2019/08/03ボロンハンドル予告
ボロンハンドルの8月販売に向けて準備中です。販売の方法や開始時間などを巡っては様々なご意見もあるかと思います。インターネットの販売において、いつでも画面に張り付けるような方が有利であることは間違いありませんが、それで良いのかと我々も自問しないわけではありません。こちらも改善を検討しておりますが、システムを強化してもルールを守らない方がいれば元も子もありません。今回の注意事項に関しては案内告知の専用ページを作成しますので、皆様には遵守頂きますようお願いいたします。
しかし暑いですね。冬の頃から太陽が痛かったので心配していましたが、やっぱり暑い。ここまで暑いと何かしら不測な事象に出くわしそうです。皆様も気をつけて、良い休日を。








お名前: 岡野様
ロッド: msb51mlt
リール: アンバサダー 2501c
ルアー: バルサトラッド ハッスルトラッド
ランディングネット: コンクルージョン 花梨紅白
ライン: PE
コメント: 禁漁前にmsb51mltの完成ありがとうございました。 禁漁ぎりぎりでなんとか綺麗な岩魚に出逢えました。
今年はバルサトラッドとハッスルトラッドのお陰でたくさんの渓魚と出逢えたのでありがとうございます。 バルサトラッドの発売が待ち遠しいです。
岡野様ご紹介が遅くなりすみません。イワナ・ヤマメ・レインボーのご投稿をいただき、なんだかトラウトのグランドスラム達成かのように勝手に思っております。おめでとうございます!!今シーズンもたくさんの投稿お待ちしております。
本日7月19日、19時からボロンハンドルの販売を行います。
先日のランディングネット販売時にもご紹介した銘木「シャム柿」。実はこの樹種の正式名称は「ジリコテ」。その昔、ジリコテの素晴らしさを知った輸入会社が仕入れを他社に真似されないために付けたコードネームこそ「シャム柿」だったという話や、本来シャム柿という樹種は存在したものの、すでに枯渇してしまった為に用いられたのが、このジリコテなのだという話など諸説あり、調べれば調べるほど謎が深まる樹種。その幾何学的模様は、他のどの樹種にも見られない独特なものです。
こちらはブラジルの銘木チューリップウッド。その美しさからヨーロッパでは「木の宝石」とも呼ばれます。フランス王朝ではルイ15世・16世のご用達の銘木とされ、かのベルサイユ宮殿の家具調度品にも使われているのだとか。現在は数が激減していることから伐採や輸出に規制があり、その希少度は増すばかり。華やかですが派手過ぎず、品のある色彩を見れば王族に好まれるのも頷けます。経年により深みのある色合いに変化していく過程も楽しみな一本です。
ブラックウォルナットを台木に、ヨーロッパ産のイングリッシュウォルナットを接ぎ木して出来る非常に珍しい品種です。2つの異なるウォルナットの拒絶反応から生まれる激しい瘤模様と複雑な色彩は他のウッドでは出せない独特のものがあります。ただでさえ希少価値が高い樹種ですが、接ぎ木による樹種のため成長が極めて遅く、材は枯渇の一途。厳選し、カスケットのリールシートになる物ともなると、その数がいかに極僅かであるかがご理解頂けるかと思います。
画像左:ブラックマイカ(インプレス・ウッド)
ブラック(黒)・マイカ(雲母)の名の通り、鉱石色を纏う特殊な樹脂含浸杢。色合いや染まり方などはウッドの個体性質による所が多く、天然だけでも、人の手だけでも造り出す事は出来ないウッドです。人の手を入れる事で、より浮き立つ個性こそ、このブラックマイカの魅力なのだと思います。
画像右:レッドウッド瘤
深い焔色を発する「セコイア」の希少な瘤部分。世界最大とも言われる樹木の大きさとは対照的にその瘤模様は密で繊細です。
以前、書道で免許皆伝の腕前を持つ友人から「書は余白で見る」と教えられたことがあります。リールシートとして削り出し、余白を生んだスタッグ・ボロンハンドルを手に取ると、いつもその友人の言葉を思い出します。何もない空白部分から調和と美しさを見い出すのは日本人独特の美意識。「在る」ことだけが美しさではない、引き算の美学。是非ともこの繊細な美しさをお楽しみ頂きたいと思うのです。
7月19日(金)に5ft用ボロンハンドルの販売を予定しております。
本日は入荷したボロンハンドルより「スタッグ:鹿角」のご紹介でした。
その他銘木を使用したボロンハンドルも入荷しています。販売をご期待ください。