2018/05/10コンクルージョン23 栃瘤
そのなめらかな木肌と光沢から「木のシルク」とも称される「栃:トチ」。縮み杢が有名ですが、瘤材がこれまた美しい。いわゆる瘤目に加え、縮み杢のような繊維の輝きが混ざる独特の表情。一見派手さの無い白系のウッドですが、
その真価はフィールドで魚を入れた時に発揮されます。自体の主張が強くないウッドだからこそ、トラウトの持つ美しい色彩を最大限に見せる事が出来ると思うのです。
コーヘイの小話
小学校の時に教科書で見て以来、ひと際印象的だった話「モチモチの木」。最近になって「栃」こそあの「モチモチの木」だったことを知りました。
樹齢800年を越えるものも存在する栃だからこそ「山の神様」が宿るのかもしれませんね。さらにこのコンクルージョン。実はフレームが「神代欅」。この組み合わせ、ますます神々しい限りなのです。








チューニングしたアンバサダー2500Cを公開しました。ウォームシャフトを新品に交換。アベイル、ヘッジホッグスタジオなどのパーツを組み込んで調整し、キャストテストでも飛びがいいと感じました。すぐに渓流で使用できる1台です。
コンクルージョンの銘木紹介のつづき(公開は明日です。)
【カーリーメイプル】上写真左
本日はメイプル二種。メイプルといえばシロップの取れる美味しそうな楓の木ですが、古くからギターにも多用されています。同じメイプルでもカーリーやバーズアイ、キルトなど様々な模様を見せる樹種があります。このカーリーメイプルは特に美しく波目模様がはっきりとダーク調に入っています。メイプルはこの模様の出具合の良し悪しは職人の木取りによって大きく左右され、今回のカーリーのフレームが黒縁(シャム柿+カーリーメイプル+シャム柿)を回されていることから、職人「ヤマギシトモヒロ」の木取りの満足度にガッツポーズが見え隠れしているようです。
【メイプル瘤】上写真右
同じくメイプルの木なのですが、今回のメイプル瘤は本当にメイプル?と思わせるほど模様が複雑でいて、濃色、派手な印象です。こちらも黒縁(黒檀+栃縮杢+黒檀)を悩んだようですが、瘤目の美しさだけでも十分と判断し、ウオルナットに輝きのはっきりした栃縮杢で豪華かつシンプルに収め、価格も控えめに仕上げました。特筆は見た目は重厚なのに非常に軽量であることです。大きさはSTREAM30と本流あるいは湖用ですが背負っても渓流用の小型ネットをぶら下げているようにしか感じられません。
学名である「クリプトメリア・ジャポニカ」は、”隠された日本の財宝”という意味をもつ「杉」。古くは縄文時代の遺跡からも杉材を使った物が発見されているほど、私達日本人に馴染み深いウッドです。
普通は非常に素直な性質と杢目を持つ杉材ですが、瘤材となると表情は一変。山岳地図の等高線のような模様と、密集した瘤目が荒ぶるように重なる独特の表情を見せます。しかし激しく躍動しながらも、落ち着いた色合いと、滑らかな杢肌はやはり杉であり、和を感じさせる銘木です。