2019/10/29ニュージランド2日目
遠征パックロッド・アウトバックビリーバーのテストは順調です。スピニングといえば、音のこもらない、乾いたドラグサウンドが鳴り響くのが真骨頂。特にハーディリールのようなサウンドをチューンで再現。おかげでジャージャーうるさいくらい鳴ってます。やばいくらいの音でガイドのタイセイ君もハイテンションな声入れてくれてます!
まだ上げきれていない動画もあるのですが、とりあえず今晩の夕食はガイドのタイセイ君が焼いてくれたラムチョップ&レッグステーキ。これが絶品に美味い。道中の運転に釣り場のガイド、ポイントの解説、食事(手作り)に通訳。このすべてを若干30歳のタイセイ君がこなしてくれます。すごい若者がいたもんです。模様はインスタでも上げて行きますので、どうぞ見てやってくださいませ。
NZ STREAMS & TIDES
http://nzstfishing.com/








福岡空港→成田空港→ニュージランド航空・オークランド直行便にてニュージランドに向けて出発です。
「奥地信者」と名付けたパックロッド・アウトバックビリーバー。予定では7〜8ftクラスと6ftクラスを展開します。6ftクラスは6ftボロンハンドル対応で、ハンドルから上が4分割(印籠継ぎ)となる予定です。これは来年の少量販売に向けて開発中のブランクです。
このロッドの本懐は携帯性にあると言っても過言ではありません。さらに言うとアウトバックビリーバーは遠征の「つり旅」をテーマにしています。携帯性とオールマイティな汎用性を持たせつつ、遠征ならではの大型魚とも十分に渡り合う。そんな夢を見て作ったブランクです。
そうして今期の終盤(9月中旬)に最終のサンプルが出来上がったのですが、如何せんタイミング悪く、キャストフィーリングの確認と小型の魚は多数獲れましたが大型魚にどこまで対応するのかは証明できませんでした。こうなれば博多湾名物のシーバスで済ませるのも手だと思いましたが、、、、ゆ、夢がありませんね(苦笑)
と言うわけで、急遽、海外遠征を企画。狙いはニュージーランドのビッグトラウト!
この花は肥後体(ヒゴタイ)と言います。2012年には絶滅危惧種に登録されたらしいですが、けっこう河原や土手でも見かけるハリネズミみたいな可愛い花です。さて、楽しみにしていた週末は台風由来の大雨予報らしい。ひょっとしたら今期はもう行けないかもと思うと渇水でも無理やって行きたくなりました。
ロッドは二本に絞って出掛けました。仕上がりの遅れていたアウトバックビリーバーOBB60MS-4はボロンハンドルの上から4分割するブランクで、様々な用途を妄想して作りました。この用途についてはまた後日、できれば魚とともに紹介する予定です。
この日、渇水に加えて最終月のプレッシャーでヤマメの機嫌が悪いのか、食い付いてもポロっと逃げてしまう。業を煮やして不慣れなアウトバックからレボリューション55に切り替える。なんだか前回もこんな感じで嫌〜な(変に期待する)予感を持って次のポイントを巡ると、とりあえず今日一番のヤマメが喰いつきました。
長さはあるけど、細くて頭と尻尾だけが大きなヤマメだな・・・。なんだか目が大きくて威風に欠ける。とぼけた顔。それでも体色は高水温期のヤマメらしく、パーマークが色濃く、くっきり。ここはマクロで撮ると楽しい被写体です。
ミノーも本当は新作のTRAD50S(II型)とTRAD50SHSの使い分けを確認するつもりが、新作でないTRAD50SHSでこの日の良型が来るという間の悪さ。それでも、この渓流の中で、汗して歩けることが幸せだと思わなければならないですね。残暑厳しい九州渓ですが、あと少し歩かせて欲しい。
ね?なんか格好悪い・・・こんなこと言って、すまん、ヤマメ君。
さて全国各地の皆様から渓流最終月の有終の美を飾るようなご投稿が相次いでいます。皆さんもあと少しの渓流を安全に楽しんでください。
フィルソンのトギアックベルトが再入荷、このベルト不思議なんです。

アウトバックビリーバーの開発テスト。60、77も進行中。昨日はウグイとハスの猛攻に終わりましたが、ティップテンション、ガイドの大きさや位置設定などいくつかの改良点が見付かりました。引き続き頑張ります。