スタッフからの告知にもありましたが、ボロンハンドルの8月販売を明日19時に予定しています。
カスケットが考案したボロンハンドルの魅力はいくつもあります。

その一つ、まずは1本のハンドルで複数のブランクを使えるようにしたことです。これによりブランクの不意の破損でも交換が容易に。また新たなテーパーデザインのロッドへの挑戦をハードル低く楽しめるようにしました。例えば5ftハンドルには現在、10種類のブランクから選べます。あらゆる個性と釣り方が存在する中で1匹の渓魚へのアプローチや感じ方に幅を出すことを僕らはトラウト愛、趣味だと感じています。

ブランクとハンドルの関係はいつもカメラのレンズとボディで例えていましたが、正直にいうと、ブランク性能を言葉で全て伝えることは不可能です。いくら聞いていただいても印象は使うまで人それぞれです。

それはあたかもソムリエに今から飲むワインの味を細かく(根掘り葉掘りと)聞く時間の無駄のように思います。だったらグイッと飲んでそれから語ればいい。その方が具体的だし、エスコートした女性もヤキモキしません。(笑)もし好みでなくても違うワイン(釣り方)を覚えるチャンス。

そうした、あるゆる方の楽しみを否定せず、一度は経験してから語ると新たな気づきによって、自己の趣味(釣り)を高めていければ、長い人生の中で多少の寄り道はその人の深みを増すと思うのです。

お名前:W.K
ロッド:RB51MLS
リール:ABU Cardinal33
ルアー:TRAD60HS
ランディングネット:T-CRAFT (ONO)
ライン:トラウトプラッギン4LB
コメント:
久しぶりにまとまった雨が降ったので、気になっていた本流へ下見に行って来ました。いつものタックルにTRAD60HSをセットし、流心の脇をアップクロスで通すと…ゴン!と手元に重みが伝わり、精悍な面構えをした、アイシャドウが印象的な37センチのヤマメと出会えました。レボリューション51とカーディナルでの本流は、ハラハラしながらも、想像以上にスムーズにやりとりが出来て驚きました。一番驚いたのはカスケットのナイロンラインでのやりとりです。アクション中もですが、ヒットし魚が流れに乗って下流に走り抵抗しても、PEじゃなくても全然いい…と実感した次第です。

W.K様、ご投稿ありがうございます。グリーンのアイシャドウの大きさからも魚体の大きさが分かります。素晴らしいヤマメですね。ナイロンライン、トラウトプラッギンも気に入ってくださってありがとうございます。渓魚にはこのクッションと優雅さが不可欠な気がしております。皆様にもオススメいたします。

さて、増水の季節になりました。HS、SHSなどの重量級ミノーが活躍の時です。流れがあって深くに行かせたい場合は重量を利用したポジションへのキャスト、コースが重要ですが、ダウンの時間を少し取ったほうが食いつく、追いつく場合はHSを使用し、ほぼアップで勝負をつけてしまえる場面ではSHSやバルサ51HSが有利だと思います。またスイッチの入り方では浅場ではバルサの方が興奮を誘いやすく、ウッドのトラッドは深くに居るターゲットも誘いあげる効果があります。流れは複雑です。どんどんキャストする前に一発で仕留めるコースの選択を考えてミノーを選ぶとより楽しいですよ。
さ、僕らの地域は梅雨の晴れ間、そういえば七夕です。(忘れてた)皆様も良い週末を。