HSとの違いや使い分けは後ほど解説します。)

プラッギンアシストフックの中軸が入荷。少しづつですが製作しています。このフックの特徴は刺さりが早い形状で、大物が来ても安心な線径です。刺さりはとても良いのですが、僕は貫通速度を少しでも上げるため、使用前に針先の黒色部分を剥いで一層薄くもう一度研ぎ仕上げしています。もちろん使用中にも針先の注意は怠りません。細軸の場合はこの薄皮剥ぎの作業をする必要はありません。両者を使い比べて、タックルシステムに合わせてお選び下さい。

この時のロッドは愛竿のRevolutionRB55MS(US)。スピニングタックルとナイロン(トラウトプラッギン)の組み合わせではこのブランクが相変わらずお気に入りです。さて、今週からはテストロッドが出来上がって来たので、タイミングを見て製品化に向けて詰めて参ります。
台風の爪痕も癒えぬうちに、北海道が地震に襲われました。
妹家族が震源となったむかわ町で農家をしていて、家族の無事は確認できましたが家はかなり被害を受けた様子です。
昨夜は妹と姪っ子に僕が送ったブローチが届いて、収穫した作物の話を母としたばかり。
今朝まで僕と同じく災害を身近に感じてはいませんでした。
楽しい釣りの話題を提供するのが僕の仕事ですが、今日は書くことを躊躇い、うまく言葉が思いつきません。
滋賀、大阪、神戸、北海道にはお客様も多く、無事を願うしか今はできません。どうか無事でいてください。

ついに「HERITAGE MASTER VEST」受付を開始。
今季のフィールドで検証を重ね、洗えて丈夫、シンプルで使いやすい究極のクラシックなベストのシルエットを編み出しました。縫製は福岡県糸島にある工房で一人の職人さんが一貫して手掛けます。
納品は10月以降と渓流シーズンを過ぎていますが、ご覧の通り、普段着でもイケるお洒落を極めましたので、オフの低山トレッキングやデイキャンプ、撮影会、フェスなどに活用いただければ嬉しいです。