2019/10/21トラッドミノーシリーズ
過日の渓を振り返りながら、僕はトラッドミノー「50mm」シリーズの再編成にも取り組んでいました。木片小魚(ウッドミノゥ)作家の二人にいくつものプロトタイプを作ってもらい、同じ型を一日中投げ倒しては、流れの特性や耐性バランスを現場で確かめ、そして魚を釣っていく作業。上写真はこれからも進行予定のテストモデルで細かく分けると14タイプのミノーが用意されています。
再編成は現場でのミノーの操作感と魚の反応から、派生機種の確かな目的と機能を振り分けしていきます。その日、その時の最適な流速、状況、要素に特化させつつ、流れは複雑ですから、ある程度の汎用性のバランスや食わせる場面のスイッチの幅を広げることも重要だと思っています。
そうして今年は新たなミノーが誕生しました。それが「TRAD-R」。どういう状況が最適なのかや、アクションの質を語るのは、模倣されやすくなるので語りません。もちろん言葉での定量化は難しいのもあります。そうして僕らの狙いを紐解くのは「ミノーを買った人だけが知る楽しみ」というのもアリだと思っています。







ご投稿:小山内 薫様
コメント:いつもお世話になります。年に一度の日光湯川釣行。倒木や、ばいがもの間を2gのミノーを通すにはうってつけなACB50LS。ソフトティップで軽量ミノーがバシバシ決まるので重宝しています。サイズは26cmですが、とても綺麗なブルックなので送らせてもらいました。

お名前: 新山達也様
コメント: いつもお世話になっております、新山です。渓流最終日という事もありいつもより早起きして出発です、が車のエンジンがかからず妻から車を借りました笑
今年の春に小藤様から届いたコンクルージョンの珍しいカットから、本日の8月コンクルージョン販売会(第一弾)をスタートさせます。今一度、注意点は以下の通りです。
お名前: 小藤恒久様
その一つ、まずは1本のハンドルで複数のブランクを使えるようにしたことです。これによりブランクの不意の破損でも交換が容易に。また新たなテーパーデザインのロッドへの挑戦をハードル低く楽しめるようにしました。例えば5ftハンドルには現在、10種類のブランクから選べます。あらゆる個性と釣り方が存在する中で1匹の渓魚へのアプローチや感じ方に幅を出すことを僕らはトラウト愛、趣味だと感じています。
ブランクとハンドルの関係はいつもカメラのレンズとボディで例えていましたが、正直にいうと、ブランク性能を言葉で全て伝えることは不可能です。いくら聞いていただいても印象は使うまで人それぞれです。
それはあたかもソムリエに今から飲むワインの味を細かく(根掘り葉掘りと)聞く時間の無駄のように思います。だったらグイッと飲んでそれから語ればいい。その方が具体的だし、エスコートした女性もヤキモキしません。(笑)もし好みでなくても違うワイン(釣り方)を覚えるチャンス。
そうした、あるゆる方の楽しみを否定せず、一度は経験してから語ると新たな気づきによって、自己の趣味(釣り)を高めていければ、長い人生の中で多少の寄り道はその人の深みを増すと思うのです。