トラウトオフ。この時期にやっておかなければいけないことの一つが「フェルト交換」でしょう。休止していた「シムスのフェルト交換」が再開されました。
シムスのフェル交換、ウエーダー修理について詳しくはこちら
下写真は自分で用意、交換したウール(70%混)フェルト・15mm厚です。(施工は靴修理業者です。)

僕はシムスのフェルト交換サービス休止時期をきっかけにフェルトを自分で交換してみました。そこには前々から思っていたことがあります。それはウールフェルトに変更することです。シャワークライミングと同じくらい急登の岩を上る釣りをされる方ならウールフェルト一択と言って良いほどフリクション(摩擦)に効果を認めます。ここ最近のシムスのフェルトは硬過ぎるのです。シムスに最初から付いているフェルトはおそらくアクリルまたは化繊100%のフェルトで硬度があり、減りは遅いけれども岩の凹凸に馴染む柔らかさには難ありです。さらに使えば使うほど硬さは増すので滑りやすくなります。

これではフェルトの意味がない。岩の凹凸に馴染む性能はむしろ現行の(ウエーディング用)ビブラム・ラバーソールの方が進化しているなと思うほどです。(シムスは一時期、フェルト撤廃を行った過去があります。)ビブラムも良いですが、ツルツルの斜度のある岩に一瞬でも足裏を食い付かせるような場面にはウールフェルトが安心できます。そこで現在シムスのフェルト交換も再開されましたので、並行してカスケットとしては、交換用のウールフェルトの販売を企画しています。もう少し素材を煮詰めていきますが12月には販売に漕ぎ着けたいと思っています。

渓流の木々が織りなす自然のトンネルは光りと影の連続です。急に明るく、急に暗くなることの連続です。
悲しいかな、老眼が出ると暗がりでの視力が極端に落ちて見えにくいのです。そんな時にパカパカことクリップオン偏光レンズは役に立ちます。

さっと跳ねあげれば視界良好です。カメラの液晶パネルもすぐに確認できますよ。ちなみに目が良い方は本体フレームのダミーレンズは外して完全な伊達眼鏡としてお使いください。軽量で背面光の反射が軽減し見やすくなります。

今回の新作眼鏡の名前は「ジャクーワ」。ボストンシェイプの知的な形状に仲西眼鏡オリジナルの羽マークが金属で入れられたデザイン。名前の由来はサンディエゴに眼鏡バイヤーとして修行に行った仲西さんが暮らした懐かしい街の通りの名前だそうです。耳に抱えるテンプルとモダンは一体成型のβチタンを採用。腕の部分は金属とは思えないほどぐにゃりと曲げることができます。細かな彫金細工も美しい。

お名前: 大森誠様
ロッド: アルセドクライマーACB 52LS
リール: ステラ2000
ルアー: ハッスルトラッド
ランディングネット: ST26
ライン: トラウトプラッギン4Lb

コメント: 来期ACB52が購入できなくなるので残念ですが、しっかりのせる釣りを楽しんで来ました。木々や魚も秋の模様です。

本日の渓流の写真は大森様からいただいたものです。いつもありがとうございます。紅葉もで始めた最終月のヤマメです。一人で渓流を楽しむ素敵な時間が伺えます。

新作眼鏡や一点物の眼鏡などいくつかセレクトしてきましたので、画像編集にも時間がかかっています。受付までもう少しお待ちください。
「The Raglan Fisher(shirts)」

先日、着用画像を公開したフィッシングシャツの名前は「ラグラン・フィッシャー」に決定しました。
ベースボールや作業着にも多用されるラグランスリーブは肩部分の袖のつけ方が特徴です。明確なショルダー端がなく、あらゆる肩幅の人にもサッと着れて、腕を回転させやすく、動きやすい。
ピンと来る方もいるかもしれませんが、ルーカステイラーもこの形状を採用しています。昔から僕が好きな形です。しかしなぜか?この形状のフィッシングシャツがなかった。記憶にあるのは10年ほど前のシムスのスーパーライトシャツです。
あれは特に気に入って長く着ました。さらに着やすくて、格好いいラグランスリーブなフィッシングシャツを作ってみたい。僕らのスタートはここからです。

細かな機能説明は設計に携わった康平に任せるとして、今日はラグラン袖のウンチクを一つご紹介。
ラグランスリーブの発祥はクリミア戦争時に英国のラグラン将軍が負傷した兵士にも着やすく、腕を上げた時にもつっぱらない、動きやすい服を紳士服店に命じて考案したのが起源だそうです。戦争という極限状態から生まれたものが機能性とファッションで今でも生きる。そんなラグランスリーブのお話でした。さ、受付はもうすぐです。

さて、プレシーズンオーダーは眼鏡も企画しています。ようやく出揃ったので、受付ページを作成中です。
協力はいつもの福岡は仲西眼鏡さん、福井県鯖江は谷口眼鏡さんです。(谷口さんにはゲンズブールも製作いただいた鯖江の老舗眼鏡工房です。)

パカパカこと、クリップオン偏光サングラスの持ち込みサービスも冬期だけ受付いたします。今回からカスケットロゴ入りとなります。公開準備までもうしばらくお待ちください。
これが終わると来期のロッド受付準備に取り掛かる予定です。
まずは昨日のお礼から言わせてください。昨日はスタグッグモデルの販売に注目いただきまして、誠にありがとうございます。また防水カメラケースへもたくさんのご注文をいただいております。こちらは大分県の工場で作っているのですが、この冬にカスケット生産枠を確保していますので、ある程度は対応できると思います。スタッフとともに頑張って製作いたします。
ご予約の方へのご連絡は順次行なって行きますが、1日ではご返信出来そうにありません。完成時期もこの冬の間ですので、ゆっくり待っていただければ幸いです。