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サイズ#14
著名な作家であり発明家、キャッツキル地方のフライフィッシャーでもあった「エドワード・リングウッド・ヒューイット氏」による特異なフライパターンです。1937年に考案され、 スレッドとハックルだけで結ばれたこのフライは、まさにシンプルそのものですが、以上に長いハックルを持っており、一度見ると忘れられないインパクトがあります。 ヒューイットがこのフライを思いついたのは、白昼、大きなトラウトがひらひらと舞う蝶を狙って跳躍するのを見ているときだったそうです。このフライはしばしば激しいアタックを繰り返し引き起こす異例のアトラクターとして知られ、 魚が無気力な晴天の日のような通常のドライフライが通用しない状況で、深場から魚を引き上げる不思議な能力を持つと言われています。当時ヴィンセント・マリナロ、ジョン・アサートン、アーネスト・シュウィーバートなど、多くの著名な釣り人がこのフライを絶賛したそうです。 このネバーシンクスケーターのハックルはフックポイントを遮蔽するため、フッキング性能が低いと言われます。 しかし、晴れた日の午後、澄んだ水の中で大きな魚が襲いかかってくる体験は、フックセットの悪さを補って余りあると賞賛される傑作フライです。

2024/11/22LOST&FOUND FLIES No.5 Tups Indispensable(RS Austin)

スタッフ コーヘイ

サイズ#14
イングランドのタバコ屋で商業フライタイヤーでもあったR.Sオースティン氏によって1890年頃に考案されたフライパターンです。特徴的な胸部のダビング材ブレンドはオースティン氏によって門外不出とされ、その後娘が事業を引き継ぎ1934年に引退するまでの44年間厳重に秘密にされていました。秘密のブレンドを共有していた親友二人のうちの一人が作家でありニンフフィッシングの父とも呼ばれるG.E.Mスキューズ氏でしたが、オースティン一家が後世のためにボディダビング材のレシピを公開することをスキューズ氏に許可し現在に至ります。このパターンの効果はかのセオドアゴードン氏も認めたとされ、その繊細なシルエットと独特な色彩は現在もその魔力を失っていません。マジックダビングと呼ばれるこの複雑極まる材料は、今回完全再現しておりませんが、出来るだけ近い色彩を求めてウールやシールズファー、ラビットファーなどを混合して作成しています。
サイズ#14
世界で最も知られているニンフの傑作として挙げられるのがフランク・ソーヤー氏の「フェザントテイルニンフ」ですが、そのインスピレーションの元になったと言われるのが、ペイン・コリアー氏が考案したこの「フェザントテール」ドライフライです。 このフライはソーヤー氏が生まれる10年以上前の1895年に誕生しており、少なくとも文献上ではフェザントテールをボディに纏った世界で最初のフライであるとされています。 当時最も影響力のあったアングラーの一人であったG.E.M.スキューズ氏は誌面でこのフライを絶賛し、その文学的な影響によって20世紀初頭に大流行したそうです。 その後フランク・ソーヤー氏はこの釣り文献を研究、実践し後の伝説的なフェザントテイルニンフに繋がったとされています。 フェザントテイル(雉の尾羽)を使いワイヤーで補強されたボディ、ハニーダン色のテールとハックルの繊細なシルエットが特徴で、ライズ狙いやスレたフィールドでのパイロットフライとして重宝されたと言います。

2024/11/22LOST&FOUND FLIES No.7 Greyfox Variant(Art Flick)

スタッフ コーヘイ

サイズ#12
長年にわたり地元キャッツキル地方の水生昆虫を採取研究し、それまで膨大だったフライ・イミテーションとしての必要な虫の種類を最小限まで選定、それらを誰にでも分かりやすくまとめた名著「stream side guide 1947」の筆者にして名フライタイヤー「アートフリック氏」。誰よりもキャッツキルの水生昆虫を知る男が、晩年これしか投げなかったとされるほど信頼していたフライであり、氏に世界的名声を与えた傑作がこの「グレイフォックスヴァリアント」です。3色混合マルチカラーの色彩論、シンプルにしてリアル、耐久性にも優れるストークボディ、オーバーサイズに巻かれたハックルによってテールとの三点支持で水面高く浮く姿はキャッツキルフライの集大成と言えるかもしれません。ゲーリーラフォンテーン氏の著書「ザ・ドライフライ-ニューアングル」中の記載には「あたかも本物の虫と同じように水から生まれたような雰囲気があり、鱒もそれが気に入ってると思う」というフリック氏の言葉が綴られています。
サイズ#8
原案はミシガン州トラバースシティの床屋であり、フライタイヤー、フライフィッシング愛好家だったアート・ウィニー氏によって1940年代に考案されたミシガンホッパーとされています。 その後1950年台後半に、釣り作家ジョー・ブルックス氏の著書「The Com­plete Book of Fly Fishing 1958」によって有名になったことで、今日ではジョーズホッパーと呼ばれています。 レッグは本来、後年このパターンを元にデイブ・フィットロック氏によって考案され世界的傑作となったデイブスホッパーによって組み込まれる要素ですが、あえて時代を混合し、クラシックホッパーフライの歴史を1本で表現。細かいディテールを紐解くと、時代の矛盾が面白い、遊び心を入れた一本です。さらにテールも本来ハックルファイバーを使用しますが、デイブスホッパーのマテリアルであるカーフテールを使用し浮力を確保、出来るだけ水平浮きを維持するよう目論みました。また実は沈めても非常に有効である事がわかっています。