【サクラカーブ:花梨瘤/橙白】
近日、コンクルージョンの販売を予定しています。サイズは本流や湖で活躍する「モンスター」「サクラカーブ」「ビッグトラウト」の3種類。本日はその中からサクラカーブ(内径縦45/横33cm)の数点をご紹介します。
トップ画像は「花梨瘤/橙白」。燃え上がるような色彩と緻密な模様は、誰もが惹きつけられる銘木界の花形的存在です。
【サクラカーブ:クラロウォルナット瘤】
続いては「クラロウォルナット瘤」。ダークブラウンの中に浮かぶ極めて複雑な色彩とドラマチックな模様は感動的な美しさ。希少性の高さも相まって、銘木通であるほど惚れ込んでしまうのがこのウッドです。
そしてフレーム両面には「シャム柿」を惜しげも無く使い、中間層の「栃縮み杢」をサンドした極上の組み合わせ。全体をダークトーンで統一しているため派手さはありませんが、よく目を凝らすと、目玉が飛び出そうになります(笑)それほどに贅沢極まる一本。これは豪華です。
【サクラカーブ:欅杢】
こちらは日本が誇る銘木「欅杢」。強靭で狂いが少ないうえ耐朽性にも優れ、漆器や和箪笥、和太鼓、お寺の建築材など、まさに日本を象徴する物には必ずと言って良いほど使用される国内有数の素材です。荒々しくうねる杢模様と、流れる様な色調の変化はあまりに個性的。「杢」が持つ面白さを存分に味わえる一本だと思います。
そしてフレームにも個性溢れるアフリカの銘木「ゼブラウッド」を両面に使用。色調で統一しながら素材で遊ぶ、このセンス。オリーブ〜マスタードで染めたグラデーションネットには四季の移ろいすら感じます。職人の遊び心とセンスが爆発する芸術的な一本です。
【サクラカーブ:黒柿】
本日最後は、こちらも日本が誇る銘木の最高峰「黒柿」。地中のタンニンを吸い上げ化学変化を起こしたとも言われる「墨流し」はまさしく自然が作り出したアート作品。瘤材のような派手さはありませんが、凛とした静かな美しさはいかにも日本的です。
フレーム両面には「シャム柿」を使用。元々、黒柿に代わる素材として流通し始めたとも言われるウッドなだけに、この組み合わせには深いストーリーを感じます。見た目だけではない出自も含めたコンビネーションの妙。分かる人には分かる、職人のあまりにマニアックな遊び心なのです…(笑)つづく
コンクルージョンは準備が整い次第販売させて頂きます。誠に恐れ入りますが、入荷本数、樹種、価格についての事前のお問い合わせはご遠慮ください。