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ファルコンFLC70Fの初回出荷が始まりました。予約分はまだ作りきれていませんので今回でご案内のない方もありますことご容赦ください。
2024年の春からテストを繰り返していたレッドフォードの新作RFB834MHS(HSと表記を迷い中)。この最終盤をニュージーランドで試してきました。 NZでの通訳、運転、ガイドのぜ〜んぶお任せは【Trputrip limited・ノナカタイセイ】です。今年はカスケットのお客様が彼のガイドを利用してくれていて、嬉しい限りです。自然豊かなニュージーランドでは主に川、湖でブラウン、レインボーが釣れます。ちょうどドゴールキャップも被っていますので13日の予約開始に向けて宣伝かねてご覧いただければ幸いです。 新たなRFB834ブランクはトライアンフTRB832HSの後継機種として開発を進めました。湖や本流で人気のあったブランクです。これは北海道のイトウやアメマスでも試しました。現在は2026年までブランク製作の予約が埋まっているので、2027年初頭からの製作を予定しています。ほか本流、湖にも最適な894シリーズもお問い合わせが多いので早い段階で予約会を企画したいとは思っていますが・・・・

2025/05/09ドゴールキャップ再び。

H.teshima

昨日はコンクルージョンをお買い上げの皆様、ありがとうございます。 さて昨秋のかねてから予告していたミラレーン企画のドゴールキャップ。時間を要しましたが、ようやく予約開始します。帽子も日本国内で生産していますがどこも大変な様子で、工房を変えざるを得ませんでした。 「ミラレーン・オリーブ」
何度も作ってきた工房の廃業で新たな作り手を探し、そしてイチから型をお越して作り直し、ようやく出来上がる目処が立ちました。生地はケンダルベストと同じブリティッシュミラレーンのオリーブとベージュ。ベストとお揃いにもできます。
「ミラレーン・ベージュ」
撥水生地ですが洗うことも可能。汗をかく季節でもお使いいただけます。 久しぶりの製作で、こんな高級生地を使うのかい!?と縫製工房からは心配もされましたが、僕がどうしても欲しい!そう思ったドゴールキャップ「ミラレーン」。生地の良さにハーフパンツも企画、詳細をまとめ中です。ドゴールキャップ、ハーフパンツのご予約会開始は5月13日を予定しています。
見るだけじゃなく釣れた。(笑)コンクルージョンに納まった時は、とにかくほっとした。62cmというサイズにもじわじわと達成感と安堵を感じた。 レッドフォードRFB894HSに新しい刻印のボロンハンドル、そしてモノクローム、バレット。 この一匹にすっかり満足した僕は河原でゴロンと休憩。サボリではなく至福の休憩である。 しかし釣れる時ってこんなものですね。それから3時間ほど休憩して投げ始めて、15分後にまたもドン!今度はもっとでかい。「これはでかい、太い!てしまさん!」取り込んでくれた滝くんも興奮気味に祝福してくれる。 胴回りは手測りしようにも指いっぱい伸ばして22cmの僕では回らないほど太い。66cm、4kg。立派な雄のサクラマス。これもなんの予感も、直感も、確信もなくいきなり釣れた。(笑)「サクラってそんなものだよね!」「散々投げた場所で人が変わったり、ルアーや攻め方を変えただけでいきなり出ちゃう。」「だからやめられないんだ。」地元のお兄さんが教えてくれた通りだった。 頭の大きさに対して目が小さくて格好良い。バレットは丸呑みだった。フックの曲がったこのバレットはもう使わないでおこう・・・。(笑) 遠征のサクラマス、「見る」だけでなく「釣れた」。(笑)次回は見るだけで終わるかもしれないし、釣れないこともある。それでもこうして春の川に立つ時間が取れることに満足を得ながら、歳いく釣りの愉しみを見つけたい。 動画もなんとか撮れていたのでまたの機会にご報告します。そしてモノクローム・バレットやレッドフォード新作は納期が遠くても構わないという方を対象に受付を準備してみようと考えています。新作RFB834MH発表も含め、受付はもう少し先になります。引き続きブログチェックでお付き合いいただければ幸いです。
「サクラマスを見る会’2025」おわり
20歳近く歳の離れた滝くんの眩しい姿に「若者の時代だな・・・。」夜更けにそんな慰めを言いながら。サクラマスは根性と忍耐、閃きと決断力、そしてそれらが引き寄せる強運がなければ釣れないのだとつくづく思う。明ける朝4:30。目が覚めると滝くんはすでにウエーダーに着替えていて、準備万端であった。 僕はまだ寝袋の中で上下スウエット。「先に行ってて〜。」と交わして「若者の時代だな。」とまた寝袋に入る。 増水の川にあって、ヒットするのは岸際。そこにはブッシュ、テトラが潜んでいる。サクラマスの最高のエネルギーをまずは、その危険地帯で受けなけらばならない。リーダーを16から20lbに上げて、いつもより長めに組み替えた。ドラグはぎゃーっと出ていくのが好きだが、キツめに設定。増水の流れに乗られたらこっちは身動きができない。今回の増水と滝くんのサイズを見てそんなことを考えていた。 結局、滝くんに早朝の好機は来なかった。その後、朝飯を買いに出掛け、コーヒーを淹れ、午前9時過ぎ。雑談も途切れ途切れになってきた。休みなく投げ続ける滝くんが、「少し上流に行きますね。」と言って僕は立て掛けたロッドを手に腰を上げた。 そして、それは不意に突然に、猛然とやってきた。特別な予兆も、気配もなく。朝からずっと誰かが投げていたポイントで、少し上流に投げ入れ、トウイッチで潜航。下流でターン後、ゆっくりとリーリング、10m手前付近で少しタナを上げつつ回収しながら誘うと、ドンと音がしたように62cmのサクラマスが眼前でモノクロームのバレットを奪い去ったのだ。つづく
モノクロームの滝ケ平くんは昨年から岐阜県郡上でトラウトショップを開業。ハンドメイドミノーを自身で作りながら店を切り盛りしている。本流サクラマスは北陸で腕を磨いてきた。その知識と行動力は初の秋田でも発揮された。そしてサクラマスは彼にやってきた。カメラを取りに走る僕はランディングに間に合わず、傍で見ていた地元の方がネットを差し出してくれた。「これは良いサクラマスだね。」地元のお兄さんが何度も滝くんを祝福してくれている。 バイトは突然、戦いは予告なく始まった。いきなりひったくってロッドをグワングワンと揺さぶる。66cmの見事なサクラマスだった。ルアーはモノクロームのバレットという試作品、ロッドはレッドフォードRFB894HS。なんとすぐ隣で釣りをしていた方も同時にサクラマスを釣り上げた。 「とりあえず滝くんにまたサクラマスを見せてもらったね。」そう言いながら、この日は着替えもせずにのんびりと休憩していた自分を呪う。遠征残すはあと一日である。「二匹同時なんて地合いですよ。」地元の方も滝くんもそう言って僕に早く着替えてこいと言う。それから2時間・・・。(無)同じ場所で粘ったが僕のロッドはグワングワンしなることはなく、近くの温泉宿に戻るのだった。つづく