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営業カレンダー

2021/03/09Avail 商品入荷

スタッフ シゲ

アベイルより2500C用オフセットフレームのNewカラーが入荷しました(2501用は未入荷です)。その他欠品していたパーツも入荷しています。また、お問い合わせを多くいただく持ち込みチューニングのお預かり期間は約1-2ヶ月になります。今シーズンにご使用されたい際のご依頼はお早めに!!

本日の道具

2021/01/14ジャックガウディJr

H.teshima

昨年夏から欠品していたジャックガウディJrが完成しました。アンバサダーでの渓流アングラーも増えたので、渓流で差し込み(落とし込み)も速度調整が容易にできるようになりました。ミノーで浮かないトラウトの深淵・ボトム攻略を思い切ってやってみてください。トラウトプラッギンの生産も順調ですので、時期に入荷します。

本日の道具

欧州貴族の気品を思わせる配色のブルーグレーとゴールドの2500Cデラックス。僕がこのリールの発売したのが約4年前。思えば、この企画から2500Cによるカスケットのトリガースタイルが本気スタートしたのでした。このCDL十数台を完成させるためにどれだけのパーツ取り用の2500Cを入手したかわかりません。約2年掛かりで世界各地から集め、同時に副産物として仕上げた「カリカリチューンのアブ2500C」を買われた方は価格も程度も、今思えばとても幸運な方々でしたね。それくらい今の2500Cは入手し難いオールドリールになってしまいました。
Ambassadeur 2500 series parts
その当時は消耗品となるパーツ類が軒並み底をついてしまって、集めるのに四苦八苦しましたが、今はアベイルさんが失なわれた部品を精度を増し、さらに軽量に、使いやすく復刻される。これが今の「トリガースタイルの渓流」を牽引する本当の大きな源だと思います。これがなければ僕は企画を思いつかなかったかも知れません。
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先日、カスケットのバスタックル時代の懐かしいお客様が渓流を2500Cで始めたと聞いて、僕のリールを投げさせたら「なんじゃ、こりゃあ」と松田優作の真似をしてくれました。その方も数点はアベイルパーツは組み入れているらしかったのですが、「これは反則や」と言われました。カスケット提供のカリカリチューンをきっかけに2500Cキャスティングに目覚めたり、上手になった方は数知れずいらっしゃいます。まずは一台、このトラウトオフにチューニングに出して体験してみるのはいかがですか?

2020/07/23アンサンドフィニッシュ

H.teshima

カスケット・ロッドの表面仕上げはアンサンドフィニッシュがほとんどです。アンサンドフィニッシュは無研磨・無塗装仕上げとも言います。実はこの高級仕上げとも呼ばれるアンサンドフィニッシュはカスケットが依頼するブランク工場が日本で初めて確立したのです。こう言うと、少し詳しい方はどこかがわかってしまいますね。
アンサンドフィニッシュを簡単に説明すると、マンドレル(鉄芯)にプリプレグ(カーボンシート)をテーピングで圧着させ、加熱整形した後でこのテーピングを除去したままで仕上げます。つまりテーピングを除去した痕(段差)が残った状態でありますから触るとザラザラとします。 通常のブランクはこの後でテーピング痕を消すためにクリア塗装とサンディング(研磨)を繰り返し、最後に本番の塗装をして仕上げます。ロッドのコスメティックに塗装の自由度は魅力的ですが、言うなればコーティングされた状態です。想像の通り、塗装をすれば自重は重くもなり、ロッド本来の復元力は減退します。
ロッドに計算された弾性とカーブ支点からのルアー放出をスポイルさせることなく、着水時にはロッドのブレが収束しているという絶妙な「使い心地」はアンサンドフィニッシュだからとも言えるのです。さらに言えば、テーピングを細かいピッチで一糸の乱れもなく巻き上げ、最後は取り去るだけの一発仕上げというのは相当な技術を要し、大抵の工場はハーフサンドや塗装を施し、不良率を減らしているのです。 こうして軽量に仕上げたブランクに、美しいガイドラッピングを薄くて強度を持たせる熟練のアッセンブリーに繋がってこそカスケットのブランクは完成します。
さて動画はご存知、トラウト活動家の斉藤さん。最新動画を見ていただいてもキャストの気持ち良さが伝わるかと思います。このキャストに追従していくアンバサダー2500Cのアベイルパーツ、チューニングも素晴らしい。特に今回のアベイル新作のウオームシャフト。これは在庫ある内にご自身が安心するくらいの数量を確保しておくことをオススメします。NEWファルコンの最終型も斉藤さんの釣りで活躍しているようです。合わせてご覧ください。
【アンサンドフィニッシュまとめ】
メリット
(1)テーピング痕の凹凸によってラインがべたつかず、水切れが良い。
(2)8%近い軽量化。
(3)15〜20%耐圧縮強度が向上。
デメリット
(1)ブランクの塗装がないため、無味簡素。
(2)製作において技術を要する。(職人の技術継承が心配。)