【ブランク第三世代コンセプト】
カスケットのトラウトロッドは進化してきました。
【第一世代】
それは、ブランクスルー設計の最初期設計。ブランクとグリップを脱着できるベゼルグリップも開発。ベゼルグリップは5ftクラス限定。
【第二世代】
既存ブランクをグリップ脱着へ。レングスクラスでボロンハンドルの接合部を共通化したことにより、一つのブランクをボロンハンドルでいくつものブランクを使用可能にしました。
【第三世代】
第二世代からハンドル、グリップから上部ブランクを均等分割で設計する新しい継ぎ方を開発。おそらくトラウトロッドでは初の試みとなるカスケットが産んだ新設計のブランク構造です。

【ボロンハンドルシステムの拡張性】
それはもうずいぶん前。一つのハンドルで複数のブランクを交換できるようにした「ボロンハンドルのアイデア」はトラウト用ロッドとして、今まさに最高のシステムとなった。ラインナップが増え、旅行鞄の中や車内でハンドルとブランクは分離、そしてブランクは均等3〜4分割と、驚くようなコンパクトな仕舞寸法に加え、印籠継による美しさと堅牢製の両立。ボロンコンポジット、銘木とジュラルミン金属のコンビネーションは美しく、私たちは追随を許さない進化を続けています。

2024年、開発中のブランクを含め、ボロンハンドル対応機種が22種類になりました。ブランク第三世代の開発中、継続機種、そして廃盤(主にブランク第二世代)機種も掲載します。
【2025年度ブランク受注会のお知らせ】
オレンジ色の機種は来週21日〜24日に掛けて2025年度製作の受注会を予定しています。受付ではマイル保有者向け優先あり。こちらのページに詳細を追加しました。
Handle ハンドル |
Blanks ブランクス(スピン、トリガー)*開発中2024年5月現在 |
5ftハンドル |
継続モデル
ACB(TR)514L、ACB514ML、ACB524M、ACB554M、MSB483ML、*MSB483L、MSB491ML、MSB511ML、RB511ML、RB551M
廃盤
RB48ML、ACB50L-4、ACB52L-4(後継ACB(TR)514L)、ACB52M-4(後継ACB524M)、HBB51MS(後継ACB514ML)、MSB552M、 |
6ftハンドル |
継続モデル
OBB604M、OBB674M、OBB674MH、RB621M
廃盤
HBB60MS(後継OBB604M)
|
7ftハンドル |
継続モデル
RB721MH、SDB741MH、*CMB694MH、*CMB733MH
廃盤
TRB72MH(後継CMB733MH) |
8-9ftハンドル |
継続モデル
RFB743H、*RFB834H、RFB894H、RFB894WH
廃盤
TRB77H(後継RFB743H)、TRB83H(後継RFB834H)、SPB88H(後継RFB894H)、SPB92XH、BBB89XH(後継RFB894WH) |
ブランクスルーモデル |
継続モデル
RHB964Z3H
廃盤(近年の製作予定なし)
TR52MLS、TR66MLS、TR77HS、SSP89XHS、SSP97ZHS |
ベゼル専用ブランク |
継続モデル
1ピースモデルの製作予定はありません。ベゼルアダプタにより上記の5ftブランクが対応可能。
廃盤
UC55M、RB55M-1(ほか1ピースモデル)、PR55L、PR55ML |
【表記の見方】
【偽物にご注意ください】
最近、ボロンハンドルの真贋問い合わせや、偽物のボロンハンドルを買われた方から、ブランクが入らないという問い合わせがあり、驚きました。オークションなどで精巧に作った偽物があるようです。ご注意ください。

アルセドクライマー、アウトバックビリーバー、マークスパイダーなど渓流5ftパックロッドが収納できるクリアケースのみを販売します。透明で中身が見え、軽量で持ち運びやすいケースです。しかし長年使うとケースが曇ってくるのがやや残念。そこで定期的にケースのみの販売を行っています。今回は新たにしたステッカーを2枚付属での販売です。

お一人様2個までの販売制限がございます。ご協力をお願いします。
明日受付開始の
アウトバックビリーバーブランクの収納に最適なシムスのタックルバッグ、「GTSロッド&リールバウルト」は、勿論カスケットの手島のお気に入りです。
カスケットの第三世代構想のブランクならば全て収納が可能なのです。小さな(狭い)車にも縦にも横にも入る。カスケットファンはぜひ持つべきロッドアンドリール・バッグです。
8-9ftハンドルでご注文を受けたエンブレム版ボロンハンドルが徐々に出来上がり、出荷が始まります。

カスケットのトラウトロッドは2004年から製作が始まり、もうじき20年。初めて作ったトラディションの最初の魚はイトウでした。当時から木部、金属部分の意匠・設計は僕自身が行い、続くブランクの企画、ベゼルグリップ、ボロンハンドルの脱着構造など、少しづつ変化を加えながら現在に至ります。忙しくしていましたので、特許も商標権も取りませんでした。最近そっくりなのものが販売されていると聞きます。
カスケットは古くからのユーザーも多く、すべてご承知の通りのはずで、なにをどうすると言うことはありません。これからも淡々と自分の企画を形にしていきます。
初めてのロッドを作った職人とは20年以上・・・。そんなこと思いながら今冬を過ごしております。