2019/04/05ウッドワーズ紹介
Woodwords工房探訪
先日、カスケット銘木部門であるウッドワーズ(ネイチャー&アート)の工房を訪ねてきました。カスケットトラウト創世期のリールシートはTクラフト・土屋さんのお父様によって作られ、その機械は今では山岸さんの手元にありました。
一本のリールシートを作るのに3種類の刃を使い分け、両の手のハンドルで二軸位置を変えながら木を削る。木の硬さや瘤部分の脆さを確かめながら、まさに木の声を聴きながらリールシートを削り出していくのです。(動画・トップページ参照)ボロンハンドル、ベゼルグリップはこうして木の声を紡ぐように作られているのです。
コンテナを改造して作られた工房は当初、全塗装する予定だったそうですが、ネットの網を編んでくれている夫人のアイデアで、そのまま使うようにしたのだとか。ナイスな選択でした。至る所に、とても、らしい、良い雰囲気が出ています。(つづく)
先日、カスケット銘木部門であるウッドワーズ(ネイチャー&アート)の工房を訪ねてきました。カスケットトラウト創世期のリールシートはTクラフト・土屋さんのお父様によって作られ、その機械は今では山岸さんの手元にありました。
一本のリールシートを作るのに3種類の刃を使い分け、両の手のハンドルで二軸位置を変えながら木を削る。木の硬さや瘤部分の脆さを確かめながら、まさに木の声を聴きながらリールシートを削り出していくのです。(動画・トップページ参照)ボロンハンドル、ベゼルグリップはこうして木の声を紡ぐように作られているのです。
コンテナを改造して作られた工房は当初、全塗装する予定だったそうですが、ネットの網を編んでくれている夫人のアイデアで、そのまま使うようにしたのだとか。ナイスな選択でした。至る所に、とても、らしい、良い雰囲気が出ています。(つづく)







ヤマギシトモヒロが作る、通称Y式スタッグのリールシート。構造における意匠登録済みでカスケットのボロンハンドルだけに採用されるリールシートの構造です。
このスタッグハンドルの難しい点は鹿角の模様を残しつつ、リールシートの形状に整えることです。削りすぎると白い部分が多くなってしまい、せっかく作っても製品にならないものが多数出てしまう。
こうなると人工的に模様を削って塗装するのも一つの手なのですが、カスケットではあえてそれをせずに、「Woodwords」刻印を押すことで模様を追加させることにしました。
希少木もスタッグもなかなかたくさん作ることは難しいですが、少しづつ進めております。魚の釣果も、希少品の購入に際しても、個人の運といいますか、縁を感じながら、一喜一憂も楽しみながらお付き合いいただける方が増えてくれることを切に願っています。
先の雄ヤマメを呼び込んだ幸運のバルサトラッド51HSはコレクションボックスに納まり、いつでも眺められるようにしています。
このボックスはヤマギシトモヒロがTクラフト時代に手掛けていたボックスで、一部修正してカスケットにてウッドワーズ製品として販売できるようになりました。師匠である土屋さんは本当にビール腹、もとい太っ腹であります。
先週末は、海運王と呼ばれたイギリス人が収集した絵画の展覧会「バレル・コレクション」を見に美術館へ。日本でも人気が高い”印象派”の絵画展でした。一通り作品を見たら、大好きな「展示作品集」の本を購入。毎回恒例で、もはや収集癖と言えます。(しかし絵画に詳しくはありません・・・笑)
美術品やアートと聞くとあまりに縁遠い世界に感じますが、作品を一つ一つ見ていると、そこに詰められた「夢」や「想い」は、決して特別な物でなく、僕たちが普段手にしている釣り道具達に込められた物と似ている様にも思います。
カスケットで販売する商品もまた作り手の「想い」が詰まった物ばかり。「美術作品」と「釣り道具」では物としてあまりに違いますが、共通している部分もあるのだと、「本物」と呼ばれる作品を見ればこそ感じるのです。
先日販売の「バルサトラッド」や「ウッドワーズ・凸」も現在一つ一つ大切に出荷しておりますので、ご注文頂きました皆様、ご連絡からお届けまで、今しばらくお待ち下さいませ。
【本日販売のバルサトラッド51HSと、ウッドワーズ・凸についてのお知らせ】
■ウッドワーズ・デコ凸
ディスプレイスタンド凸の販売を開始しました。今回、樹種、サイズともに豊富に入荷しています。ウッド達が持つ個性を存分にお楽しみ下さいませ。
”ウッドワーズ”の特集ページを公開しました。現在ラインナップしている商品やアイテムそれぞれについても説明していますので、是非ご覧下さい。