2018/12/22コンクルージョン・レッドウッド瘤
12月25日に販売のコンクルージョンよりサクラカーブサイズ「レッドウッド瘤」をご紹介します。この名で聞いてもあまりピンと来ませんが、実は世界で最も大きな木「セコイア」の瘤部分。驚くのは、最大100m以上にもなる巨樹であるにもかかわらず、反比例するようにその瘤目が非常に緻密である点。
瘤材はその密集度が一つの価値基準となりますが、この「レッドウッド瘤」はご覧の通り。よくもこんなに密集したな…と言いたくなるほどです。さらにアーモンド型の瘤模様や、繊維のうねりはこの樹種特有のもの。深紅の樹色も相まって、火山より流れ出るマグマのような凄みを持った、美しき一本です。








今日は昼からクルーズです。
お名前 沼田 慎司様
コメント:
てしまより
たまには自分の店で売っていないものも紹介しましょう。クルーズでもご一緒する加藤先輩に教えていただいたイタリア製の老眼鏡「ナンニーニ」¥2800なり。(アマゾンでも売ってます。)暗い場所で針作業するのがしんどくなってきたので購入。カチャンカチャンとテンプルが出現し、薄型に収まってなかなか良い。
老眼鏡がだんだん板についてきました・・・・(悲)
画像は、12月25日販売のコンクルージョンより「Big Trout」サイズの「楠瘤」。黄金の杢肌に浮かぶ粒状の瘤目と複雑な色合いが非常に美しい一本。樹種についてもまだまだお話したいところですが、本日はフレームのお話。こちらよく見ると外側フレームが左右で色違い。
今回入荷したコンクルージョンは全てが「黒縁フレーム」であるのが一つの特徴。こちらはシャム柿を使用したフレームですが、ツートーン部分を持ち手付近に当てがった職人の遊び心溢れる一本に仕上がっています。
そして注目いただきたいのが、黒縁にサンドされた中間の「縮み杢」。非常にピッチの細かい極上部位を惜しげも無く使用。見落としがちなこの部分こそ、実はフレームの表情を彩る大切な部分であるように思うのです。
主役の黒縁には「シャム柿」や「黒檀」を一切の継ぎ目なく使用。暗色の中に浮かぶ銘木たる模様はフレームひとつにも物語を与えています。販売は12月25日。ぜひご期待くださいませ。