2023/12/22メンテナンスワックス
トラウトオフといえばメンテナンスですね。ボロンハンドル、ランディングネットをはじめとした木工製品、水辺で使う革製品の防水メンテナンスができる画期的なワックスをウッドワーズのヤマギシトモヒロが開発しました。
【ウッドワーズ・メンテナンスワックスの使用目的】ランディングネット、リールシートのウッドパーツのメンテナンスに使用し、耐水性の保持と製品の保護、艶の維持、ごく僅かな擦り傷の修復等を目的とします。
使い方は簡単ですが、通常見かける木工用のオイルメンテとは大きく異なる点がありますので、以下の注意点をよく把握した上でご使用ください。
使用方法用意するものはワックス、布または破れにくいクッキングシートです。
まずは、対象製品を十分に乾いた状態にします。
ワックスを柔らかい布に少量取り、製品の木部に擦り込む様にごく薄く塗布します。
時間を空けずに乾いた柔らかい布で念入りに拭き取りをします。
※塗布よりも拭き取りが重要です。
市販の合成樹脂塗料とは使用方法がここが全く異なります。また、従来のオイルフィニッシュの工程にある「サンドペーパーによる研磨は厳禁」となります。保護塗膜を落とし生地を露出させてしまい耐水性を著しく低下させます)
その後に直射日光と高温多湿、極端な低温も避けていただき、2、3日乾燥させてください。しっかり乾いたことを確認してから保管またはご使用ください。塗布の直後に素手で接触した際にベトっとした触覚がありますが、ベタつきがなくなるのが乾燥時間の目安です。湿度や温度等の環境に左右されますので、状況に応じてご判断ください。
合成樹脂を使用した塗料とは異なりますので、厚塗りや塗った後の拭き取りをしない場合は、ワックスの硬化まで非常に長い時間を要します。分厚いと均一な保護塗膜が得られませんのでメンテナンスの効果を発揮できません。
ごく薄く塗布する事で、最大限に効果を発揮します。
ランディングネットに使用される場合は、手編みネットとフレーム外側の手編みネット取付の為の溝の部位にワックスが多量に付かない様にご注意下さい。
手編みネットと取付溝にワックスが多量に付着して硬化し、手編みネットの交換ができなくなる場合がございます。
付着してしまった際には、特に念入りに拭き取りをしてください。
ロッドグリップについては、金具とその可動部、コルクに多量に付着したままのご使用は、金具の固着やコルクの変色と硬化などのおそれがございます。ウッドパーツ以外へのご使用は避け、付着してしまった際は直ぐに念入りに拭き取ってください。
ワックス塗布に使用した布は、そのまま放置すると自然発火のおそれがございます。メンテナンス作業が終了次第速やかに十分に水で濡らし、廃棄してください。
●製品仕様について
メンテナンスWAXは水辺の道具のメンテナンスにご使用される事に特化して製作しており、家具等の木工製品や一般的な革製品の為のワックスと異なります。
高い耐水性と保護を目的としており、一般的なワックスと比較すると硬化が早く、ごく薄い塗膜が得られる仕様となります。
その反作用として、使用期限は一般的なワックスと比較すると短くなり、保管期間が長くなると自然と硬化してワックス表面に塗膜が発生します。
ワックス表面に塗膜が発生した場合は硬化した塗膜を除去してご使用いただけますが、年単位での保管については、ワックス全体が硬化する事があり、使用できなくなる場合がございます。
全体が固く硬化してしまった場合は使用せずに新しいものをご使用ください。
また革製品へのご使用については、硬化する特性をご理解いただき、用途に応じてご使用のご判断を各々お願いいたします。折りたたみネットの革ケース等、耐水性が特に必要とされる製品や、形の保持を目的とされる場合の使用を想定しております。
柔軟性を必要とされる製品や、既にひび割れが進行している道具などへのご使用は、ワックスの特性をご理解していただきご判断ください。








必要なものを最小限の大きさで持ち運べる大人のボディバッグ「TASKEY BAG」。使い込むほど体のラインに馴染み、どんどん色艶を増しながら熟成されていくオイルドレザーを贅沢に用いた逸品です。
受付は12月24日までとなっています。ぜひお見逃しないようご予約くださいませ。
「エアフロVフリースジャケット」と「サイドドロージョガーパンツ」も近日入荷予定です。ご予約いただいた皆様、お届けまでもう少々お待ちくださいませ。
あえて製品の自信と耐久性の高さをお見せするために、僕が6年愛用した古びたタスキーバッグを公開します。
毎日のように使って、金具の接点が削れてしまっています。(本来は綺麗なアールですが、互いの頂点部が削れています。)
しかし接合部の革はまだ傷んではいない。
フラップは何度も指で摘み、開閉を繰り返していますが、糸ほつれも起こしていません。
軽量な化繊ボディバッグには到底出せない、深みある色に変化していく様子は革好きにはたまらない。そして僕はこのバッグにオイルメンテを施したことがありません。
ロゴエンブレムも潰れず、伸びず、いまだにクッキリ。この堅牢さと味わい深さが何度でもリピートが現れる所以です。
コンパクションネットやコンクルージョンを収納できる「CASE」を少量ですが販売します。撮影用として各1個づつ残していたものが出てきました。以前に入手できなかった方はぜひこの機会に!
留め具は設けず、開口部が広く、出し入れを楽にしたタイプの「CASE」。水に濡れて乾燥すると少し縮むと思っていましたがコンパクションのバネが強く、開口部の開きが気になりだしました。そこで僕は中央部を合わせ縫いしました。
千枚通しで小さな穴を開け、PEラインの10号をグルグルに3〜4往復、縫っただけです。縫い合わせてなくてもネットが出てきたことはありませんが、コンクルージョンを挿して使う機会はないとお考えの方は思い切って縫っても良いと思います。
本日12時30分からの販売です。閲覧必要マイルや購入必要マイルの制限がありませんので、初めての方もぜひご検討ください。(コンパクションネットの販売は準備中ですが、時期は未定です。)