2020/11/27ベゼルトリガーとアブチューニング
欧州貴族の気品を思わせる配色のブルーグレーとゴールドの2500Cデラックス。僕がこのリールの発売したのが約4年前。思えば、この企画から2500Cによるカスケットのトリガースタイルが本気スタートしたのでした。このCDL十数台を完成させるためにどれだけのパーツ取り用の2500Cを入手したかわかりません。約2年掛かりで世界各地から集め、同時に副産物として仕上げた「カリカリチューンのアブ2500C」を買われた方は価格も程度も、今思えばとても幸運な方々でしたね。それくらい今の2500Cは入手し難いオールドリールになってしまいました。
【Ambassadeur 2500 series parts】その当時は消耗品となるパーツ類が軒並み底をついてしまって、集めるのに四苦八苦しましたが、今はアベイルさんが失なわれた部品を精度を増し、さらに軽量に、使いやすく復刻される。これが今の「トリガースタイルの渓流」を牽引する本当の大きな源だと思います。これがなければ僕は企画を思いつかなかったかも知れません。
【チューニング受付はこちら】先日、カスケットのバスタックル時代の懐かしいお客様が渓流を2500Cで始めたと聞いて、僕のリールを投げさせたら「なんじゃ、こりゃあ」と松田優作の真似をしてくれました。その方も数点はアベイルパーツは組み入れているらしかったのですが、「これは反則や」と言われました。カスケット提供のカリカリチューンをきっかけに2500Cキャスティングに目覚めたり、上手になった方は数知れずいらっしゃいます。まずは一台、このトラウトオフにチューニングに出して体験してみるのはいかがですか?








お名前:鹿沼様
コメント:シーズン終盤、木の葉と共に色づき始めた綺麗なヤマメを連れてきてくれたのはRの50S。アップストリームにおけるボトム付近の連続トゥイッチが有効となり、猛突進のバイトでした。干支カラーのグレイマウスは、視認性に優れている他、意外とナチュラルな一面も兼ね備えていてお気に入りです!目標とする大ヤマメは来期にお預けとなってしまいましたが、今シーズン活躍してくれたタックルにも感謝して無事に納竿することができました。
てしまより:鹿沼様、今年も無事に渓流を終えてなによりです。綺麗な画像とともに、今年の干支カラー「グレイマウス」をはじめとしたオールカスケットタックルでのご投稿ありがとうございます。このグレイマウスカラーの評判も良く、私が子年という依怙贔屓でもう一度ハッスルトラッドで販売いたします。週末を予定していますが、作業の進捗でまだ日時確定はできません。販売混雑はご迷惑をおかけするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
お名前:鹿沼様
コメント:梅雨の合間、雨上がりの夕方に近場の小渓へ足を運びました。少し開けた瀬尻に501をダウンでキャスト。押しの強い流れに逆らってもバランスを崩さない姿勢、そして自分の中ではヤミツキになっている「高速ウォブリング」の感触が指先に伝わって間もなく、重みのあるバイトが・・・。フッキング後は、逆流での激しいローリングにも遭いましたが、ロッドが難なく対応してくれて決着することができました。渓魚の放流が無い細流の河川で、薄朱色が印象的な居着きと思われる個体に出会えたことに大きな喜びを感じました。
てしまより:鹿沼様、素敵なヤマメに出逢いましたね。おめでとうございます。ハッスルトラッド501のご愛用ありがとうございます。これからの渓流インジェクションミノーを考えた際に、真っ先に取り掛かったのが1フックのtype-501なんです。トラブルレスで源流アップにもベリーフックがないのにも関わらず、本流にも使える安定したただ巻き性能。是非皆さんにも体験してほしい。
お名前 永森伸一様
てしまより:「花崗閃緑岩とヤマメ」と題された写真。そう言われてみると擬態。似ております。ずいぶん前に「ヤマメは渓の欠片(かけら)」というコラムを書いたことがあります。同じ魚であってもここまで個性差があるのは渓流魚ならではないかと思うのです。渓流釣りって楽しい趣味です。永森様、いつもありがとうございます。
銘木とジュラルミンの造形美、それでいて機能的に使える釣道具。最近は海外でも姿形、構造的にも模造品が出ていますが、特許とかは取得していないのでどうしようもありません。日本が生んだ渓流の道具としてお使いの皆様にカスケットのオリジナルとしてベゼルグリップを広めていただけたら幸いです。もうじき販売を開始します。(13時から15分、30分まで段階的にパスワード優先がありますが、13:30以降は一般の方でも購入できます。)
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