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2021年、渓流用に最適なグローブを開発しました。
ありそうでなかった人工皮革とメッシュ素材を組み合わせたハーフフィンガーグローブです。
渓流では岩や木を掴むことが多いので怪我防止のためにグローブは必携です。
【渓流用グローブに求められることとは】
(1)繊細の動きに対応するためフィッティング性が高いこと。
(2)掌部分は擦れ、強度に優れていること。
(3)速乾であること。
(4)細い針を拾いにくいこと。
これまでにも渓流用、フライ用のハーフフィンガーモデルはフリースやメッシュ素材を組み合わせ、力を入れて磨耗する掌に数箇所に人工皮革を採用するモデルがありました。これはこれで使えたのですが、唯一(4)に不満点がありました。
これが解消すると気がついたのは、実は人工皮革を掌の全面に使用したオフショア用のグローブの指部分をカットして渓流で使った時でした。オフショアの方ならあるあるですが、人差し指だけが破けてオフショアでは使えなくなるんです。それが勿体無いので一度ハーフフィンガーで使ってみたら、大当たりだったというのがこのグローブ開発の真相です。 最強の渓流用ハーフフィンガーグローブの単純な組み合わせに気がついた我々は手甲面にはUVと速乾、そして虫が来にくいピューターグレーのシャダンソアリオンハニカムメッシュを採用。パターンはグローブの最高峰とも言えるゴルフ用の素手感覚にちかい握りのパターンを模索し、掌にはクラレ社製のAMARA・アマーラで作ることにしました。 <AMARA(アマーラ)®の特徴>
・しなやかな風合いで繊細な動きをする渓流釣りのグリップ、手の動きにフィットします。
・高級スェードの持つ表面タッチでグリップ力もアップします。
・雨や水に濡れても変質が少なく、濡れた後のケアも簡単です。
・通気、透湿性に優れ、蒸れにくく長時間つけても疲れません。
・摩耗性に優れ、丈夫で長持ちします。

そしてついに、渓流用最強のシンプルなハーフフィンガーグローブが完成しました。 【素材】
甲面:シャダンソアリオンハニカムメッシュ吸水速乾・遮熱UV素材(ポリエステル100%)
掌面:AMARA(アマーラ)®人工皮革

カラー:Pewter(グレー)

サイズ:一般的なグローブサイズと同等と考えてくださって大丈夫です。伸縮性のメッシュ部分で、ジャストなフィッティングが再現できます。
M:手囲い210〜230mm
L:手囲い220〜240mm

日本製 made in Japan

本日の道具

お客様のお手元に届くことを念頭に(陳列はしないので)環境配慮にビニールだけの簡易包装とします。代わりにオリジナルステッカー(forest down)を付属します。
新年あけましておめでとうございます。今年も皆様の釣りを魅力的で刺激のあるものにして参ります。
2022年が始まってしまいましたが、昨年の動画でまだ編集できてないものがあります。こちらのアルセドクライマー編もまだいくつか残っています。「アルセドクライマー」はカスケットの渓流用パックロッドの名称です。5ftボロンハンドルでの展開でアップデートを繰り返しています。 2022年はこれまでファンの多かったACB52MS-4の後継機種を進めます。これは第二世代のブランクでしたので、最新の第三世代ブランクとして新たなマンドレルから製作をしていきます。新たな52MS-4のアップデート版はその前に完成している514MLと比較して、より本流要素や直アップ源流でのフッキング成功率の向上を目指します。現在サンプルで534、554を企画。どちらにするかはまだ分かりません。 話は変わって、今年はウエーダーの動きが早いです。コロナによる世界的な工場の生産ダウンでアメリカで作られる製品にも影響が出ており、日本向けの商品を抑えるのも大変なご苦労があるようです。つまりはシーズン中の補充が以前にも増して難しくなっています。僕が着用はシムスのG4-PROストッキングです。シムスの最高峰ウエーダーです。一般的なアングラーが渓流の過酷な環境で4〜5年使っても大丈夫な作りをしています。 上位機種にZことジッパーがありますが、個人的にはこちらのPROの方が僕はオススメです。理由はジッパーなどがない分、経年劣化するパーツが少ないことです。どうしても素材は経年で置いておくだけでも劣化します。ジッパーは歯が細かいので、相応のメンテナンスと使う側の配慮が必要です。僕はここを少し忘れたいのでオーソドクなG4PROをえらぶわけです。

シムスのウエーダー各種在庫はこちら
カスケットは本日までの営業で12月30日〜1月3日までお休みを頂戴します。新春企画として上写真のスタッグ(ベゼルグリップ、ランディングネット、マグネットリリーサー)の三種セットを1セットだけ発売いたします。(優先Cマイルが必要となります。必要なCマイル数は当日発表いたします。) またハッスルトラッドも上記の2色を販売します。ハッスルトラッドは優先Cマイルはなしで販売します。これまでに使ったことがなかった方もこの機会にお試しいただけると嬉しいですね。

上記の新春企画の発売日は12月31日(大晦日)12:00PM(お昼)から発売開始します。
以下のアイテムは2022年度に向けて予約を開始しています。Cマイルも予約時点で貯まりますので、ぜひお早めにご検討ください。

本日の道具

2021/12/25修理ロッドについて

H.teshima

先日、改めて修理ロッドの対応(破損判明、修理方法決定から次の生産ロットで修理製作)について明記いたしましたが、これまで修理ロッドは一年に5〜10本程度しかありませんでした。しかし累積ユーザーもここ数年で一気に増え、破損する方も年々増えています。できるだけ受付けることに注力して修理依頼が予想以上に増えてきたのは私の想定が甘かったです。そのため2022年にも生産予定の納期も遅延が生じています。お伝えする製作予定は2ヶ月の範囲を設けていましたが、ほぼ後ろの月での製作となっており、納期は後ろの月に製作をするので乾燥期間から、翌月中旬までをみていただきたく存じます。

【2022年製作分の納期例】
1〜2月製作予定(ほぼ2月の製作に):納期3月初〜中旬

これ以上遅れる場合は、修理ロッドの対応を改めます。「早く完成して欲しい」と「早く修理して欲しい」は生産を奪い合う要望であり、互いの立場はカスケット・ユーザーとして協力していく関係であること理解いただきたいです。従いまして現在お使いの方も、今後の修理対応については、その時期の混み具合などで対応が変わりますことをご承知ください。

2021/12/15夏渓ハーフフィンガー

H.teshima

岩に手をつき、崖に生えたツルや木々を頼りに斜面を登る。僕は渓流釣りを素手で行くことはありません。時にはロープを掴むこともあるので、手の裂傷や打撲は避けたいものです。シムスでも冬用を意識したグローブはよくありますが、夏向けとなると良いものがありません。夏の紫外線対策は手のひらが空いてしまっているのです。こうなれば薄手のフリースでも良いかと思っていましたが、如何せん、ミノーを交換するときに細軸の針をよく手のひらに刺してしまうのがいけない。

【僕が欲しい夏渓グローブとは・・・】
繊細な指の動きを重視してハーフフィンガータイプ。
手甲は速乾のメッシュ。
掌はアマーラの合成皮革を全面に使い、引き裂きにも耐えられる強度を、そして細い針が簡単には刺さらないように余分な縫い目を排除するなど。

まずはファーストサンプルが出来上がり。修正点を盛り込んで、シンプルだけど、ありそうでなかった渓流専用グローブができそうですよ。