今日は2500Cベイトフィネスの大事な話。それは最近、2500Cの不調を言われるお客様に多かった事例です。
まず結論、「ベイトフィネス(2500C)は常にゼロ点で投げよ。」です。
昔、ベイトキャスティングリールは少し竿を振ってルアーが落ちてくるくらいのメカニカルブレーキで投げるとか言っていましたが、カスケットがチューニングするリールはこの設定ではありません。左右のバランスを取って、右にも左にも行かないちょうどの状態でメモリダイヤルをゼロに合わせて出荷しています。そうしてキャスト時はメカニカルを回して飛び具合を調整するのではなく、マグネットブレーキまたは遠心力ブレーキのコマを調整して渓流用ミノーを投げてください。
飛ばないからと言って、メカニカルをゼロ点以上にさらに緩めても意味がありません。むしろスプールが左に偏ることで回転も安定しないばかりか、クラッチをカンカン切るとピニオンギアが欠けてしまいます。「飛ばない」「ギアが滑る」と言って持ち込まれたアブリールのほとんどの方がゼロ点以上に緩めて使っている形跡があり、またメカニカルブレーキのキャップ内部にオイルがベッタリの方が多くありました。(きっとよく動かすので滑らかに回せるようにした。)
カスケットからチューニングで届いたリールを触った方はメカニカルブレーキが動きにくくなるように、Oリングを新品に交換し、オイルなどを挿さず、不用意に回らないようにセットされています。この投げ方で7g(人によっては10g)でもゼロ点で大丈夫です。それ以上重いものを常時投げる時は、渓流ベイトフィネス設定されたリールではなく、別にセッティングされたリールを使うことをお勧めします。