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2026/06/12スタッグモデルラインナップ紹介その1

スタッフ コーヘイ

ランディングネットの最高峰に位置するTクラフトのスタッグモデル。言わば道具における一つの最終到達点的な逸品ですが、だからこそ渓流トラウトの釣りを始めたばかりの方、これから道具を揃える方にもぜひ手にして頂きたいと思っています。 最初から最上の物を手に始める趣味はおそらくこの上無く気持ちが良い。回り道をする必要が無いのは、結果として経済的ですらあります。(←とこれまでの道具遍歴から思います。笑)なにより、”本物を使う”という経験が、きっとこの先、どんなアイテムを手に取る時にも、自分の審美眼の指標となってくれるはずです。

【3112TDR】黒柿墨流れ×栃縮み杢・超極上×黒柿墨流れ フレーム 102,500円(税別) 1本目は31cm内径、ティアドロップ・ラウンドフレームです。 最もベーシックで鹿角の有機的な曲線にマッチする涙滴型。渓流はもちろん、中流、本流で尺オーバーを狙うにも最適なサイズ感です。 メインとなるグリップの鹿角は、模様がびっしりと入った極上クラス。さらに縦方向に立体的な曲がりを有し、ライフルのような優美な曲線を描いています。 レザーソング部分はオプション使用のブラック。キリッと引き締まった精悍な印象の仕上がりになっています。 フレーム素材は日本が世界に誇る銘木の最高峰「黒柿」を使用。樹齢100年以上の古木、それも数千、数万本に一本とも言われ、この黒色の模様は微生物の作用によって内部が半化石化したものと言われています。 また黒柿は模様により様々な呼び名がありますが、こちらは本来の柿材の白太部分へ盛大に入った流れるような「黒」が水墨画を想起させる通称「墨流れ」。 表裏全域に渡って入り混じる模様は、これぞ「黒柿」と言いたくなるような静かなる迫力があります。 ネットカラーは、通常のグラデーションとは異なり4色以上を使って贅沢に染め上げることで、日本の風景が見せる四季折々の刹那を切り抜いたかような芸術的な仕上がりを見せる「Extraグラデーション」シリーズ。こちらは「深淵(しんえん)」。目眩を覚えるような淡青〜濃紺色への深いグラデーションは、まさにまだ見ぬ大物が潜む底見えぬ深い淵、夏場でも息を呑むような肌への冷たさを思い出す仕上がりです。


【2811TDR】本黒檀×栃縮み杢・超極上×本黒檀 フレーム 87,000円(税別) 2本目は28cm内径、ティアドロップ・ラウンドフレームです。 最もベーシックで鹿角の有機的な曲線にマッチする涙滴型。渓流でのアベレージサイズはもちろん、尺オーバーなら尾鰭が飛び出す迫力のフレーミングが可能なサイズ感です。 メインとなるグリップの鹿角は、模様がびっしりと入った極上クラス。やや細めのスリム形状、凹凸強めでグリップしやすい個体です。 レザーソング部分はこちらもオプション使用のブラック。スタッグの黒、フレームの黒とも完璧にマッチしたダーク仕上げです。 フレームは、唐木の頂点に君臨する「黒檀」。実は黒檀にも様々な種類がありますが、こちらは中でも現在極めて入手が困難な「本黒檀」、別名「真黒」や「セイロンエボニー」とも呼ばれる黒檀の中の黒檀です。 水に沈むとも言われるほどの比重と密度を持ち、その漆黒の表面は磨くほどにガラスのように滑らかな輝きを発します。 直径20cmの幹になるまでに200年かかるとされ、常に需要が供給を上回っていることから森のブラックダイヤモンドとも称されます。現在は輸出入にも規制がかかっているとの話もあり、その希少度は増すばかりです。 ネットカラーは夜明け、もしくは日の入り寸前の仄暗い水辺、そこに育まれる小さな生命たちの営みを感じさせるようなダークグレー〜ダークパープル~ブルーダンのグラデーション。ともすると見過ごしてしまいそうな瞬間を切り取った繊細なグラデーションは土屋氏の真骨頂とも言える日本的な美しさを備えています。

つづく