2024/01/11デビー販売日(1月16日)に決定
昨年のMOKS企画で一部の方だけに販売したデビー。いよいよ一般販売へと漕ぎ着けました。わずかですがウエイト位置など細かな点を調整し、飛びはそのままに、浮きやすく、絶妙に半沈みな、「鱒が食いやすい」を向上させています。
この形状は先日、古和が巻いたラフォンテーンのフライ、モホークにも似ていますね。後で分かったことですが、このモホークは大型のドライフライながら飛びやすいと好評だったらしい。確かにデビーは1.9gしかありませんが、32mmと小粒でこのVフラット形状が効いているのか、とても安定して飛びやすいのです。
ご存知、ファルコンはオールセルロース仕上げ。通常のウッドルアーと比べて圧倒的に強く、少々岩にぶつけても傷や凹みを起こしません。カラーは実績と視認性を考慮にオレオレ、チャートブラウン、ホワイトオレンジスポットの三種類を企画。シーズンオフなので受注生産も考えましたが、製作の野木さんはご家族の介護などで多忙を極めてあるので、今回は出来た数のみ、少しづつ販売していきます。デビーはエンブレム・ボロンハンドル予約会、同日の1月16日に受付を予定しています。こちらもお見逃しなく。








「ケルビン」とはゲール語で小さな川という意味だと書きましたが、この間、理系なお客様(
約3年もコソコソとフライで釣っていたのにフライフィッシングを薦めることを僕がしなかったのは、ルアーマンに、この(ナチュラルで無波動にしか反応しないトラウトが大胆にも水面を破る)楽しさをまずはルアーで知ってほしいと思ったからです。実際、フライを初めてするには多くの「?」の壁があります。まずはルアーでこの素晴らしい釣りのノウハウが分かると、フライへの扉は意外にもすんなりと開くのではないかと考えました。
ミノー・トウイッチで釣るのは面白い。しかしこの無波動にしか反応しない鱒を知ることはトラウトルアーマンに新たな気づきを与えます。このフライ要素をルアーに転化させようと思った時、僕はレイクショアジギング・ジャックガウディを考案していた時を思い出していました。これはあの時の興奮に似ています。
擬態を好まず、あくまでトラウトルアーとしての愉楽なデフォルメ要素を盛り込み、飛ばしやすく、そして釣れるものにする。
この時期の朝の散歩に欠かせない「プライベートリバーのオールフィンガーグローブ」です。