2021/05/245ftボロンハンドル販売会
5月27日に5ft用ボロンハンドル(トリガー仕様)の販売会を行います。今回は「Cマイル」を使用した優先販売を行わせて頂く予定です。本日は、その中からひときわ珍しい樹種をご紹介。
1本目は「黄楊瘤」。黄楊(ツゲ)は驚くほど高密度で、象牙のように緻密な杢肌を持つ日本の固有変種。数十年以上の使用にも耐える耐久性、しなやかな弾力性と滑らかな肌触り、使い込むほどに飴色の艶が出る美しさから「つげ櫛」などの伝統細工が有名。歌舞伎や相撲など、日本の古典芸能にも深い関わりを持つ、まさに日本が誇る銘木です。こちらはその中でも木の繊維が突然変異を起こした「瘤」を使用した一本。ツゲの瘤材は銘木界でも極めて珍しく、一般的にほとんど流通することがない超希少材です。
2本目のこちらは「黄楊・縮み杢(ツゲチヂミモク)」。木の繊維が波打つように変形し、光を屈折させ輝く「縮み杢」を有する希少な一本。燃え上がるような黄色はえも言われぬ美しさです。「瘤」も「縮み杢」もリールシート材として使用されるのは極めて珍しい樹種で、古今東西あらゆる銘木を使用してきたカスケットでも初の入荷樹種。銘木マニアをも唸らせるボロンハンドル達です。







メイフライ、カディス、ガガンボ。とにかく大量に飛び交う虫たちに、この日の魚達は狂喜乱舞していました。
流れる虫達に混ざって、スーっとフライを水面に流す。そして一人呪文を唱えます。「ダマされろ〜ダマされろ〜。」・・・・ゴボッ!!(キターっ!)
竿全体に感じる筋肉の躍動、息遣い。そして小さくとも立派な闘志。こんな魚に会たくてここまで来たのです。
名鉤「クイルゴードン」での一尾。同じ名前を持つオリジナルフライリール「GORDON」は小径で日本の渓流魚によく似合います。
クラシック・アメリカンリールのようなルックスを踏襲しながら、各パーツの寸法は小さく、細くして再構築。
正面からみると一見華奢にも見えますが、実は各パーツに厚みを持たせることで強靭な耐久性を実現。転けて少々ぶつけたくらいではまず壊れません。(体を張って経験済み・・・苦笑)
普遍的なデザインとシンプル極まりない機構。太古から森を流れる、小さな渓の住人達に会いにいくなら、こんなフライリールが気分です。
文字通りMayflyが飛び交う5月初旬の連休。居ても立っても居られなくて、渓流に向かうもどこも人だらけ・・・。
逃げるように上へ上へと山を駆け上がっていくと、いつの間にか人の立ち入らぬような深い深い源流帯に辿り着いたのでした。
全身に緑を浴びながら深呼吸。まるで体のフィルターが浄化されていくような気分です。
この日のタックルは、SCOTTのグラスパックロッドと、ついに完成したオリジナルフライリール「GORDON」。小渓流に住む美しい渓流魚に見合うよう設計され全て手造りされる渾身の一台です。
ウェーダーはSIMMSの「フライウェイト」。軽さと透湿性に抜きん出ており、耐久性も素晴らしい。現在一番気に入っているウェーダーです。
胸に付けたチェストパック「スモールポッド」には、フライボックスをたっぷりと詰め込んで。よしっ!準備万端。
夜な夜な巻いた、銘パターンのクラシック・フライ達。さ〜て何から投げようか!! つづく
ルーカステイラーⅠ型をお持ちの方は、サイズ感覚がより掴みやすいようにⅡ型とのサイズ比較チャートを作成しました。(※全て平置きでの計測)是非参考にして頂けますと幸いです。また、ルーカステイラーをお持ちでない方もご愛用中のレインジャケットと実寸法で比較して頂けますとよりサイズ感が掴んで頂きやすいと思います。
ルーカステイラーはいずれも、フィールドで多少中に着込む可能性や、フィッシング時の動作を考慮した寸法になっていますが、ダボついて見えないよう巧みなパターンで構成されています。
