2021/02/15コンクルージョン サクラカーブ・栃瘤
本日は2月16日に販売予定のコンクルージョンより「サクラカーブ・栃瘤」をご紹介します。そのなめらかな木肌と光沢から「木のシルク」とも称される「栃:トチ」。
有名なのは「縮み杢」ですが、その美しさはさらに激しい構造変化を起こした瘤材であっても失われることはありません。光を受けて輝く杢肌の中に、小振りで控えめな瘤模様が点在する様はなんとも奥ゆかしく日本的。
フレームは古今東西あらゆる銘木と抜群の相性を持つウォルナット。中間層にはカーリーメイプルをあしらい、極めて上品な佇まいです。
樹齢800年を超えるものも存在し、古くは縄文時代から日本人と関わりがあったと言われる「栃」。自らも静かに主張しながら「主役は魚だぜ」とでも言わんばかりの表情に、なにか余裕のようなものすら感じる1本です。







長らく部屋の壁、私の背中で飾りとなっていたネットを、ついに本気で抜く時がきた。
本日は2月16日に販売予定のコンクルージョンより「サクラカーブ・黒柿」をご紹介します。
数万本に一本とも言われる確率でしか出現しない「墨流し」を纏う柿の木。その独特の模様は柿の木が地中のタンニンを吸い上げ、化学変化を起こしたものとも言われています。
この黒色の中にも絶妙な濃淡があり、描かれる模様はまさに水墨画のよう。華やかさとは対極にある侘び寂びの美しさがそこにはあります。
フレームの表裏には「唐木三大銘木」に数えられる希少杢「鉄刀木:タガヤサン」を使用。その硬さと重さはまるで「鉄の刀」のようである事からその名がついたと言われるミャンマー原産の重厚なる銘木です。
フレームの中間材はカーリーメイプル。密に模様の出た美しい部位をこれでもかと使用し、ブラックフレームとのコントラストが黒柿の存在感をさらに引き立たせています。偶然が生み出す自然の芸術「黒柿」。古来より伝統工芸品や茶器等に使用されてきた日本が誇る銘木の最高峰です。
名前:兼井 達也
ロッド:レボリュ-ション55 ベゼル1ピース
リール:18ステラ2000HGS
ルアー:エミシ50S
ランディングネット:コンクルージョンST26、ST30
ライン:
コメント:夏の雨が続いていた頃の釣果です。
いつもの渓流がかなりの増水で遡行もままならない状態でした。
しかし、増水時は普段出ない魚が出るものです!
コンクルージョンST26では納まりきれなかったヤマメです。
コメント:2020の渓流最終日は、いつもの東北の渓流へ。
良い色に色付いたイワナです。
1ピースロッドが欲しくてレボリュ-ションを9年前に購入しました。
ベゼルとの組み合わせで今でも大好きな道具です。
パックロッドも欲しいですが!
兼井様、毎年投稿をくださってありがとうございます。雨が呼んだ大ヤマメ、お見事です。ベゼルグリップに1ピース。昔一押しだったスタイルです。今は送料がやけに高くて企画できません。・・・・(汗)大事にしてください。
2月16日販売予定のコンクルージョンより「モンスターサイズ・クラロウォルナット瘤」をご紹介します。この樹種の魅力は何と言っても2種類の異なるウォルナットを接ぎ木する事で生まれるドラマチックな表情。部位により赤、紫、緑、茶が入り混じる複雑な色彩、荒れ狂うような瘤模様はこの樹種特有のものです。
この美しさを一目見れば、かのアストンマーチンやフェラーリ、マセラティなど名だたる名車たちのインパネとして使われてきた理由がよく分かります。ただ基本的にはその複雑な繊維構造のこともあり、薄くスライスした突き板として表面のみに使うのが定石。
しかしこのモンスター、他に類を見ないほどの面積、厚みでクラロウォルナット瘤の塊から削り出されているのです。激しい瘤材が含む危うい部位を避けながら、最も美しい部分のみを最大の面積で使用する職人の技術とセンス。これは並大抵の事ではありません。
職人ヤマギシトモヒロ氏は、じつに木取りするため木と会話するのに一ヶ月、時にそれ以上の時間を費やすこともあると言います。その費やされた時間こそ、この一本が持つ最大の価値であると言えるのです。美しさに隠された職人の魂を感じて頂ける、限りなく贅沢な一本だと思います。