2023/11/06フック考、2024年に向けて(1)
ミノー用「プラッギンアシストフック」に新たなバージョンを加えます。これまでのプラッギンフックは言うなれば、「スプロートベンド・ワイドゲイブ」タイプでした。
2024年に向けて新たな形状を追加することで名称を変更します。新ラインナップとしてラウンドベンド・ロングポイント形状が追加されます。
これらは形状、線径が異なるのでより好みや目的によって使い分けできます。 ナーバスでバレやすい魚、それがトラウトフィッシングの永遠の考察であり、愉楽な問題なのです。
【Sタイプ】=スプロートベンド・ワイドゲイブS #12:トレブル12番相当/線径0.64mm(旧名称#12−14)
S #10:トレブル10番相当/線径0.72mm(旧名称#8-10)
S #7:トレブル7番相当/線径0.86mm(旧名称#4-8)
シャンク短めで前後のフックが絡みにくい。
あゆ掛け針の形状に近く、掛かりやすい。
懐まで入るとロックして外れにくい。
【Rタイプ】=ラウンドベンド・ロングポイントR #12:トレブル12番相当/線径0.60mm
R #10:トレブル10番相当/線径0.64mm
R #8:トレブル8番相当/線径0.72mm
R #7:トレブル7番相当/線径0.81mm
R #6:トレブル6番相当/線径0.86mm
R #5:トレブル5番相当/線径0.92mm
シャンクはやや長めでフッキングベクトルが良好である。
ポイントからバーブまでが長く線径が細いのでバーブレスのような刺さり方。
懐まで入るとラウンド形状で魚の口が破れにくい。
明日につづく








悠久の時を刻む神代木にアンモナイト・インレイを作ってみました。
プラッギンアシストフックに6cmミノーにも使いやすいサイズを追加しました。先日の釣りにも、NZでも使いましたが良好です。特にTRAD60HS、TRAD78HSでの使用ではただ巻きでのレスポンスも上がると感じます。(レンジキープ力は若干落ちます。)

まず先に、「祝・復活のループノットフック!」そしてこの写真はフックを処分する前に撮ったのでニッパー(後述)で摘んでおりますが、使用前はもちろんNGです。この写真の理由とは・・・さて昨日の続きです。
喰った瞬間なのか、喰う直前なのかは分かりませんが、ヤマメは違和感を感じると飲み込もうとせず、口を閉じずに顔を左右に揺すってもがきます。よく見る光景です。この時、大抵針が外れてしまうのですが、それを許さず貫通してしまう針があります。それがこのループノットフックに採用している針です。秘密は0.48mmという0.5mmを割る線径です。これまでにいくつも試して0.5mmを割ると極端に刺さりの貫通率が上がります。
特に秋ヤマメの鼻先だけの威嚇喰いでも一気に刺さり込んで獲れたことが何度もあります。しかしこの絡みつくように粘ってバラさないこのフックにも弱点があります。それが折れることです。
線径が細いゆえ二本掛けするようにダブル仕様にしているのですが、一本しか掛かっていない時は焦ってください。僕は40cm近くのヤマメをランディング寸前で3度ほど折られて逃げられ、このフックの使用を一時期やめていました。
分かりづらいかもしれませんが、この時も折られていましたが、もう一本でかろうじてランディング。
この魚も一本折れたけどかろうじてランディング。(この時の模様は鱒の森連載時代にも掲載されました。)
使うのをやめていたのに復活しようと思ったのは、お客様のリピートの声が多かったからです。それに改めて使用すると、まあホントにバレない。よく掛かるんです。
そこで自己責任で使用してくださいと前置きをして、以下のことに注意して使ってください。
(1)この針は消耗品と認識ください。数匹(経験的には1〜3匹)釣ったら交換する。これくらいの気構えが必要です。
